共同出版・自費出版

2017/08/29

コンテスト商法と電子出版勧誘にご用心

 元文芸社社員のクンちゃんのブログにこんな記事が掲載されていた。

幻冬舎ルネupupか? 自費出版近況

 幻冬舎ルネッサンスがコンテスト商法を始めたようだ。コンテスト商法といえばかつて文芸社や新風舎が新聞広告を出して大々的にやっていて批判にさらされたのだが、一部の自費出版社では未だにやっている。批判されても生き延びているというのは、それなりに集客の効果があるのだろう。

 一見、良心的?と思える自費出版社でもコンテスト商法に手を染めるようになったところもある。おそらく他社と対抗するために取り入れたのだろうけれど、私の目から見たらコンテスト商法を始めた時点で胡散臭い会社としか思えない。あるいは、そんな商法に手を染めなければならないほど経営が大変だということなのだろう。

 まず、はっきりと言っておきたい。権威ある文学賞を受賞したなら確かにその作品は売れるし、著作者は作家として認められる。しかし、何の権威もない自費出版社が主宰するコンテストで入賞したところで、そもそも売れる見込みなどほとんどない。コンテスト商法などというのは、自費出版の顧客獲得のための手段でしかないし、コンテストにかかる経費だって著者から得たものだ。

 ここでは社名は伏せるが、とある出版社などはどう考えても実費以上の出版費用を著作者に請求するのに「自費出版ではない」などと説明しているらしい。恐らく、本の所有権と出版権が出版社側にあり、著者に印税を支払う契約をするので自費出版ではないと言いたいのだろうけれど、それを商業出版というのなら出版社はいくら負担するのだろうか? 出版社が全く費用負担せず顧客から利益をとる商法を商業出版だと説明するなら詐欺に近い。商業出版というのはあくまでも本を売ることで利益を出す商売だ。

 一昔前までは、自費出版といえば紙の本だった。ところが、昨今は紙の本だけではなく電子出版を勧める自費出版社も多い。電子出版ならずっと安くできるので、出版に大金を出したくない(出せない)人に勧めるのに好都合だ。で、自費出版社の電子出版の場合、数十万円程度は請求するようだが、それ位の価格なら何とかなると契約する人もいる。

 しかし、原稿を電子データで出すのであれば、電子出版などさほど費用はかからない。今は個人でも電子出版ができる時代だ。「電子出版 個人」で検索すればいろいろなサービスが出てくるし、費用は無料から数千円程度で済み、販売も可能だ。

 販売を考えないのなら、ブログで作品を発表するのが手軽だろうし、無料の小説投稿サイトを利用してもいいだろう。とにかく、スマホやパソコンで作品を読めるようにするだけならタダでいくらでもできる。

 私は自費出版の相談にときどき乗っているが、相談者の中にはコンテスト商法のことや電子出版についてどんなに懇切丁寧に説明しても、怪しげな出版社の商法に乗っかってしまう人が一定程度いる。出版社から出す方が有利だと思っているなら、完全な思い込みだ。出版社のサイトで自分の本が紹介されたからといって、素人の本を買う人がどれほどいるだろうか?

 「もしかしたらヒットするかも知れない」という夢を抱くなら、無料の小説投稿サイトで十分だ。そういうところでヒットしたなら、出版社から商業出版の声がかかる可能性もあるのだから。

 一度思い込んでしまった人はいくら説得しても無駄だし、その結果責任は自分でとるしかないのだけれど、出版社の思惑に簡単に乗せられてしまう人を見ていると溜め息しか出てこない。

 自費出版そのものを否定するつもりは毛頭ないが、「もしかしたら売れるかもしれない」「作家になるチャンス」などと期待している人は、コンテスト商法と電子書籍商法にはくれぐれも用心してもらいたいと思う。

2015/04/20

日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記③

これまでの記事
日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記① 
日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記②(追記あり 

 この顚末記は2回で終了させるつもりだったが、zih*s*uppan*氏は自分が嘘をついていたことについてまたまたとんでもない屁理屈を言い始めた。そこで、再度、zih*s*uppan*氏の虚言問題についてここで取り上げておきたい。

 以下がzih*s*uppan*氏のたまげた屁理屈である。
http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67952660.html

虚偽の説明をすることで私は何のメリットもありません。私を批判する人は、私が虚偽の説明をしたことの合理的な理由を説明すべきですが、その説明をしていません。それでは説得力を持ちません。説得力のあるない批判に意味はありません。

 これに関してクンちゃんは以下のように批判している。
http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/0c5571ec112191ca235f1872a0689ce9

刑事裁判において公判を維持して有罪に持ち込むには、警察・検察段階で慈悲が言うような要素について厳密な捜査(立件)が必要である。推理小説の世界もまた同様である。
 しかし、いま慈悲が批判にさらされているのは刑事立件を目指したものでもなんでもない、一般社会での常人同士のやりとりである。虚偽だと指摘する場合には、当該指摘が誤っていないというだけの証明で十分である。飛躍や勘違い、妄想はいいかげんにしてもらいたい。

 クンちゃんの言っていることはもっともだ。何よりも、ブログという公開の場で複数の嘘をついていたのだから、これだけでzih*s*uppan*氏の信用は地に落ちた。狼少年の言うことを人々が信用しなくなるのと同じで、嘘をつくというのは人が生きていく上で大事な信頼関係を自ら壊していることに他ならない。

 しかし、私はここであえてzih*s*uppan*氏のご要望にお応えしたい。すなわち、嘘を言い続けてきた理由についての推論を展開してみたい。

 まず、はじめに「なりすまし」問題である。クンちゃんの上記記事によって、zih*s*uppan*氏は日本文学館に原稿を持ち込んだ時点からすでになりすましをしていたことが明らかになった。そして書籍が売れて話題になった時には真の著者であるkum*suk*2*14氏の替え玉としてzih*s*uppan*氏が登場するとか、著作内容に問題があり法的手続きが行われるような場合にもzih*s*uppan*氏が著者の替え玉として法廷に立つという驚くべき約束が交わされていたことも明らかになってしまった。

 私はこれを読んで佐村河内守氏の事件を思い出した。聴覚障害である佐村河内氏に代わって新垣隆氏が作曲をしてきたことが世間に知れ渡ってしまった、あの「なりすまし」事件である。他人が作曲したものを自分が作曲したと嘘を言い続けて世間の人々を騙し続けてきたのだから、批判の嵐にさらされるのはごく当たり前のことだし、これで佐村河内氏の信用は地に落ちた。しかも佐村河内氏は本当は耳が聞こえており、虚言癖があったという。これは犯罪にはならないとしても不正であることに間違いはない。

 さて、zih*s*uppan*氏とkum*suk*2*14氏もこれとほぼ同じようなことを約束していたのだ。こんな不正が世間に知れ渡ったら佐村河内事件同様、信用は地に落ちる。だからこそ、zih*s*uppan*氏は原稿応募時から契約締結はもちろん、ブログでの説明まで一貫して「なりすまし」を続ける必要があったのだろう。

 もう一点、zih*s*uppan*氏はブログで買取り部数や買い取り価格についても虚偽の記述をしていた。これについて私は以下のように推測している。

 zih*s*uppan*氏は、2014年5月24日に私のブログに出版社名を明らかにした上で増刷契約と同じ数値を出してコメントをした。そして、それから1カ月後の6月25日に私に以下のメールを送信してきた。

はじめまして。
私は、現在、日本文学館と契約の解釈を巡って争っています。
日本文学館の解釈はおかしいということだけでなく、その営業姿勢も極めて問題があると、私は思います。
ですので私は、日本文学館と本格的に裁判で争うことになってもいいと考えています。
とりあえず私は、日本文学館との契約を巡るトラブルの経緯から今後の経過を記録するためにブログを立ち上げました。(2014.6.20)。
詳しいことは改めて報告させてもらいます。

 もちろん、この時点で私はブログにコメントした匿名希望氏であると察知した。そこで、「ブログにコメントを入れてくださった方ですね。できれば裁判は避けられるほうがよいと思いますが、ご健闘をお祈りいたします」と返信をしたのである。

 ところが、翌26日に以下の返信があったのである。

メールの返信を頂いた時、疑問に思ったのですが、
どうして、私が松田様のブログにコメントを入れたということがわかったのでしょうか。松田様のブログにいつ、どういうコメントをしたか、まったく記憶にありません。松田様のブログを改めて見て見ましたが、私のコメントはどこにも見つかりませんでした。どういうコメントだったのかを教えて頂けないでしょうか。

 しかし、この返信は嘘である。なぜならzih*s*uppan*氏はコメント投稿時に自分のメールアドレスを記載していたのだ。しかも、そのメルアドはzih*s*uppan*氏がしばしばブログで公開しているbey2014@・・・というアドレスである(このことについて私は後日気がついた)。

 なぜこんな嘘をついたのかを推理しよう。zih*s*uppan*氏はブログを開設した時には出版社名を明らかにしていない。これは恐らく出版社名の公開を出版社に対する圧力として利用したいと考えていたからである。そして、裁判をする段になれば出版社名を公開し日本文学館の営業姿勢や過去の不祥事を明らかにして糾弾しようと意図したのだろう。ところが実際には私のブログのコメントで出版社名とトラブルの概要を明らかにしてしまった。そこで、コメントした者と自分は別人であることにしたかったのではなかろうか。そのために750部だとか75%という数値まで変えようと考えたのではないか・・・。

 数値の操作については、近似値を用いたなどと釈明しているが、本の定価は1000円であり買取り価格の割合がいくらであっても計算は容易である。また、仮に分かりやすいように端数を省いて近似値を用いるとしても、それについて断り書きをするのが常識である。したがって、近似値などというのは自己正当化のための言い訳でしかない。

 こう考えるとzih*s*uppan*氏が一貫してなりすましをし、虚偽の数値を書くことには合理的な理由があると言えるのだ。

 これまで私は前述した虚偽メールのことまで明らかにしていなかった。しかし、「合理的で説得力のある説明」を求められた以上、このことも明らかにしておくべきだろう。まさにzih*s*uppan*氏は虚言癖があり佐村河内氏とよく似ている。だれが、このような者を信用するというのだろうか。

2015/04/12

日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記②(追記あり)

前回の記事 日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記①

zih*s*uppan*氏の真の目的
 zih*s*uppan*氏は日本文学館に対して何度も質問書を送付するなどして持論を主張したあと、調停を起こした。その調停についてzih*s*uppan*氏はこんな本音を漏らしている。これは私に言わせれば爆弾発言である。
【誤り7】

万が一、出版社が私の要求を受け入れて調停が成立した場合、私は出版社の悪行の数々をブログで公開できなくなります。そうすると、松田さんから「あなたは出版社の悪徳ぶりを告白すると言っていたのではないか」と言われかねません。そういうこともあって、私は、調停は不成立に終わることを企図していました。出版社は弁護士を同席させましたが、そうする必要などまったくありませんでした。お笑いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67911466.html

 zih*s*uppan*氏は、はじめから不成立にさせることを目論んで調停を起こしたというのだ。この文章から出版社の悪行の数々をブログで公開するのが目的であると分かるし、日本文学館が弁護士費用を無駄づかいしたと嘲っているのである。もちろんこうした行為は司法の濫用に他ならない。

 zih*s*uppan*氏は日本文学館の悪質商法について知っていながら契約をした。この時点で何かミスがあれば悪質商法やら業務停止という事実を利用して圧力をかけられると考えていたのではなかろうか? これが前述した企みである。そして思った通り日本文学館は請求金額のミスなどをしでかした。そこでここぞとばかりに買取り費用を半額くらいに値切ることを目論んだのではなかろうか。かといってブログでゴネても日本文学館はそう簡単に値切りには応じない。こんな値切りに応じてしまったら示しがつかないから当然だ。それで次第に出版社への復讐(嫌がらせ)に発展していったのではないかと私は見ている。

 クンちゃんも書いているが、たかだか数十万円の不払いで日本文学館が裁判を起こしたなら弁護士費用だけで赤字になってしまう。zih*s*uppan*氏もそのことを見越して、日本文学館からは提訴しないだろうとの見通しの上にゴネつづけ、時間稼ぎに調停を起こした。ただし調停を蹴った以上、いつまでも支払わないでいたなら債務不履行であり詐欺になりかねないことは理解しているようだ。

 そこで、自分から提訴すると宣言した。提訴すれば日本文学館に弁護士費用を浪費させることができるし、同時にブログで出版社名を出して悪質商法を暴露できる。つまり勝つことが目的ではない。「逆スラップ」であり、嫌がらせ訴訟だ。そう考えるとこれまでのzih*s*uppan*氏の不可解な言動は辻褄が合うのだ。

 私は1月15日の「zih*s*uppan*さんへのお返事(随時追記)」という記事の追記でzih*s*uppan*氏がゴネつづける目的について書いた。その後、kum*suk*2*14氏がzih*s*uppan*氏のブログにコメントをして本当の著者であると名乗り出てしまった。さらに覚え書きに書かれた数値の嘘も暴露した。嘘をついて読者を騙していたのであり、ペテン師であることが露呈した。 【誤り8】 

 zih*s*uppan*氏は、私とkum*suk*2*14氏による事実の暴露と批判にさらされると、今度は執拗に私やkum*suk*2*14氏の批判記事を書くようになった。まさに報復の構図である。出版トラブルとは無関係の犯罪や死刑のことをしばしばブログで取り上げているが、報復に燃えるタイプのように思える。

 さらにクンちゃんが今回の連載記事を書いた。日本文学館の悪質商法を糾弾するために私とクンちゃんを利用しようと思っていたzih*s*uppan*氏の思惑は、これで完全に吹っ飛んだのではなかろうか。

今後の展開
 zih*s*uppan*氏にとっては訴状を書くことなど朝飯前のはずだ。ところが、提訴すると何度も言っておきながら、現時点で提訴したとか答弁書が送付されたなどという記事は掲載されてない。
前回の記事の追記で私は提訴の進捗状況について質問したのだがそれも無視している。私の推測なのだが、zih*s*uppan*氏の訴状は裁判の要件を満たしていないという理由で裁判所は受理しない却下ないしは棄却する可能性もある。

 出版社はzih*s*uppan*氏の解釈による買取り金額を認めており「覆すに足る根拠」の(法的な)開示義務などはない。買取り条件が不合理で無効だという主張もしているが、zih*s*uppan*氏は自分から増刷を強く求めて契約書に同意しているわけで、「錯誤による無効」「詐欺による取り消し」あるいは「公序良俗違反による無効」に該当するとも思えない。つまり、zih*s*uppan*氏は法的根拠もない独りよがりの不平不満を持ち出して支払い拒否を続けているのではないかと思えてならないのだ。

 私の推測が当たらず訴状が受理裁判が開始されればこの論争は裁判に移されることになるが、こういう状態になってくると業を煮やした出版社から反訴される可能性もある。つまり、日本文学館による報復である。

 zih*s*uppan*氏は、自分はブログで出版社名も本のタイトルもkum*suk*2*14氏のペンネームも公開していないと開き直っている。しかし、実際のところ少なくとも出版社名に関してはあちこちでボロを出している。

 たとえば私のブログにコメントして出版社名を明らかにしているし、出版社名をタイトルに掲げた別ブログで自分の事例について取り上げているのである。だからこそ、クンちゃんも堂々と出版社名を明らかにしているのだ。そして、zih*s*uppan*氏は出版社名が明記されたクンちゃんブログを引用したりリンクさせている。つまり自ら出版社名を公表したも同然である。

 また、出版社名から私はだいぶ前に書籍タイトルやペンネームまで突き止めていた。zih*s*uppan*氏は一人で多数のブログを書いており、別ブログから「某自費出版会社とのトラブル顛末記」に自分でトラックバックを送ったり、自分の別ブログをリンクさせた自作自演コメントを書き込んでいる。それを辿っていくことで見当がついたのである。

 日本文学館(=文芸社)はこれまで、多額の費用をかけてまでzih*s*uppan*氏を訴えるつもりはなかったのだろう。しかし、ここまで事態をこじらせ調停で弁護士費用を浪費させて出版社を愚弄したのである。当初の出版社の主張通りの買取り費用のほかに、倉庫代や管理費、調停の弁護士費用、さらには名誉毀損やら侮辱による損害賠償の訴訟を提起されかねないのではないかと私はなんとなく懸念するのである。

 なぜなら、日本文学館の親会社である文芸社は、たった数十部の冊子を作成して文芸社商法を批判した故渡辺勝利氏に対し1億円もの損害賠償を求めて提訴したことがある(渡辺氏が敗訴して300万円の賠償金支払いが確定)。また元社員の小川秀朗氏の労働審判に対しても異議申し立ての報復的な裁判を起こし、小川氏は職場を去った。文芸社商法を批判した私も興信所をつかって個人情報を調べられた。怒らせると何をするか分からない。

 もし訴状が受理されなければ却下ないしは棄却されれば、法的根拠もなく買取り拒否を続ける行為は債務不履行だし、場合によっては詐欺とみなされかねない。ここまで騒いでしまったのだから、怒った日本文学館が報復的な行動に出ることもあり得る。今のうちにさっさと支払いに応じてブログを削除するのが賢明な対応だと思うが、果たしてどうするつもりなのだろう?

 さらにzih*s*uppan*氏がブログで茶番劇を繰り広げたことで、本当の著者であるkum*suk*2*14氏は法的対処も辞さない構えのようだ。

 本文中に赤字で示したように、いくつもの誤りを重ねて騒ぎを大きくしたことの責任の大半は契約者であるzih*s*uppan*氏が負わねばならないだろう。このまま支払い拒否を続けたなら、つまらぬことで悪質出版社に圧力をかけようと目論んだが故の自業自得の結果が待ちうけているように私には思える。

 最後に今回のトラブルから導き出せる教訓を記しておきたい。
1 知名度のない素人の本はほとんど売れないと思うべし。
2 本を著わす者は著作権や出版権について学んでおくべし。
3 悪質出版社ないしは悪質商法を行っている出版社とは契約するべからず。
4 悪質出版社を愚弄し嫌がらせをするのは愚行と肝に銘じるべし。
5 自分の目的のために他人を利用するべからず。
6 嘘はいつかバレると思うべし。

(終わり)

注:訴状の受理に関する記述を訂正した(4月17日)。

【4月18日追記】
 zih*s*uppan*氏は著者でもないのに著者を騙っていたことについて、実害がないから問題がないと開き直っている。虚言は大事な人間関係、信頼関係を崩壊させることをご存知ないようだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67938359.html 

 出版社はzih*s*uppan*氏の解釈での買取りを認めているのだから「覆すに足る根拠」を開示しなくても、zih*s*uppan*氏にとって金銭的な実害は何もない。販売部数と収益が比例していないので出版社の買取り条件が不合理だと主張するが、そのことはzih*s*uppan*氏にとって実害は何もない。実害のないことでよくもそこまで文句が言えるものだと思う。

 私がzih*s*uppan*氏について厳しい評価をせざるを得ない理由は、トラブルのでっちあげに始まり、実害のないことでのクレーム、複数の虚言、身勝手な主張と言い訳、出来レースの調停、他人(私やクンちゃんなど)を利用しての出版社への圧力、引き延ばしや嫌がらせとしか思えない訴訟、事実を告白した者に対する執拗な嫌がらせなど、彼の常軌を逸した対応にある。

つづく

2015/04/11

日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記①

 「某自費出版会社との契約を巡るトラブル顛末記のブログ主が巻き起こしたトラブルについてはこれまでも何回か取り上げてきたのだが、この度、元文芸社社員のクンちゃんがこのトラブルに関する検証記事を掲載した。

約束のゼニを払わん、というケース(日本文学館の増刷ファイルより)① 
約束のゼニを払わん、というケース(日本文学館の増刷ファイルより)② 
約束のゼニを払わん、というケース(日本文学館の増刷ファイルより)③ 
約束のゼニを払わん、というケース(日本文学館の増刷ファイルより)④ 
約束のゼニを払わん、というケース(日本文学館の増刷ファイルより)⑤ 

 クンちゃんの記事で新たに分かったこともあり、私も改めてこの問題について経緯や問題点について総括しておきたい。二人にしか分からない部分に関しては推測の部分も多々あるが、大筋で間違いはないと思っている。もし当事者として異議がある場合は、コメントに書き込んでいただけたらと思う。

 まず二人というのは、本の著者であるkum*suk*2*14氏(クンちゃんブログでは雲助)と、kum*suk*2*14氏の代理人として日本文学館と契約をしたzih*s*uppan*氏(クンちゃんブログでは慈悲)のことである。はじめはzih*s*uppan*氏が私のブログにコメントしたり私やクンちゃんにメールで相談をしていたのだが、その後、ブログで騒ぎ始めたことでこの問題が露呈した。

二人の不可解な関係
 著者のkum*suk*2*14氏は自分の書いた原稿を書籍として出版することで作家デビューを目論んでいたようだ。しかし職業上の事情で自分自身が出版契約をすることはできないと判断し、知人であるzih*s*uppan*氏に仮の著者として契約をしてほしいと持ちかけ、zih*s*uppan*はそれを了解した。
【誤り1】

 私はkum*suk*2*14氏から内緒コメントでこのことを知らされたのだが、にわかには信じがたいというのが正直な気持ちだった。なぜなら職務上アルバイトなどを禁じられていても「原発ホワイトアウト」の若杉洌氏のように、ペンネームでの出版は普通に行われているからだ。しかし、クンちゃんが入手した契約書からもzih*s*uppan*氏が日本文学館と契約したことは間違いない。また、クンちゃんの記事によると、kum*suk*2*14氏は自分の本がもし売れてヒットでもすることになった場合のことまで考えていたらしい。すなわちメディアに露出するようなことがあれば、著者の身代りとしてzih*s*uppan*氏が登場することまで頭に入れてのことだったらしい。

 これが二人のはじめの誤りであるが、この「なりすまし」の件についてはクンちゃんが詳しく書いているのでここでは省略する。簡単に説明するなら、契約書には本の著者であるkum*suk*2*14氏の名前もペンネームも一切書かれておらず、zih*s*uppan*氏が著作権者として契約をしたということである。そして費用はzih*s*uppan*氏が立て替え払いをし、後にkum*suk*2*14氏から受け取った。また印税はzih*s*uppan*氏の口座に振り込まれることになっているそうだ。

 ただし、不可解なことに本の奥付にある著作権者の表示はkum*suk*2*14氏のペンネームになっている。だから私はkum*suk*2*14氏が著作権者だとばかり思っていた。しかし、契約書では間違いなくzih*s*uppan*氏が著作権者になっているそうだ。増刷においてもzih*s*uppan*氏が著作権者として自分の意思で契約をしている。ということは契約書の方が正しいといえそうだ。クンちゃんは出版社側の単純ミスではないかと推測しているが、私は「なりすまし」がバレないように恣意的に真の著者のkum*suk*2*14氏のペンネームにしたのではないかと疑っている。

 「なりすまし」という不可解な約束ごとに留まらず、二人とも著作権や出版権に関して知識がないまま悪質な自費出版社と出版契約を結んでしまったこともこの問題をやや複雑にさせている。 【誤り2】

 さらなる誤りは、二人の選んだ出版社である。kum*suk*2*14氏によると、どうやら二人は契約をする前から日本文学館の悪質商法や架空コンテスト問題などについてネットで調べて知っていたそうだ。そういう出版社との契約は避けるのが普通だと思うのだが、不思議なことにそうはしなかった。

 私は文芸社から契約を迫られて迷っている人から相談を受けたら、まず提携書店の棚買い方式のことや本の所有権について説明している。この説明で大半の人は真っ青になり、あわてて契約を断るようだ。クンちゃんに相談しても似たような説明をするのではなかろうか。二人はクンちゃんや私の記事で日本文学館の悪質商法を知ったのだろうが、なぜか二人ともクンちゃんや私に相談をすることはしなかった。 【誤り3】

 kum*suk*2*14氏はいくつかの自費出版社の見積もりをとった上で費用の安かった日本文学館での出版を決めたそうだ。一方、これは私の推測でしかないが、zih*s*uppan*氏はこの時点である企みが頭に浮かんでいたが故に日本文学館での出版に反対をしなかったのではないかと思えてならない。この企みについては後述する。

 そして、初版の230部(300部のうち著者贈呈が50部、出版社取分が20部)は数カ月で売り切れた。ただし、クンちゃんが書いているように出版社が報告する販売部数は実売部数とは限らない。なぜなら提携書店に配本された本(ふつう大半が売れ残る)は出版社が買い戻すために、形式的には売れたことになっているのだ。出版社が買い戻した本は、たいていは断栽処分されてしまうのだろう。

 文芸社から出版して「540部売れた」とか、「480部売れた」などと言って相談してくる人がときどきいる。しかし、第三者の私から見たら無名の素人が書いた本がとてもそんなに売れたとは思えない。つまり、提携書店から買い戻した本は「売れた本」としてカウントされているだろうことは容易に察しがつく。もちろん、こうした買取り費用も著者に請求する出版費用に入っているのだろう。まったく著者を馬鹿にした商法である。

増刷を巡る茶番劇
 さて、二人は日本文学館から初版完売の知らせを受けたが、kum*suk*2*14氏は買い取り条件を知って増刷を断念したという(といってもzih*s*uppan*氏に著作権を譲渡してしまったkum*suk*2*14氏にはそもそも増刷契約をする権利はない)。しかし、著作権者であり本の販売にも尽力してきたzih*s*uppan*氏は、買い取り条件に合意して増刷契約に踏み切ったのだ。この判断には、それなりに売れて買取りをしなくても済むだろうとの思惑が働いたのではないかと思われる。
 【誤り4】 ところが、増刷分は思ったようには売れず、出版社の報告によれば約200冊しか売れなかったという。もっともこの200冊というのも実売部数であるかどうかはかなり怪しい。

 契約期限が終了するとzih*s*uppan*氏のところには買い取りの請求がきた。ところがその請求金額は日本文学館のミスで誤ったものだった。誤りに気付いたzih*s*uppan*氏は、このときに恐らく前述した企みを実行する決意をしたのでないかと思える。つまり、こうしたミスをきっかけに日本文学館の悪質商法を利用して圧力をかけ、買い取り費用の大幅な値切りをしようと企んだのではないかと私は疑っている。そこで持ち出したのが、覚え書き(増刷契約)の解釈である。zih*s*uppan*氏が問題としている覚え書きの文言は以下である(ただし、zih*s*uppan*氏はブログで750部を700部と、75%を80%と虚偽の数値を記載していた)。

 (残部の買取り)甲は、本件書籍の増刷部数1000部のうち750部について、契約終了時点(平成26年2月28日)で残部があった場合、甲は残部すべてを定価の75%で買い取ることとする。 

 私はこの覚え書きを読んで、「750部を上限として売れ残りをすべて買い取る」という意味だとすぐに理解した。たいていの人がそう解釈するのではなかろうか。しかし、zih*s*uppan*氏はブログで「700部から販売部数を差し引いた部数を買い取る」と解釈して契約したのであり、自分の解釈こそが正しいのだと主張して買い取りの拒否をし始めたのだ。まあ、そういう解釈もできないことはないが、それはかなり無理がある解釈だと思う。その後(今年に入ってからだが)kum*suk*2*14氏は私に、実はzih*s*uppan*氏は出版社の買取り条件(出版社の解釈)を理解していたのに、いざ買取りをする段階になって違う解釈を持ち出してゴネはじめたのだと私に告白した。なるほど、それが事実ならその後の不可解な対応も納得できる。

 こうしてzih*s*uppan*氏は増刷契約についてブログで書き始めたのであるが、私はトラブルになっていることをブログに書くというやり方は基本的に賛同できない。文芸社(=日本文学館)の場合、裁判になっても勝てるように契約書に工夫を凝らしているのであり、出版社を訴えても著作権者が勝訴するのは困難だ。従って、トラブルになった場合は和解に持ち込む方が得策である。そして和解で有利な条件を勝ち取りたいならそのやりとりは公開するべきではない。ただし、zih*s*uppan*氏には思惑があったからこそブログで公開することにしたのだと私は考えている。 【誤り5】

 ゴネはじめたzih*s*uppan*氏に対し、日本文学館は会社の生産性を理由にzih*s*uppan*氏の解釈による買取り部数を認めてこの問題の決着を図った。当然の対処だろうし、普通の人ならここで和解する。ところがそれでは思惑が達成できないzih*s*uppan*氏は、「(zih*s*uppan*氏の)主張を覆るに足る根拠がある」という日本文学館の言葉尻を捉え、その根拠の開示を求めて買取り拒否を続けるという愚策に出た。 【誤り6】 

②につづく

2015/03/08

自費出版トラブル問題で暴かれた欺瞞(追記あり)

 「某自費出版会社との契約を巡るトラブル顛末記」というブログに関しては、「zih*s*uppanさんへの反論」と「zih*s*uppan*さんへのお返事(随時追記)」で取り上げた。結論を言うと、私がこれまでに得た信頼できる情報から、ブログ主であるzih*s*uppan*氏は著者でもないのに著者を騙り、増刷契約の内容についても出版社側の買い取り条件を理解していたにも関わらず、恣意的に別の解釈を持ち出して難癖をつけて支払いを拒否し、ブログにも虚偽を書き続けていたことが判明した。したがって、私はもはやzih*s*uppan*氏を全く信用していないし、ブログを利用して不法行為を行っていると判断している。

 つまり、このトラブルというのは出版社側にはほとんど問題はなく、zih*s*uppan*氏が虚偽を言いふらして自ら勝手にトラブルを引き起こしているのだ。

 だから、私はもうこのブログのことについては何も書かないつもりでいた。馬鹿馬鹿しくてzih*s*uppan*氏の猿芝居などに付き合っていられないからだ。しかし、zih*s*uppan*氏は私が情報源を公表していないことをいいことに、「説得力がない」と私を批判していた。私が情報源を秘匿しているのは個人のプライバシーを公開することはできないからであり、裁判にでもならない限り明らかにすることはできない。しかし、証拠はしっかりと持っている。

 ところが、何と、「某自費出版会社との契約を巡るトラブル顛末記」に、私への情報提供者である本当の著者kum*suk*2*14氏が真実を暴露するコメントを書き込んだ。もちろん、kum*suk*2*14氏のコメントは、これまで私が本当の著者から説明を受けていたことと寸分も違わない。つまり真実だ事実と判断できる。以下がそのコメントが書き込まれた記事である。

 http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67837344.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67843128.html 

 kum*suk*2*14氏の一連のコメントの主張を箇条書きにすると以下のようになる。

・zih*s*uppan*氏は本当の著者ではなく、kum*suk*2*14氏が本当の著者である。
・初版費用はkum*suk*2*14氏が全額支払っている。
・増刷はzih*s*uppan*氏が自分の責任で契約し、契約当初は異議を唱えていなかった。
・契約書では著者の買い取り金額は75%であるが、zih*s*uppan*氏はブログで80%という虚偽の主張をして持論を展開していた。
・zih*s*uppan*氏は出版社の過去の悪徳商法をネタに読者を煽って支援を得、出版社に圧力を加えてきた。
・zih*s*uppan*氏は、増刷費用についての不満を公表しないという約束を反故にした。
・zih*s*uppan*氏が支払いを拒否している本当の理由は、出版社の無礼である。
・kum*suk*2*14氏は本の出版に対して出版社に恩義を感じておりzih*s*uppan*氏が出版社を提訴した場合は、出版社側の証言に立つ。
・kum*suk*2*14氏は、zih*s*uppan*氏を詐欺、偽計業務妨害、名誉毀損等の容疑で警察に刑事告発した。

 さらに驚いたのは、しばらくブログの更新を休んでいた「クンちゃん」も、ことの成り行きを把握し、kum*suk*2*14氏の主張は真実事実であると見抜いたコメントをしたのだ。久々のクンちゃんのコメントに、私は腰が抜けるくらいびっくりした。以下がそのコメントが書き込まれた記事。

 http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67841455.html 

 以下が「クンちゃん」のコメントの要旨。

・雲助(kum*suk*2*14)氏のコメントは当事者のみが知る要素が十二分にあり、事実であると判断できる。
・慈悲(zih*s*uppan*氏)が本当の著者でなく、雲助氏の言っていることが事実なら、ブログ読者との信頼関係は崩壊する。
・この件に関して近日中にブログに記事をアップする。

 さすが元文芸社社員のクンちゃんだけあって、すっかりお見通しだ。

 言うまでもなく、zih*s*uppan*氏は嘘を言ってブログ読者を騙し、事実を明らかにした私のことをさんざん批判してきたのだ。この行為は私に対する名誉毀損に他ならない。

 ということで、私はzih*s*uppan*氏を真正の詐欺師であると断言する。なぜ断言できるかといえば、証拠を持っているからだ。私は本当の著者であるkum*suk*2*14氏から著書も贈呈されているし、刑事告発した警察署や担当刑事さんの名前と連絡先も聞いている。だから証拠は公開できないが、kum*suk*2*14氏のコメントが真実であることは紛れもない事実であるは事実であると判断できる。

 私は、これまでいろいろな方から自費出版のトラブルについて相談を受けたが、zih*auppan*氏のようなとんでもない事例ははじめてだ。出版社が悪質商法で処分を受けていたことを利用して出版社に圧力をかけ、言いがかりをつけて支払いを拒否しているのだから、呆れ果てて言葉もない。調停を起こされた裁判所もとんだ迷惑だし、これで裁判を起こしたなら司法権の濫用だろう。個人が嘘を言って企業を訴えるという、世にも珍しい「逆スラップ訴訟」になるだろう。

 もしかしたらzih*s*uppan*氏は、ここまで事実が暴かれてしまったにも関わらずkum*suk*2*14氏の言っていることが事実かどうか確認できないから「説得力がない」といって否定し、開き直るつもりなのだろうか?

 zih*s*uppan*氏のブログ読者の方たちは相変わらずこんなデタラメの詐欺師のブログを訪問して「ナイス」を押している。ろくに記事本文やコメントを読んでいないか、完全に騙されているかのどちらかだろう。この期に及んで騙されていることに気づかないとは、お気の毒なことだ。

 アクセス数を増やすために相互訪問して「ナイス」を押しあうという、不純な動機による訪問ごっこをしているから、見抜けないのである。

 なお、zih*s*uppan*氏は私のこのブログもチェックしているだろうから、最後に一言いっておきたい。私に対する批判記事は名誉毀損であるから削除をしていただきたい。また、zih*s*uppan*氏は他にも複数のブログを書いているが、そちらにも名誉毀損ならびに著作権侵害の記事があるので、削除をしていただきたい。

【3月9日追記】
 この記事に対してzih*s*uppan*氏は思った通りの反応をしてきた。この期に及んでシラをきるつもりらしい。

http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67847143.html 

 zih*s*uppan*氏のトラブルはそれ自体が虚構なのだ。トラブルをデッチあげておいて、その挙句の自己正当化のために私を批判しているのだから名誉毀損が該当するだろう。また私への批判が名誉毀損になるというのは弁護士の見解であることも付け加えておきたい。

 それからzih*s*uppan*氏は、自分こそ詐欺師呼ばわりされて名誉を棄損されていると主張している。名誉毀損とは理由なく悪口を言いふらされたり公然と事実を摘示されて社会的な評価が低下した場合に適用される不法行為や犯罪である。匿名であるzih*s*uppan*氏の社会的評価など低下のしようがないだろう。名誉棄損だと主張するなら、堂々と実名を出していただきたい。

 また、事実の公共性、目的の公益性および真実性・真実相当性の要件を満たせば名誉毀損は免責される。公開のブログで虚偽を書き続けそれを信じた人たちに迷惑をかけていることについての事実の摘示なのだから、公共性や公益性は満たしている。真実性・真実相当性については、そう判断できる証拠を持っている。ついでに言っておくが、本の奥付で、著作権者はkum*suk*2*14であることを確認している。

 詐欺師なら裁判に訴えることをしないとも主張しているが、私はだからこそ「逆スラップ訴訟」だと指摘した。スラップ訴訟というのは力やお金のある者が個人などの弱い立場の者に対し嘘をついて裁判を起こす恫喝訴訟のことだ。ただし、zih*s*uppan*氏の事例では立場が逆だから逆スラップだ。嘘をついて裁判を起こすなどというのはまさに詐欺師の発想だろう。

【3月17日追記】
 この記事で用いている「詐欺」の意味は、以下の2の「他人を欺く行為」のことである。

さぎ【詐欺】
1 他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。「―にあう」「寸借―」「振り込め―」
2 他人を欺く行為。民法96条では「相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知っていたときに限り、その意思表示を取り消すことができる」とする。→詐欺罪
(出典 goo国語辞書http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/86624/m0u/ )

【3月31日追記】
 zih*s*uppan*氏が私の批判に対して弁明をしている。毎度のことだが、一回の記事で主張できることを何回にも分けて記事にしている。こういう執拗な反論・批判は嫌がらせとしか思えない。

http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67893446.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67889781.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67900650.html
 http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67901238.html 

 どんな言い訳をしても事実と異なることをブログに書き続けていたことに違いはない。以下が事実と違う点。

1.著者ではないのに、さも自分が書いた本であるかのように一貫して著者を騙っていた。著者ではなく契約者であるなら契約者と書かなければならないし、契約者であると書くことは何の問題もない。むしろ、著者と書く必然性など何もない。

2.増刷契約では「増刷部数1000部のうち750部について、契約終了時点で残部があった場合、残部すべてを定価の75%にて買い取ることとする」となっていた。しかし、zih*s*uppan*氏はブログで「増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点で残部があった場合、甲は残部すべてを定価1,000円の80%にて買い取ることとする」としていた。zih*auppan*氏は私のブログにもコメントをし、採算ラインは750部であり、買い取り価格は定価の75%と書いているのである。
https://onigumo.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-77fd.html 

 ところが、その後開設した自分のブログでは、買い取り部数および買い取り価格を700部、80%と偽り、その偽りの数値を基に増刷契約は無効であると主張していた。数値が契約書通りでなければ計算結果が違ってくるのであり、計算をしやすくするために数字を簡略化したなどと言う言い訳は通用しない。しかも、「750部」を「700部」と偽っていたことに関しては、現時点で何の弁明もない。

 以上の2点について嘘を書いたという事実は明らかだし、弁明からも嘘を書いたことについての正当な理由は見出せない。こうした虚偽を書き続けてきたことは、読者を騙し裏切る行為以外の何物でもない。

 

【4月2日追記】
 本文中の一部の語句を修正した。

 なお、出版社の主張通りに「750部を上限に売れ残った部数を定価の75%で買い取る」という条件で計算するなら、以下の「売れない方が儲かる仕組み」という主張は崩壊する。すなわち、出版社の収入は全く売れなかった場合が最も少なく、250部以上売れた場合は販売部数に関わらず同じになる。
http://blog.livedoor.jp/zihisyuppann-nihonbungakukan/archives/1010899823.html 

 つまり、数字を偽り「買い取り条件は不合理」という虚偽の主張をしていたことになる。

 

【4月3日追記】
 zih*auppan*氏は私が販売による収益と買い取りによる収益を75%で計算したことが誤りであり、契約ではそうなっていないと主張している。
http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67910516.html 

 ならば、販売収入が70%と書かれた契約書を掲載していただきたい(もちろん個人情報の部分は黒塗りで構わない)。契約書が示されれば、昨日の追記に関しては訂正する。

 ただし、契約書で販売収入が70%となっていたとしても契約時に収益の計算ができたのであり、異議があるなら契約時に修正を求めるべきことである。契約書に合意しておきながら、清算するときになってそれに気づき不合理だと申し立てるのは筋違いである。また「損失を補填するために著者が買い取るという買い取りの趣旨と整合性がとれない」という主張に関しても同様の理由で支持できない。

 zih*s*uppan*氏は出版社を相手どって裁判をするとのことなので、これらの点については裁判で争うべきことであり、これ以上言及するつもりはない。裁判での判断を報告していただきたい。

 なお、私が問題としているのは著者ではないのに著者を騙り、750部を700部、75%を70%と虚偽の数値を示して読者を欺き続けてきたことである。750部を700部としなければならない理由は何もない。本の定価は1000円であり計算は容易であるから、計算を簡略化するために近似値を用いたという言い訳は成り立たないし、たとえ計算が煩雑になったとしても事実と異なる数値を使うのは読者を欺くことに他ならない。

 虚偽が明らかになったにも関わらず言い訳に終始して謝罪・訂正しないのであるから、zih*auppan*氏のブログは信用に値しない。

【4月4日追記】
 4月3日13時14分にzih*s*uppan*氏からコメントがあり、私は16時9分に返信をした。以下。

松田さん。さっそくの追記ありがとうございます。とりあえず、下記の点のみ回答します。
>契約書で販売収入が70%となっていたとしても契約時に収益の計算ができたのであり、異議があるなら契約時に修正を求めるべきことである。
契約書では出版社の収益率は何も記載していません。契約締結時においてもその説明はありませんでした。ですので、松田さんの指摘は不適切です。
出版社の取り分(収益率)がいくらであるかということは、覚書の解釈を巡って争いになってから私が説明を求めて初めてわかりました。 契約書で出版社の取り分(収益率)について記載しているケースはないと思うのですが、どうでしょうか。
投稿: zih*s*uppan* | 2015年4月 3日 (金) 13時14分
 

zih*s*uppan*さん
>松田さんの指摘は不適切です。

 あなたはブログで「契約ではそうなっていません」(=契約では70%となっていたと理解できる)と書いていました。出版社の販売収益率が契約書に書かれておらず契約時に説明もなかったならば、私の指摘が不適切ではなくあなたの「契約ではそうなっていません」という書き方が誤りです。間違いの責任を私に転嫁しないでください。
 なお、販売収益は販売方法(たとえば委託販売をするか注文販売のみか、アマゾンなどのネット販売か)によって違ってくると思います。いずれにしても、販売収益と買い取り収益の差については契約時に確認し、納得できなければ契約時に75%という買い取り割合を訂正させるべきことであり、あとから文句をいうことではないと思います。
 この件については追記に書いたように裁判の結果を待つべきことだと考えますので、ブログで意見を言い合っても意味がありません。判決が出てから報告してください。
 それにしても、700部、70%という数値が契約書と異なることが明らかにされたにも関わらず謝罪もせず、未だに計算式やグラフの数値を直さずに掲載するあなたの神経を疑います。
投稿: 松田まゆみ | 2015年4月 3日 (金) 16時09分
 

 ところがzih*s*uppan*氏は私の返信を無視して同日20時に批判記事を新たに書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67911466.html 

 さらにこの記事の中で、以下のように書いている。

万が一、出版社が私の要求を受け入れて調停が成立した場合、私は出版社の悪行の数々をブログで公開できなくなります。そうすると、松田さんから「あなたは出版社の悪徳ぶりを告白すると言っていたのではないか」と言われかねません。そういうこともあって、私は、調停は不成立に終わることを企図していました。出版社は弁護士を同席させましたが、そうする必要などまったくありませんでした。お笑いです。 

 和解を目的としている調停を自分で起こしておきながら、はじめから不成立を意図していたというのである。このような不遜な態度は司法の濫用に他ならない。

 しかも、その理由を私の批判(しかも勝手な想像)に帰しているのである。なお、zih*s*uppan*氏の今回のトラブルと当該出版社の悪質商法はまったく別の問題であり、自分のトラブルにかこつけて出版社の悪行を公開すること自体が筋近いである。むしろこの発言は、kum*suk*2*14氏の「zih*s*uppan*氏は出版社の過去の悪徳商法をネタに読者を煽って支援を得、出版社に圧力を加えてきた」という指摘を裏付けるものとなった。 事実、zih*s*uppan*氏は別ブログで当該出版社の悪質商法を批判している。
http://blog.livedoor.jp/zihisyuppann-nihonbungakukan/

 自分で調停を蹴ったのだからその後始末は自分でしなければならないし、ブログでいくら自分の主張を繰り返したり私を批判しても何の解決にもならない。契約に異議があるなら、裁判で解決すべきである。和解を蹴り裁判も起こさず何回も私を批判する記事を掲載すること自体、ストーカー的嫌がらせ行為である。

 提訴について進捗状況がどうなっているのか、説明していただきたい。

2015/01/15

zih*s*uppan*さんへのお返事(随時追記)

 zih*s*uppan*氏のところにはもうコメントしないつもりでいたのに、昨日の記事に関連してコメントをしてしまった。そしたら、「誤った事実認識に基づいて、私や私のブログにコメントした人を批判していました。」と反論があり、謝罪してほしいとの記事が掲載された。

事実を正しく認識することの大切さ 

 いやはや、私はもうzih*s*uppan*氏のことはあまり記事として取り上げたくなかったんだ。それに、あまりに馬鹿馬鹿しい主張なので無視しようかと思ったけど、それも失礼かと思えてきた。もうあちらのブログにはコメントしないと決心したから、仕方なく自分のブログで返事をすることにした。

 zih*s*uppan*氏が事実誤認だと主張している私のコメントは以下。

ここのブログにコメントなさる方は、陰口を言う方とブログランキングしか関心のない方が大半のようですね。辟易とします。

 これが事実誤認とは悪い冗談としか思えない。zih*s*uppan*氏のブログのコメントを見れば分かるが、大半のコメントは「ポチしときました」とか「ナイスありがとうございました」とか、あとは記事と関係のない日常の挨拶など。記事に対する意見ではないから「ブログランキングしか関心がない」と書いた。

 しかもzih*s*uppan*氏はランキングを上げるために協力を依頼していると書いている。ランキング操作を自認しているじゃないか。ヤラセ同然だ。そんなことを依頼する方も、依頼を受けて応じる方もどうかしているとしか思えない。ブログの内容ではなく、操作によってランキングを上げるなど、私に言わせれば馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない。だから事実に基づいて、率直な感想を書いた。事実に基づいた感想がなんで事実認識の誤りになってしまうんだ??

 次に、私が「陰口」と書いたことを、zih*s*uppan*氏は「批判」だと主張している。陰口(=悪口)と批判の違いも理解していないようだから困ってしまう。批判とは、「1 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を―する」「―力を養う」2 人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること」であり、陰口とは「その人のいないところで言う悪釘」。そして悪口とは、「人を悪く言うこと。また,その言葉」だ。(コトバンク)

 「毎日ハッピー」さんは、ご自分のブログのゲストブックで、私のことを「了見の狭いひとのよう」とか、「被害妄想が激しい」、「世間知らず」などと書いている。私は彼女のブログには関心なく普段はチェックもしていないから、陰口だ。「心に生きる」さんも、木下黄太氏の発言が正しいかどうかの確認もせずに「ボタ山」ブログで木下氏の発言を持ち出して私のネガキャンをした。言っておくが、私は木下氏の講演会の妨害などしていない。だから、これも陰口に違いないじゃないか。

 私は批判をされることをもちろん否定しない。批判したければ大いにすればいい。何度もそう書いている。ちょっとくらいの陰口や悪口もたいして気にはしない。しかし、「毎日ハッピー」さんや「心に生きる」さんの発言は、批判ではなく陰口だからそう書かせてもらった。

 「毎日ハッピー」さん、悪口言ったっていいけどさ、第三者が見えないところでやったほうがいいよ! 公開しているブログのコメントじゃあ、いつ誰に見られるか分からないからね。相手がたちの悪い人だったら「名誉毀損だ、訴えてやる!」って言われるよ。

 それからzih*s*uppan*氏は、「私は『自分の利益のために他者を利用する』人が大嫌いです。zihさんにはそういうところを感じるので支援できません。」というコメントが事実誤認だと主張している。しかし、今までの彼のブログを見れば、自説の主張や自己正当化のために私のアドバイスメールを無断引用したり、他者のコメントをわざわざ取り上げて多数の記事を書いていることは一目瞭然。そういうところは他者を利用しているとしか思えない。また、彼のブログは自分の主張を出版社にアピールすることで有利な方向に持っていきたいという目的がありありと感じられる。だから、自分の利益のために他者を利用しているに等しいという印象を持っている。私がメールやコメントを止めたのも、利用されたくないからだ。

 「毎日ハッピー」さんだって、コメントで「我々は彼に踊らされている猿」と書いているではないか! つまり、コメントで関わっている我々は、zih*s*uppan*氏のトラブル解決のために利用されているって意味だ。なんで、私にだけに文句つけんの?

 結論。以上の理由で謝罪する気はありません。

 ああ、今日もつまらん返事で時間を使ってしまった。zih*s*uppan*さん、自己正当化もう止めたほうがいいんじゃないですか? お互い、疲れるからね。あ、余計なお世話か。

【1月16日追記】
 zih*s*uppan*氏は、相変わらず私の過去コメントをとりあげて、延々と反論をしていくらしい。意見表明だから事実誤認さえなければ勝手にやればいいが、一応、ここに彼の主張の矛盾と彼のブログの目的について私の考えを書いておきたい。

 まず、彼の主張の矛盾について。zih*s*uppan*氏は以下の主張をしている。

1 覚え書きの買い取り条件は合理的ではないから無効
2 著者の買い取り価格の8掛けは不当だから7掛けにすべき。
3 「覆すに足る根拠」を示して納得すれば支払う。

 1は支払う必要はないという主張だ。2は7掛けなら支払う。3は、納得すれば出版社提示金額で支払うということだ。無効を主張するなら、徹底して「支払わない」と言わねばないだろう。だから、彼の主張は支離滅裂で矛盾もいいところだ。

 出版社もこうした主張に頭を悩ませたようで(当然だ)、zih*s*uppan*氏にこの件で質問をしている。ところが彼はさらに質問をすることで回答を先送りしてしまった。彼は自分で解決を遅らせているのだ。

 もう一点、彼がゴネ続ける目的について考察したい。

 トラブルの始まりは、出版社の提示した覚え書きの買い取り条件は二つの解釈が可能なものだったため、出版社と著者で解釈が異なっていたことだ。出版社の主張では700部買い取ることになる。しかし、zih*s*uppan*氏の解釈では500部だ。普通、このようなことでトラブルが生じたなら、まず話し合いによる解決を探るだろう。その場合、以下の3つの妥協案が考えられる。

1 出版社が全面的に譲歩して500部買い取りを認める。
2 両者の主張の中間の買い取り部数で妥協点を探る。
3 著者が全面的に譲歩して700部の買い取りを認める。

 出版社との話し合いで1になった。つまり、著者にとってもっとも有利な条件でよいということになったのだ。著者にとっては願ってもないことだろう。ところがzih*s*uppan*氏は出版社の「覆すに足る根拠」という発言に拘り、それを開示して納得する説明がなければ支払わないと言い出した。

 せっかく出版社の全面妥協を勝ち取ったというのに、「覆すに足る根拠」の開示がいったいどれほどの意味を持っているのだろう? 著者側も具体的確認を怠って判を押してしまった責任があるのだから、こういう交渉事では些細なことに拘るのは得策ではない。大人なら相手の失言くらい目をつむるのが普通だと思う。そんな大人の対応をせず、さらに前述のような矛盾した主張を続けるから、単純なことを複雑にしてトラブル解決を自ら遅らせているとしか思えない。

 そして、「覆すに足る根拠」の開示を求めて、調停の申し立てまでしてしまった。こんなことで裁判所の判断を仰ぐというのだから、正直いって唖然とするほかない。

 なんで、これほどにまでゴネ続けるのだろう? そういえば昨年、私のブログのコメントで匿名の方からzih*s*uppan*氏のトラブルとそっくりな相談が寄せられた。時期もちょうどzih*s*uppan*氏のトラブルと重なる。そのコメントの最初に「今月、その売れ残り分の代金の支払いを要求されました。かなりの部数が売れ残りましたので、その額は64万円にもなりました。半額に割り引いて貰えないものか、交渉しようと考えています。さて、どうなりますか。」と書いていた。

 私は、このコメント主がzih*s*uppan*氏ではないかと強い疑いをもっている。なぜなら、zih*s*uppan*氏は私が書いた返信コメントを引用し、Mさんからこういう返事をもらったとブログで書いていたからだ。

 あのコメントが、zih*s*uppan*氏の本音だとするなら、彼がクレームをつけ続けている目的は買い取り金額の値引きに他ならない。自分で増刷を希望し、買い取りのリスクを覚悟で契約書に判を押しておきながら、あまりに虫がいい話しだ。まあ、値引き交渉をやるのは自由だが、そんなことは他者にアドバイスを求めるのではなく自分の責任でやってもらいたい。しかし、そんなことを裁判所に持ち込まれたら、裁判所だって迷惑なんじゃないか。

 zih*s*uppan*氏は、ブログの目的は同じような被害者を出さないためだとも言っている。しかし、調停が始まったとたん、和解の可能性があるから今は出版社名を明らかにできないと言いだした。和解で解決したなら出版社名は出さないということだろう。ならば、出版社名の公表を交渉の手段として使っているわけで、公益性というより自分の利益の方が優先ということではないか。

 というわけで、余計なお世話かもしれないがzih*s*uppan*氏に一言いっておきたい。調停になっているのに、いつまでも自己正当化したりクレームをつけ続けるのはいかがなものかと。クレーマーであることを自ら相手に示して出版社を有利にしてしまっているように思えてならないから。

 それから、あちらのブログで私の悪口を言っている人がいるようだ。私がブログに書いたことへの意見なら、直接こちらにコメントして欲しいっていっているのにね。

【1月16日追記2】
 zih*s*uppan*氏と「毎日ハッピー」氏の会話で、新たなことが分かった。

 zih*s*uppan*氏は調停での和解が不調に終わった場合、契約の無効を主張して裁判に訴えるという意向を表明している。こうなると長期戦だ。なぜ、そこまでやるのかと不思議に思っていたのだが、どうも出版社の倒産を期待している節がある。倒産すれば支払わなくてもいいという訳だ。だから裁判に持ち込んだほうがいいと考えているのかもしれない。いやはや、相手がいくら悪質出版社といえ、こうなると支払い拒否の知能犯という気がしてくる。

【1月17日追記】
 昨晩はなんだか眼が冴えてあまり眠れなかった。というのも、zih*s*uppan*氏がゴネ続けている本当の目的がはっきりと分かってしまったからだ。買い取り費用の値引きだけならまだしも、踏み倒しまで考えていたと知って、もう言葉もない。

 それだけではない。そんな意図を知りながら、延々とzih*s*uppan*氏をかばい続けている「毎日ハッピー」氏と、意図は知らないまでも擁護し続けている「心に生きる」氏。彼女たちは、自分が何をしているのか分かっているのだろうか? なんだかもうあちらのブログは末期的に思えてきた。

 あちらのブログに「シロサギ」を名乗る方から以前コメントがあり、昨日またコメントが入っていた。「シロサギ」氏は、zih*s*uppan*氏の行為を「支払い詐欺」、略してシラサギだと言っている。「シロサギ」氏のコメントをはじめて読んだとき、いくらなんでも詐欺というのは言いすぎだと思った。しかし、今はそう思っていない。zih*s*uppan*氏のやっていることは債務不履行であり、度が過ぎれば詐欺とも言えるようなことだからだ。

 私はこれまで著者側の立場で悪質出版社の批判をしてきたから、著者のことを悪く言いたくはない。しかし、zih*s*uppan*氏のやっていることは常軌を逸している。一歩間違えば犯罪行為だ。それを知ってしまった今、黙っていることは犯罪に手をかすことになりかねないし、彼に協力している人たちは巻き込まれかねない。だから、あえてこういうことを書くことにした。

 「シロサギ」氏は、「これ以上、読者を巻き込むなよ 今後、出版社が警察に被害届を出せば、このブログでオタクに賛同する内容のコメントを寄せている読者たちに、“詐欺罪の教唆若しくはほう助”の嫌疑がふりかかることになってしまうことも配慮しろや(笑)」と書いている。

 “詐欺罪の教唆若しくはほう助”なんてあまりに馬鹿げていると思う人がいるかもしれない。しかし、私はもはやそうは思っていない。シロサギ氏の警告を無視してしまうのは実に危険だという気がしてきた。

 だから、ここではっきりと言っておきたい。zih*s*uppan*さん、自分の利益のために、もうこれ以上、善良な支援者や読者を巻き込むのは止めなさい! zih*s*uppan*さんのやっていることは悪質出版社との闘いなんかじゃないよ。出版社に圧力をかけていかに値切るか、願わくばいかに踏み倒すかということだよ。下手したら犯罪行為だよ。「シロサギ」さんの言っている通りだよ。「「毎日ハッピー」さん、そんなことに手を貸していいの? 心に生きる」さんも早く気づかないと!

【1月18日追記】
 itoshiki_Yanさん、私のこの記事見てるかな? あなたはいつも的確で賢明な意見を言っておられる。でも、「シロサギ」さんのコメントについて、脅迫だとコメントしていた。そうかな?

 この記事の追記で書いてきたように、今となってはzih*s*uppan*氏は策士としか考えられない。被害者ではないのに、被害者のふりをして同情と賛同を集め、出版社にゆさぶりをかけている。そのために私や「クンちゃん」、文芸社被害者の高村明子さんまで利用している。

 zih*s*uppan*氏は、出版社の人から「詐欺で告訴もしたい」というようなことを言われたと書いていた。出版社は当然、このブログや「毎日ハッピー」さんのブログもチェックしていて記事やコメントも保存しているはずだ。だから、zih*s*uppan*氏を詐欺容疑で告訴する可能性は否定できない。zih*s*uppan*氏がこの問題を裁判所にまで持ち込んじゃったから、その可能性はさらに高くなってしまったんじゃないかという気がする。

 私は「シロサギ」さんが誰なのかもちろん分からないし、出版社の関係者である可能性も否定はできない。でも、出版社の関係者だったら、警告ぜずにいきなり告訴しちゃうと思うよ。それに、出版社の関係者による脅迫だったら、zih*s*uppan*氏のブログにIPアドレスを残すような馬鹿なことはしないと思う。私は、脅迫なんかじゃなくて第三者による警告だと思っている。

 「毎日ハッピー」さん、「心に生きる」さん、私のこの記事、読んでますか? はっきり言って「毎日ハッピー」さんは、彼にいろいろアドバイスして彼の犯罪的行為に加担している。これは教唆になりかねない。「心に生きる」さんは、私やitoshiki_Yanさんの意見を無視して彼の擁護をしている。場合によっては「ほう助」とみなされかねない。

 でも、今、彼と決別して意思表示したなら、二人とも騙されていたってことで済む可能性が高い。だから、私はここで警告をしておくからね。あとは個人の責任だ。賢明な判断をなさった方がいいと思う。

 それから、詐欺罪は親告罪じゃないから誰でも刑事告発できる。未遂だって詐欺罪は適用される。でも、私は善良な「毎日ハッピー」さんや「心に生きる」さんまで巻き込みたくないから今の時点では告発をする意思はない。ただし、この件で私に対して嫌がらせや脅迫などがあれば気が変わるかもしれない。

【1月19日追記】
 zih*s*uppan*氏へ。

 zih*s*uppan*氏は複数のブログを開設し、私のブログ記事を無断転載したり無断引用するという著作権侵害をくり返している。転載元のURLを入れればいいというものではない。部分的に引用する場合もルールが定めらており、zih*s*uppan*氏の引用の仕方は違法だ。削除してもらいたい。物書きなら、著作権法くらい守ってほしい。

 またzih*s*uppan*氏は出版社あてに送信したメールにおいて、私を含めた複数の宛先をCCとして複数回送信した。これによって、出版社を含め、知らない人に私のメールアドレスが知られることになった。これはプライバシーの侵害である。著作権侵害、プライバシー侵害は不法行為として損害賠償の対象となるし、著作権侵害は犯罪として告訴できる(親告罪)ことを付記しておく。

 私は死刑反対だし厳罰主義じゃあない。でもzih*s*uppan*氏は厳罰主義だったよね。塀の中がどんなところかもよ~く知っているはずだ。一度、ご自分の信条である厳罰を経験したほうがいいかも知れないと思えてきた。

【1月20日追記】
 1月16日、18日、19日にココログに内緒コメントをされた方へ。

 18日のコメントを読んで、私は二晩考えた。そして、詐欺行為に加担したくないから、これだけは書いておくことにした。

 あのコメントの内容が本当なら、zih*s*uppan*氏は真正の詐欺師だ。700部の買い取りをすべきであることをここに指摘しておく。

【1月21日追記】
 本日、ふたたび同じ方から内緒コメントがあり、これまでの内緒コメントは事実であると伝えてきた。この方は名乗られており、告発と受け取れる内容だ。事実であればこのコメントはzih*s*uppan*氏が700部の買い取りをしなければならないことを証明する極めて重要な証拠になる。もっともこのことは19日に出版社の担当者に電話しているので出版社は知っているそうだ(松田注:もし電話していないなら、当該コメントは恐らくzih*s*uppan*氏が真正の詐欺師であることを証明する極めて重要な証拠になると思われる)。

 非公開を求められているのでこれ以上の具体的内容は明らかにできないが、刑事事件になれば捜査機関はプロバイダーに開示請求をすることができるだろう。

【1月22日追記】
 zih*s*uppan*さんへ

 明日は待ちに待った調停協議だ。結果報告を楽しみにしている。もちろん「覆すに足る根拠」が示されなかったら、裁判だよね。勝つことより出版社の悪質性を暴くために最後まで闘う信念のようだからお手並みを拝見したい。

 仮に和解が成立したとしても、ブログを書いている目的は「公共の福祉」であり、同じような被害者を出さないことだそうだから、ブログは永遠に残しておかないとね! 和解したから削除なんてことにしたら、嘘を言ってたことになる。

 でも、もしzih*s*uppan*さんが「猿芝居」を自覚しているなら、ブログを削除したほうがいいのかもしれない。どっちみち出版社はブログ記事を全部保存しているだろうから削除したところで証拠は手にしているはずだ。

 「毎日ハッピー」さんも、「心に生きる」さんもzih*s*uppan*さんの真の姿を見抜けずに未だに騙されているようだ。何も気づかずにブログランキングに協力している人たちもいる。あまりに気の毒だ。とは言え、今まで私のアドバイスを一切無視してきたzih*s*uppan*さんのことだから、私が何を言っても無駄なんだろうとも思うけど。

 それから著作権侵害やプライバシー侵害を指摘したけど、関東在住のzih*s*uppan*さんを民事で提訴なんてメンドクサイことはするつもりはない。たとえ勝っても交通費の方が高くつきそうだ。だから私の記事の無断転載や引用も大目に見る。でも不法行為はしない方がいいということだけは言っておく。

(独り言:内緒コメントさんの言っていることが本当なのかどうか、私には分からない。本当と思える部分とちょっと信じがたい部分があるからだ。でも、本当ならすでに出版社はことの真相を知っているはずだ。嘘だったら出版社は19日に電話を受けていないだろう。いずれにしても、あとは出版社の判断に任せるしかないだろうな・・・)

【1月23日追記】
 zih*s*uppan*さんにもう一度言っておきたい。支払うべきものは支払って決着させ、ブログを削除すべきだと。この件であなたは多くの人を巻き込んで迷惑をかけている。たぶん出版社はすべて知っているのだから。

(独り言:今日、内緒さんのコメントをもう一度読みかえした。私は正直いって、最初にそのコメントを読んだときにはzih*s*uppan*氏がなり済ましでコメントしてきたのだとばかり思った。なぜならzih*s*uppan*氏は過去にも嘘をついたり自作自演コメントをしていたから。でも、「やっぱり事実かもしれない」という思いも同時にあり、私はここ数日混乱しかなり悩んでしまった。そして、いま一度コメントを読み返し、やはり内緒さんの書いていることは本当のことだとかなり確信にちかい感触を持っている。事実は小説より奇なりという言葉を実感している。)

【1月24日追記】
 zih*s*uppan*氏は調停の結果をブログで報告すると明言していた。

決意表明(追記あり) 

 つまり最低限でも合意に至ったか否かを報告するとしていたのだ。ところが、その決意表明からたった二日で約束を反故にした。

 出版社はzih*s*uppan*氏が700部の支払い義務があることを自覚していながらゴネ続け、踏み倒しまで考えていたことを調停前に知っていた。結果として「覆すに足る根拠」など何の意味も持たなかったのではなかろうか。すなわち、zih*s*uppan*氏の非が調停で認められてしまったので、結果の公開を止めたのではないかと私は思っている。

 なお、内緒さんのコメントは事実であることが確認できたのでここに記しておく。

【1月27日追記】
 1月24日の追記で、「約束を反故にした」と書いたが、後に
結果を公表したので、これについては取り消しをする。

 調停協議でzih*s*uppan*氏は値下げ交渉を蹴り不成立となったそうだ。これを受けて今後の選択肢は、①出版社の請求通りに支払う、②裁判を起こす、③踏み倒す、のいずれかしかない。③の場合はもはや詐欺と言えるだろう。

 なお、たとえ出版社が倒産したとしても債務が消失することはないと思う。

【1月28日追記】
 zih*s*uppan*氏は、私の過去記事のコメントを持ち出して交渉をブログで公開することを自己正当化しているが、錯誤があるので説明をしておきたい。zih*s*uppan*氏が持ちだしたのは
「次のライバルは幻冬舎ルネッサンスか?」という記事のコメントでの私の以下の発言。

α様
確かに、悪質な出版社は批判者つぶしを行なっているように思いますし、今では批判している人は私ひとりくらいになってしまいました。でも、出版社側は私の批判に対し、きちんと言論で反論しようとしません。これこそおかしいですね。
言論だけでは何も変えられないでしょうか? 「おかしさ」に気づいて交渉し、被害を回復できる著者もいるでしょう。著者が自分の感じたおかしさや、出版社との交渉などを公にすれば、出版社にとっては大きなダメージになります。もっとも、著者に口止めしてしまう出版社もあるでしょうけれど、そういうことも公共の利益のために毅然と公にしていくべきでしょう。すべての著者が泣き寝入りするわけではありません。
そういう著者が増えていけば、悪質な出版社も軌道修正せざるをえないのではないでしょうか。
同様の出版形態を行なっていたものの、請負契約に変えてきている小出版社もあるようです。「公募ガイド」に広告を出している出版社の顔ぶれも変わってきているようです。批判を受けて変化がでてきていると感じています。
Posted by 松田まゆみ at 2009年01月15日 08:32

 ここでは交渉の最中にその内容を公にすべきと言っているわけではない。交渉後のことである。だから和解条件として「著者に口止めしてしまう出版社もあるでしょう」と書いている。私も文芸社との交渉経緯を公開したが、もちろんそれは問題が解決してからだ。その際も、担当者のメールなどは一部引用にとどめている。幻冬舎ルネッサンスとトラブルになった酒井日香さんもトラブルのことをブログに書いたが、最終的な交渉は非公開とし和解の結果だけを公表した。初版の売れ残りを無償で著者に渡すという結果は、幻冬舎ルネッサンスの著者に利益をもたらすことにつながった。

 私は基本的に交渉時にその内容をオープンにすることは愚であると思っている(裁判になった場合はその限りではないと思うが)。交渉中にその内容を公にしたなら出版社は柔軟な対応ができなくなる。

 zih*s*uppan*氏がブログでやっているのは、公開を利用した出版社への圧力である。

2015/01/14

zih*s*uppanさんへの反論

 ある自費出版会社とトラブルになっていてそのことを「某自費地出版社との契約を巡るトラブル顛末記」というブログに書いているzih*s*uppanという方がいる。彼ははじめ私にメールでアドバイスを求めてきた。私は自費出版被害者の相談に乗っている立場ということもあり、基本的には相談者のブログにコメントをしないことにしていた。しかし、彼が私のメールを勝手にブログに掲載したり、私のメールの一部を利用してヤラセコメントをしたなどのことがあり、メールでの対応は断ってコメントをするようになった。

 しかし、彼の主張はあまりに矛盾だらけの上、全面的に譲歩している出版社にクレームを付け続けているので、私は彼のブログにコメントをするのを中止した。ところが、彼は最近になって私の過去のコメントを取り上げて、また理屈をこねている。しかも、その主張には肝心なことが書かれていない。

 私は彼のブログにコメントをして意見交換するつもりは毛頭ない。しかし、あのような一方的な発言を放置しておくのは間違いを拡散させることにつながりかねない。そこで、自分のブログで反論をしておきたい。

 反論をする記事は以下。

松田まゆみさんへのコメントへの返信 その3 
Itoshiki_Yanさんへのコメントの返信 その13 

 これらの記事でzih*s*uppan氏が取り上げている私のコメントは以下。

私のメールでの私信を許可なく公開するブログ主さんの非常識さに呆れかえりました。何が「公共の福祉」のためですか! 単に自説を開陳するためではないですか。そもそもメールで私に意見を求めてきたのはブログ主さんの方です。しかもブログ主さんは私のメールの一部を抜き出して自分のブログに匿名で「ヤラセ投稿」しました。増刷のリクエストというのは出版社に増刷させるための自作自演だったのではないのかと勘繰りたくなります。それから、ブログ主さんは私と手を切ったと「毎日ハッピー」さんと(彼女のブログのコメントで)会話していたのではありませんか? それにも関わらずまた私にメールで意見を求めてきました。ただし、コメントが消えるのでこの記事の削除は求めません。このコメントも削除しないようお願いします。「鬼蜘蛛おばさん」こと松田まゆみより。

 zih*s*uppan氏は、名前を公開していないのだからメールの一部を無断転載するのは問題ないと主張している。しかし、彼は「毎日ハッピー」さんのブログのコメントで、私のアドバイスメールの一部を転載して相談をした。zih*s*uppan氏と「毎日ハッピー」氏は私のことを「陰のアドバイザー」と称していた。そしてzih*s*uppan氏は「陰のアドバイザー」は詐欺で出版社を告発したとも書いていた。

 出版社は当然のことながらzih*s*uppan氏や「毎日ハッピー」氏のブログをチェックしていると推測できる。「詐欺で出版社を告発した」ということから、自費出版社は「陰のアドバイザー」が私のことであると容易に特定できてしまう。しかし、トラブルに関して誰と相談しているかなどというのは公にすべきではないというのが私の基本的姿勢だ。しかも「毎日ハッピー」氏は「告発」ときいて私が民事訴訟を起こし敗訴したと勘違いをした(事実は刑事告発をして不起訴になったである)。

 だから、私はzih*s*uppan氏にこれらのことを伝えてメールで抗議をした。それに対して、zih*s*uppan氏からはお詫びと言い訳のメールが送信されてきた。

 お詫びがあったので二度と私的メールを公開することはないと私は理解した。それにも関わらず、彼は再び私のメールを無断でブログに転載したのだ。このような事情があったからこそ、私は上記のコメントをした。しかし、彼の反論にはこの肝心な経緯が全く書かれておらず、自己正当化のみだ。

 それから、zih*s*uppan氏は「私と手を切った」という発言をしていないから、私の勘違いだと言っている。これについて検証する。zih*s*uppan氏は「毎日ハッピー」氏のゲストブックで以下の会話をしている。

【毎日ハッピー 2014年9月5日(金)午後6:22】
同じような被害者を作らないための公開質問でしたね。ことの成り行きをみんな心配して、あるいは、好奇心で、野次馬根性で、見ています。なので、アドバイスも公開する必要があります。同じようなことで、今後悩む読者がいないように。

それから、私は出版社も見ているという前提で、書いています。
出版社が、それを読んでくれれば、もっと早くスムーズに解決できます。
つまり、手の内を見せて。相手の降参を促しているのです。

その影のアドバイザーは了見の狭いひとのようです。
ちょうど手を切るのに、いいきっかけになりましたね。

失敗した人のアドバイスより、成功した人のアドバイスに耳を傾けたほうがいいと思います。

 これに対するzih*s*uppan氏の返信は以下。

【zih*s*uppan 2014年9月5日(金)午後11:46】
ありがとうございます。
毎日ハッピーさんのご指摘の通りです。
メールでのやり取りだけでは出版社のいい加減さは改まりません。
私が出版社とのメールのやり取りを公開したのは、出版社にそのいい加減さに気づいてもらう意味がありました。
出版社は、私のブログを見て、ある程度はその愚かな対応を反省しているはずです。
また、毎日ハッピーさんを筆頭とする強力な支援者がいることで迂闊なことはできないはずです。
ご支援ほんとうにありがとうございます。

 たしかにzih*s*uppan氏自身は「私と手を切った」という発言をしていない。しかし、「毎日ハッピーさんのご指摘の通りです」と全面的に肯定しているのだ。だから、私はコメントで、「ブログ主さんは私と手を切ったと『毎日ハッピー』さんと(彼女のブログのコメントで)会話していたのではありませんか?」と書いたのである。それを私の勘違いだけで済ませてしまうとは驚きだ。

 それにしても「毎日ハッピー」氏の「その影のアドバイザーは了見の狭いひとのようです」とか「ちょうど手を切るのに、いいきっかけになりましたね」、「失敗した人のアドバイスより、成功した人のアドバイスに耳を傾けたほうがいいと思います」と言いう発言を全面的に肯定しておきながら、また私に相談をするという態度は実に不快であることを付け加えておきたい。

 もう一つ、当該記事にコメントをしている「心に生きる」さんにも反論をする。

 「心に生きる」さんは「ボタ山」というブログのコメントで私とやりとりしたことをここで持ち出してきている。「ボタ山」でのやりとりに関し、「ボタ山」ブログで意見交換すべきではない内容なので長崎さんのブログにコメントをしようとしたが、長崎さんのブログはコメントが閉じられていた。そこで、私のブログに意見を書いてほしいとコメントで伝えた。

 ところが、「心に生きる」さんからコメントは来ていない。それにも関わらず、またzih*s*uppan氏のブログのコメントでその件を持ち出して私(松田)の勘違いだとか、反撃が凄かったなどと主張している。「勘違い」に関して意見交換しただけなのに・・・。

 「心に生きる」さんの反論(というか言い訳)もなかなかのものでしたが、私の意見だけが反撃ですか? しかも私のコメントはブログ主によって削除されているのに、まだ不満がおありでしょうか? ご自分の主張に自信があるのなら、こんなところで不平を言っていないで私のブログにコメントをしてください。

 それから「心に生きる」さんは木下黄太氏の発言を基に、私を批判している。私に敵対意識を燃やし、私のネガティブな情報を探すためにネット検索でもしたのではありませんか? 私と意見交換するのではなくネガキャンで対抗するのであれば、大変残念な姿勢だと思う。

 木下黄太氏に関して言うならば、私に限らず少しでも批判的なことを言った人に対して「名誉毀損」とか「告訴」などと言っている人だ。しかし、裁判を起こしたことは一度もない。私の木下氏批判と木下氏の反論の両方を読んで、木下氏の主張の方が正当だと理解してこのような批判をするなら分かるが、何の検証もせずにネット情報から木下氏の発言のみを持ち出して私のネガキャンをすることに驚きを禁じ得ない。

 なお、「ボタ山」ブログは(株)日向製錬所と(有)サンアが主婦の黒木睦子さんを提訴したことに関して、黒木さんの発言の揚げ足取りをしたり、不正確な情報を書いているブログだ。私はこの裁判は原告らが黒木さんの口を封じるために起こしたスラップ訴訟だと思っている。そして「ボタ山」ブログは原告らの関係者による情報操作ブログだと考えている。このようなブログに賛同的なコメントをすることは「心に生きる」さんの品性に関わるのではないかと懸念する。

2014/10/25

初版で儲け、増刷でも儲ける悪質出版商法

【2015年1月23日追記】この記事で取り上げた「某自費出版会社との契約を巡るトラブル顛末記」の著者に関しては、700部を買い取る責務があることが分かっていながら支払いを拒否し続け、踏み倒しまで目論んでいることが判明したことをここに記しておく。したがって、この事例に関しては出版社には大きな落ち度はない。以下の記事(特に追記)を参照いただきたい。
zih*s*uppan*さんへのお返事(随時追記) 

**********

 今、とある出版社と増刷契約を巡ってトラブルになっている方がいる。以下がその方のブログ。

某自費出版会社との契約を巡るトラブル顛末記 

 契約形態はいわゆる共同出版タイプ。今では共同出版という用語はあまり使われなくなり自費出版という言い方になっているが、従来から行われている制作請負契約・販売委託契約による自費出版ではない。商業出版と同様に、本の所有権や出版権を出版社に設定し著者には売上金ではなく印税を支払う契約だが、出版費用は著者が負担するというタイプだ。

 私は、このような出版形態は著者と本を買う読者の双方から利益を得るという点で出版社に一方的に有利で不公正な契約だと思っている。また、売れないことを知りながら書店販売をメリットとして宣伝したり、褒めちぎった感想で著者を舞い上がらせたり、執拗な勧誘をするという点で悪質であるし、勧誘の仕方によっては法律に抵触することもあると思っている。このような商法では、今でも著者との間にトラブルが頻発している。ただし、こうした出版形態そのものが違法であるという裁判所の判断は出ていないようだ。

 上記のブログの方の経緯を簡単に説明しておきたい。初版の300部が売り切れたため、著者の方から出版社に増刷を求めた。増刷の最低部数は1000部と決まっている。出版社は難色を示し、増刷に当たって著者に「覚え書き」として買い取りの条件をつけた。出版社は「700部を上限に残部を著者が買い取る」という主旨の覚え書きを作成したつもりだったが、文章の書き方が不適切だったために、著者は「700部のうち残部を買い取る」と錯誤した。このため、契約が終了して買い取りをする段になって、買い取り部数をめぐってトラブルとなった。

 出版社によると約200部が売れたという。残部は約800部なので、出版社の意図していた買い取り条件では700部を買い取ってもらうことになる。しかし、著者解釈では約500部の買い取りになる。200部も違いがあるのだから、トラブルになるのは当然だ。

 錯誤の原因は、出版社の書いた覚え書きの文章が、二つの解釈が可能なものだったからだ。著者からそのことを指摘された出版社は、後にその事実を認めて謝罪し、著者の解釈による買い取り部数でよいと譲歩した。

 これで一件落着と思ったのだが、著者は他にも多数の不手際があったことを指摘し、また買い取り条件は不合理であるとして契約の無効を主張し、今も買い取りを拒んでいる。そのあたりの具体的な主張については著者ブログをお読みいただきたい。

 さて、私がここで言いたいのは、このような出版商法はまず本体契約で儲け、次に増刷で儲ける仕組みになっているということだ。とりわけこの出版社の場合、初版が300部と少ないので、1000部近く作製する場合よりも完売がたやすい。著者が友人、知人などに働きかけて宣伝するなど販促を頑張ったなら、完売もそれほど困難ではない部数だ。なお、憶測でしかないが、実際には完売していないのにも関わらず著者には完売したと伝えている可能性も否定できない。

 「完売」は著者に増刷という欲望を誘発させる。契約では増刷の場合は出版社が費用を負担するとなっているので、なおさらだ。しかし、出版社は当然のことながらそう簡単に増刷をしない。300部程度の売り上げ実績しかない素人の書いた本を1000部も作製するのはあまりにリスクが大きいからだ。だから、赤字にならないよう著者に買い取り条件をつけるのである。結果的に出版社は何ら費用負担をしなくて済むし、本が売れた分だけ利益を得られるのだ。もしかしたら、本が全く売れなくても著者による買い取り費用で利益を得ているのかもしれない。まあ、このあたりは仮定の話しでしかない。

 初版を小部数に抑えることで費用を比較的安くできるため顧客を確保しやすい。さらに増刷で儲けるチャンスを増やせる。一方で、著者は、本が売れなければ相応の費用を出して自著を買い取ることになるが、段ボールに10箱とかそれ以上の本が届いたなら、置き場所にも難儀することになりかねない。

 ただし、増刷に際して出版社側が甘言を用いて執拗な勧誘をしたり、虚偽説明で契約させるようなことがなければ、違法行為に該当するとは思えない。あくまでも「買い取り」であって、商品である著書を受け取ることができるのだから、著しく不公正な契約とも言い難い。「最高で700部を買い取る」という条件に合意した責任は著者にあるのだから、思ったほど売れなかったとしても後で異を唱えることにはならない。

 残念ながら、覚え書きに合意してしまった以上、著者を救済する手立てが私には思い浮かばない。いつまでも買い取りを拒否していたなら、さらに倉庫代などを請求されかねないし、法的手段をとられかねない。著者は苦戦を強いられた上に、買い取り費用以上の支払いをしなければならなくなる可能性も高い。「買い取り費用」は勉強代だと割り切り、本は希望者に配って読んでもらうといった建設的な方向で考えたほうが賢明ではないかと思う。

 そもそも、素人の書いた本はそう簡単に売れるものではない。そのことを一番よく分かっているのが出版社だ。ところが、多くの著者は「書店販売をしたい」という夢を持ってしまうのだ。書店販売をメリットとして宣伝する自費出版は、著者の夢を利用したあざとい商法である。

 自費出版を希望する方に再度ここで言っておきたい。「書店で売る」などという夢を見ないように、と。自分で売ったり配ったりできる部数を考え、印刷しすぎないのが賢明だ。印刷の質は落ちるが、注文に応じて必要部数だけを作製するオンデマンド出版という選択肢もある。

 一昔前は、自費出版というのは書店で売ることが目的ではなかった。売れないからこそ必要部数だけを制作請負契約で作ってもらったのだ。そういう請負契約をしている良心的な自費出版社は全国にある。請負契約の場合は増刷費用もはじめから著者負担だから、上記のような増刷トラブルも生じない。無名の著者の本は基本的に「売れない」ということを肝に銘じたほうがいい。

【10月26日追記】
 昨今は、制作請負契約であっても、書店流通つまり販売委託契約も合わせて扱っている自費出版社が多くなった。これは、共同出版商法が盛んになり書店流通をするのが当たり前という感覚の著者が増えてきていることと関係している。自費出版社側は販売を勧めたくないのに、著者が販売を望む場合が多いためにやむなく販売委託契約も扱うようになってきているのだ。

 しかし、取次や書店を通じて書籍を売る場合はさまざまな費用がかかる。取次との口座を持っていない出版社は口座を持っている出版社に委託する場合もあり、委託費用がかかる。また、著者から本を預かるので倉庫費用もかかる。あまり売れない場合はマイナス、つまり著者の持ち出しになることがあるので要注意だ。

 私は、安易に書店流通を勧めない自費出版社こそ良心的だと考えている。

2014/10/13

共同出版にそっくりな共訳出版という商法

 新風舎や文芸社が広めたいわゆる「共同出版」商法に関しては、悪質な自費出版としてかなり知れ渡るようになった。共同出版商法は、出版社に所有権や出版権のある本をつくり著者に印税を支払う商業出版の形をとっているが、出版費用は著作者が負担する。著者と本の購入者の双方をお客にするという、出版社に一方的に有利な出版形態だ。

 この商法に勧誘するために、出版社は出版説明会を開いたり、新聞や雑誌などに広告を出したり、さまざまなコンテストを企画するなどあの手この手で著者にアピールするのだ。応募作品に対して褒めちぎった感想を送って著者を舞い上がらせ、「商業出版にはできないが出版する価値がある」などといって有料出版へと勧誘する。売れないことを承知で、流通前提の出版を持ちかけるのだ。詐欺とは言えなくても悪質きわまりない。

 ところで、この共同出版の翻訳バージョン?と思えるような共訳出版なる商法があることを最近知った。株式会社バベルによる「Co-PUB出版オーディション」である。

 バベルは翻訳を手掛けている出版社で、翻訳業界では名が知れている会社らしい。このため、いわゆる共同出版のように一般の人を対象としているわけではなく、翻訳者を目指す者を対象にしている。

 バベルのホームページの「Co-PUB出版オーディション」のページには以下のように書かれている。

「Co-PUBオーディションとは、Co-PUB出版を前提としたオーディションです。

Co-PUB出版にご参加いただくには、一定の翻訳レベルが必要です。
その為に事前に共通課題で審査をします。合格された方は、出版の資格が得られます。

その後、出版費用のお見積もりをお送りします。」

 応募した翻訳志望者が課題文を翻訳して返送すると、会社から評価が送られてくる。そして合格ラインの応募者に対し、有料の翻訳出版を提案するというシステムだ。出版費用の見積もりを送るというのだから、結構な額がかかるのではなかろうか。

 書籍の翻訳をしたなら、翻訳者は本来なら翻訳料をもらう。ところが、このシステムだと翻訳者が出版費用を支払うことになるのだ。1人で翻訳を担当する本もあるようだが、多くは数人が分担で翻訳を担当するようだ。こうすれば、一人当たりが負担する出版費用は低く抑えられるので応募しやすくなるだろう。

 「オーディション」と言うが、実際はどんな審査をしているのか分からない。「合格ライン」というのも不明だ。出版費用を翻訳者が出してくれるのだから、会社は本が売れなくても損失はない。もちろん本の売上金は出版社のものになるのだろう。

 こうしてみると、「共訳出版」なるものは「共同出版」とそっくりの「おいしい商法」という印象を受ける。翻訳家の卵を相手にしているところが違うだけだ。

 バベルは翻訳家の養成もしており、講座を受けて翻訳者を目指す人は少なくないだろう。しかし、この出版不況では翻訳本の販売も苦戦を強いられていることは想像に難くない。翻訳家養成講座を受けたところで、翻訳家として活躍するには実務を積まねばならないだろうし、そう簡単に生計をたてられるわけではないだろう。書籍の翻訳家への道は、素人が考えてもなかなか狭き門なのではないかと思う。そんな中で、翻訳者に出版費用を負担させるような商法が出てきたとしか思えない。

 ちなみに、以下のような記事があった。

翻訳本を出すのはお金がかかる? (アルコムワールド)

 この質問にある共訳出版がバベルかどうかは分からないが、40万円の支払いを求められたそうだ。仮に6人で翻訳を担当するとしたら240万円。高額な費用を請求する共同出版の費用と変わらない。どうも気を付けたほうがよさそうに思える。  また、バベルの翻訳スクールに関しては以下のような情報もある。

 翻訳スクールのバベル(悪徳商法?マニアックス)

2014/04/07

廃業勧告を受けていた金坂滋行政書士

 日本行政書士会連合会のホームページに、私の戸籍を不正に取得した金坂滋行政書士が、東京都行政書士会から平成24年1月26日付けで「廃業の勧告及び5年の会員の権利の停止(東京都行政書士会会則代23条第1項)」の処分を受けていたことが公表されている。以下のページの「単位会長による処分事例」の「平成24年1月26日東京会」というファイルがそれである。

http://www.gyosei.or.jp/information/organization/discipline.html

 金坂氏の処分理由は以下のように書かれている。

戸籍謄本・住民票の写し等職務上請求書を用いて他人の原戸籍謄本・戸籍謄本を使用目的「遺言状作成資料」と記載した上で請求して取得したが、不正に取得した疑いがあり、行政書士法第10条に違反するため。また、行政書士法第9条(帳簿の備付及び保存)2年間の保存、行政書士法施行規則代10条(領収書)作成の日から5年間の保存及び職務上請求書取扱規則第12条(使用済み控えの保管)記載内容の確認を受けた使用済み請求書の2年間の保存を行わず、遵守義務を怠っていたため。

 日本行政書士会連合会によると、懲戒処分には「訓告」「会員権の停止」「廃業、解散又は従たる事務所の廃止の勧告」がある。「会員権の停止」がどのようなことを意味するのか分からないが、廃業の勧告を受けたのだから金坂氏の処分は重い方になるのだろう。

 私が東京都行政書士会に金坂氏の懲戒請求をしたのは平成23年の夏で、秋には本人に事情聴取を行い、翌年1月には処分が決定されていたのだ。行政書士会は、結果を私に連絡するとのことだったが、なぜか連絡はなかった。

 金坂氏は一定期間の保存が義務づけられている帳簿、領収書、職務上請求書の控えを保存していなかったようだが、違法行為の証拠隠蔽のためにどこかに隠したか廃棄したのではなかろうか。私は刑事告訴もしたのだが、金坂氏は捜査機関による捜査を恐れて証拠となる書類を廃棄した可能性もある。金坂氏に戸籍の違法取得を依頼したと考えられる興信所への影響も考えたのかもしれない。

 職務上請求書の不正利用はかつてから指摘されていながらなかなかなくならない。不正に手を染める行政書士には、そう簡単にバレないだろうという意識があるのだろう。

 ところで、東京都は行政処分をするに当たって東京都行政書士会の調査報告書を入手していたのだし、東京都が処分を決定したのは東京都行政書士会の処分より9ヶ月以上後だ。金坂氏の処分については知っていただろう。しかし、私が東京都に開示請求をして開示された資料には、東京都行政書士会の処分については書かれていなかった。もしかしたら黒塗りにされた部分に記載があったのかもしれないが、隠すべきことではなく、不可解だ。

 東京都には平成25年2月に、黒塗りにされた非開示部分について意義申し立てをしていたが、今年の2月にようやくその検討結果の書面が届いた。東京都の非開示理由を全面的に認める内容で、ほぼ予想通りだった。

 私が最も知りたかったのは、東京都行政書士会の調査報告書の内容や公開で行われた行政書士の聴聞の内容だった。しかし、「被処分者の権利利益を害するおそれがあるため」という理由で開示は認められなかった。被処分者の権利利益に関わる部分のみ黒塗りにすれば済む話なのに、すべてを非開示にしてしまう理由が分からない。

 さらに驚いたのは「不利益処分の原因となる事実」という部分が黒塗りにされていたのだが、その非開示理由が「事案について調査中に都が被処分者に通知した『不利益処分の原因となる事実』の内容は、懲戒処分実施後に都が公表した『不利益処分の原因となる事実』の内容と異なっており、公にすることにより、被処分者の権利利益を害する恐れがあるため」となっていたことだ。

 都が金坂氏に通知した内容と、都が公表した内容が異なっているというのは一体どういうことなのだろう? なぜ違っているのか、どうしてそうなったのか、なぜそのことを黒塗りにして隠すのか、不可解としか言いようがない。ところが「権利利益」を持ち出せば多くのことが非開示にできてしまう。

 いずれにしても金坂滋行政書士が不正に私の戸籍を取得し、それを隠蔽しようとしたことはほぼ間違いないだろう。なお、日本行政書士会連合会の行政書士検索で金坂滋と検索しても該当者がなく、処分を受けて廃業したものと思われる。

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