有機農業への移行を
今日の北海道新聞に「有機農業がもうかる時代に」という記事が掲載されていた。ごくかいつまんで言うと、化学肥料や農薬を使う慣行農業とそれらを使わない有機農業を比較したところ、経済面でも作業面でも有機農業の方が優位だという結果になったという。ただし、これは小麦栽培での比較なので、他の作物の場合も当てはまるのかどうかは分からない。しかし、肥料や農薬が高騰している昨今は、有機農業がもっと注目されていいのではないかと思う。
私自身、農業のことは詳しくないが、農業を経済面や作業面だけで考えるのはもちろん誤りだ。農薬は健康面でも環境面でも悪影響しかない。たとえば、輸入小麦の場合、グリホサートという農薬が使われており、発がん性などの健康リスクがあると指摘されている。グリホサート問題についてはこちらの記事参照。
日本は2017年にグリホサートの残留基準値を大幅に緩和したこともあり、国内に流通している輸入小麦にはグリホサートが残留していると考えて間違いない。小麦に含まれるグルテンのアレルギーなどを理由に小麦は食べるなという人がいるが、私は輸入小麦に含まれるグリホサートがアレルギーを増やしているのではないかと考えている。
幸い、日本の小麦からはグリホサートは検出されていないようで、パンの好きな私は、道産小麦でパンを焼いている。薄力粉、ホットケーキミックス、パン粉なども道産小麦を使ったものを選んでおり、輸入小麦を使っていそうな製品は極力避けている。
もちろん農薬の害は人間の健康だけの問題ではない。昆虫などの小動物やそれを食べる野鳥などにも蓄積されるだろう。ミツバチなどの訪花性昆虫が減ってしまえば、作物の受粉に影響する。また、化学肥料の多用は作物に含まれるミネラルやビタミンなどを低下させることが分かっている。農薬や化学肥料によって、土壌菌の働きが低下してしまうことで、土壌がどんどん痩せていってしまうのだ。詳しくは、こちら参照。
農薬も化学肥料も作物の収量を増やすことに貢献したが、健康被害や環境汚染、土壌の劣化を考えるなら使わない方がいいのは言うまでもない。
さらに、経済面、作業面で有機農業が慣行農業より優れているのなら、有機農業に移行させていくというのが当然の成り行きではなかろうか。国は有機農業を行っている農家こそ支援すべきだと思う。


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