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2026年7月

2026/07/31

エゾシモフリスズメ

 モノトーンの大型のスズメガ。初めて見たが、幼虫の食餌植物はホオノキやコブシなどモクレン科とのことで、納得。当地にはホオノキやキタコブシは植栽されたものが少しあるだけ。写真の個体は前翅長60mm。スズメガ科スズメガ亜科。

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2026年7月27日 北海道十勝地方

 

2026/07/30

イチゴナミシャク

 特徴的な斑紋をしているので分かりやすいナミシャク。胸部付近は橙色の毛がある。飛んでしまったため前翅長は測れなかったが、15~20mmの間くらい。シャクガ科ナミシャク亜科。

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2026年7月26日 北海道十勝地方

 

2026/07/29

ウスギンツトガ?

 前翅は光沢のある銀白色で、下唇髭が長く前に突き出ている。外見ではミヤマウスギンツトガと区別できないとのことなので、ミヤマウスギンツトガの可能性もある。写真の個体は前翅長12.5mm。ツトガ科ツトガ亜科。

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2026年7月26日 北海道十勝地方

 

2026/07/28

シモフリマダラメイガ

 前翅は黒に近い黒褐色で斑紋が見られないことから、シモフリマダラメイガと同定。何とも地味なマダラメイガ。写真の個体は前翅長11mm。メイガ科マダラメイガ亜科。

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2026年7月24日 北海道十勝地方

 

2026/07/27

ヒメマダラエダシャク

 この仲間(Abraxas属)は似た種がいて同定が難しいのだが、斑紋の特徴からヒメマダラエダシャクと同定した。腹部は黄色に黒い斑点がある。幼虫の食餌植物はニシキギ科。写真の個体は前翅長20mm。シャクガ科エダシャク亜科。

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2026年7月25日 北海道十勝地方

 

2026/07/26

スグリシロエダシャク

 黄色い外横線の両側に黒点が並ぶ特徴的は斑紋のエダシャク。幼虫の食餌植物はヤナギ科、ツツジ科、ニシキギ科など多食性のようだ。写真の個体は前翅長17mm。シャクガ科エダシャク亜科。

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2026年7月24日 北海道十勝地方

 

2026/07/25

マルモンヤマメイガ

 ヤマメイガの仲間は似たものが多くて同定が難しいが、斑紋からマルモンヤマメイガと同定。前翅後角部に明瞭な黒い斑紋があり、外横線の内側に黒いX字型の斑紋がある。写真の個体は前翅長8mm。ツトガ科ヤマメイガ亜科。

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2026年7月24日 北海道十勝地方

 

2026/07/24

テクノロジーの先にあるもの

 堤未果さんの「堤未果の『すばらしい新世界』」(集英社新書)を読み終えた。堤さんは、100年前に書かれたディストピア小説「すばらしい新世界」が、現実のものになりつつあると警告する。最初から最後まで、背筋が凍り付くような不気味さ、気持ち悪さがつきまとって離れなかった。

 

 堤さんは本書で、遺伝子選別や遺伝子操作、不老長寿ビジネス、性格まで変えてしまう精神薬の濫用、デジタルによる人々の健康管理や監視、安楽死の問題まで、今ひそかに進んでいるテクノロジーの実態について暴き出すことで、警鐘を鳴らしている。恐らく多くの人が思っている以上にテクノロジーは進んでいるし、その方向は常軌を逸している。

 

 遺伝子選別、遺伝子編集や不老長寿、あるいは脳へのチップの埋め込み等は、まだ個人の選択の範疇だし、手を出す人は限られているだろう。しかし、放置していれば身近なものになるかもしれない。それにしても、こんなことまで思いついて実行しようとする人たちがいるということに唖然とする。今のテクノロジーがやっているのは、人体という自然への冒涜だ。

 

 私がとりわけ恐ろしいと思ったのは、精神薬による人の操作だ。本書ではうつ病の薬であるプロザックやADHDの治療薬であるリタリンの事例が紹介されている。プロザックは欠乏したセロトニンを再度取り込むという作用があるために、セロトニン不足によって生じるうつ病などに効果がある。うつ症状が消失して精神的な安定感を得られるだけではなく、思考がポジティブになり性格まで変えてしまうという。

 

 この薬の何が怖いかというと、まず、患者本人がこうした薬を欲しがってしまうことだ。しかし薬には副作用がある。プロザックの副作用として、こちらの記事では頭痛や神経痛などの副作用と他、不安や焦燥感、攻撃性、躁状態、希死念慮、自殺衝動などの精神面での副作用を挙げている。また、精神薬は依存症に陥りやすい。このような薬の依存症になれば、身体に悪影響がないわけがない。

 

 そもそもうつ病などの精神疾患は、過度のストレスによって脳内の化学物質のバランスが崩れることで生じる。ならば、やるべきことは職場などでのストレスのない環境づくりであり、ストレス対処のための心理療法だ。人が過酷な状態に置かれているからこそ、身体が反応して脳内物質のバランスが崩れてしまう。過酷な環境を改善せずに、脳内物質を薬で調整していたら、人の脳は本来持つバランス調整機能を失ってしまうだろう。

 

 うつ病の薬でマイナス感情を消し、ADHDの治療薬で集中力を高める・・・。米国ではすでにこんなことが広がっているという。過酷な労働環境を改善するのではなく薬で性格を変えてしまうなら、本末転倒だ。

 

 プロザックは日本では未承認だが、精神科や心療内科の基本的な治療は薬剤によるものであり、プロザックだけが問題ではない。薬剤のみに頼る治療は、精神疾患の根本解決にはなりえないし、依存症になれば身体を蝕むことになる。しかし、製薬会社と効率優先の企業は患者の健康などそっちのけで薬を勧めるだろう。

 

 新聞を見ていても、新薬の紹介が後を絶たないが、その背景には巨大製薬会社と利権が潜んでいる。そして薬害が生じても、失った健康を取り戻すことは簡単にはできない、薬害で身体が使い物にならなければ安楽死に誘導する時代になるのだろうか。

 

 日本人が知っておかなければならないのは、本書の151ページで触れられている「PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)構想」だ。この構想を堤さんは「個人の医療情報と健康診断の結果、そしてスマートウオッチから毎日得られる日々の生体データをマイナンバーに集め、国と企業が共有する巨大なプラットフォームを構築する計画」だと説明する。私たちの健康に関する情報が勝手に企業の商品にされてしまいかねない。そこには医薬業界だけではなく保険協会や金融業界まで関わってくる。もちろん、そのためにAIが必須になる。先日改正された個人情報保護法もこれに関連しているのではないか・・・。

 

 「取得は任意で、なくさないよう保管しておく」はずだったマイナカードが健康保険証も兼ねるようになった背景にはそうした事情がある。私たちの個人情報、健康情報は巨大ビジネスの餌食になるばかりではなく、個人の管理にも使われるようになるだろう。やがて預金口座とも紐づけられることになれば、資産まで丸裸にされかねない。しかも苫米地英人博士によれば、日本のマイナカードのセキュリティはダメダメだと言う。国は不都合な真実は決して伝えずメリットばかりを強調するので、裏に隠された目的を知らなければ簡単に騙される。

 

 本書では、今進められている技術開発の背景にあるものを浮かび上がらせている。テック企業、金融、製薬会社などがAIを利用して人々を監視し、徹底的に管理する恐るべき社会だ。そして国もその方向に沿って動いている。資本主義で成り上がったごく一部の超富裕層がそれ以外の大多数の人たちを支配する世界・・・。陰謀論ではなく、現実として進められている。

 

 それに対抗できるのは、もちろん私たち一人ひとりでしかない。事実に気づき、危険性を発信しつづける。声を上げ、少しでもマシな候補に投票する。私は非常に危機的な状態だと思うが、すべて支配者層の思うままに進むとも考えていない。どこかでほころびがでれば、必ず気づく人が増えていくからだ。

 

 マイナカードを取得してしまった人は、その背後にある目的まで見えていなかったのだろう。しかし、今なら返上も可能だし、そういう人たちが増えれば増えるほど、支配者層の思い通りにはいかなくなる。事実を知り、抵抗する道はまだ残されている。

 

2026/07/18

人慣れする野生動物

 前回の記事で、エゾシカが市街地に定住するようになり、人を恐れなくなったことを書いた。特に人が野生動物に餌を与えてしまうと、人をまったく警戒しなくなる。以前、山の中のある温泉でエゾシカに餌を与えていたのだが、そこに集まるシカたちは人がくると近づいてきて触れる状態だった。

 

 だいぶ前に知床に行ったときも、道路脇にいたシカはまったく人を恐れず、車の窓から手を出したら触れるような状態だった。観光客などが食べ物を与えたことで人慣れしてしまったのだろうと思った。

 

 また、かつては道路脇に出てきて観光客に餌をねだる「観光ギツネ」と呼ばれるキタキツネがあちこちで見られた。キツネも餌付けされるとすぐに人慣れしてしまう。

 

 シマリスなども人に慣れやすく、以前は黒岳のロープウェイの駅近くで餌付けされていたが、今はさすがに止めたようだ。種にもよるのだろうが、野生動物も餌付けで容易に人慣れして人を警戒しなくなる。

 

 ヒグマは本来警戒心が強い動物で、私が北海道に来た1980年頃は、「登山などで人がクマに近づいてしまっても、たいていヒグマの方が先に気づいて逃げる」と言われていた。そのために、熊鈴やホイッスルで人がいることを知らせるのがいいとされていたのだ。しかし、近年は事情が変わってきて、人を恐れないヒグマが増えている。

 

 とりわけ昨年から全国的に急増しているクマによる事故は、農作物や生ごみ、人の食料などの存在や味を覚え、人を警戒しなくなったクマの出現が原因だろう。人に警戒心を抱かなくなり、人など全く怖くないと学習したクマが、人里で容易に手に入る食べ物に引き付けられるのは想像に難くない。

 

 春グマの駆除を止めたことでクマが増えているのかどうかは、私には何とも分からない。しかし、しばしば人と接触して人を恐れなくなったクマが増えてきたのは間違いないと思う。登山道を歩く人を頻繁に目にすることで人を見ても逃げなくなってしまったり、人里で農作物などの味を覚えてしまった個体が、人に対する警戒心もなくしてしまったのではないか。

 

 北海道では開拓時代から人や家畜がヒグマに襲われる事故が絶えなかったが、その時代よりさらにクマの習性が変わってきているのかもしれない。いつのまにか、街中にまでクマが出没する時代になってしまった。しかし、だからといって端から駆除してしまえばいいというものではない。

 

 人を襲ったり、人の食べ物の味を覚えてしまったクマに関しては駆除もやむを得ないと思っている。しかし、ゴミの管理を徹底することは可能だし、人に対し警戒心を抱かせるように仕向けることはできるのではないだろうか。射殺だけに頼るのではなく、人の住むところはクマの棲む場所ではないと教え込む努力も必要だと思う。

 

 街中までクマが出てくる昨今、野生動物との関わり方や共存という課題は他人事ではない。

 

2026/07/14

毒草まで食べるようになったエゾシカ

 私が北海道に来たのは1980年だが、その頃はエゾシカを見ることはほとんどなく、たまに林道などで見かけると、車を止めて観察したものだ。しかし、1990年代になるとエゾシカは徐々に増加していった。そして、人の居住地にまで侵入してくるようになった。

 

 人の住む市街地に出没するようになったのは、公園などの芝生を餌場とするようになったことが大きい。芝生はそもそも牧草なので、シカにとってはササが多い山の中よりはるかに餌が効率的にとれる。そして、芝のみならず、人家の庭先の栽培植物も食べるようになった。たしか1990年代の前半だったと思う。

 

 まずやられたのはチューリップ。シカはユリ科の植物が好物で、庭先のチューリップが軒並み食べられた。一度チューリップの味を覚えたシカは球根までほじって食べるようになった。その後は、クロッカス、ヒヤシンス、ムスカリなどの球根植物が次々と食べられるようになった。どれも好物のようだ。さらにプランターに飢えたパンジーやインパチェンスなどの花も端から食べるようになってしまった。私は花卉園芸が趣味だったが、エゾシカが増えてからは花づくりは止めてしまった。

 

 野生植物も、ユリ科植物はエゾシカの増加とともに姿を消していった。オオウバユリ、エゾスカシユリなど次々と数を減らしていった。考えてみたら、ミヤマセンキュウなどのセリ科植物やヨブスマソウなどもいつのまにか消えてしまった。それでも、まだ初めのうちはエゾシカが好まない植物は残っていた。たとえば、エゾイラクサやハンゴンソウなど。

 

 エゾシカの好む植物が軒並み食べられてしまうと、今まで食べなかったフキノトウやエゾイラクサ、ハンゴンソウまで食べるようになったのだ。それだけならともかく、驚いたのはエゾトリカブトやエゾノレイジンソウなどの有毒植物まで食べるようになったことだ。数年前から、散歩道にあったエゾトリカブトやエゾノレイジンソウの茂みがすっかり衰え、花が見られなくなってしまった。トリカブトと言えば、ニリンソウと間違えて食べ、亡くなってしまう人もいるほどの猛毒だが、春先に芽生えた若いものはエゾシカにとってはさほど毒性は強くないらしい。

 

 また、園芸植物のルピナスも有毒で葉は今も食べないが、花は毒がないようで、つぼみを食べてしまうようになった。つまり、以前は好物ばかりを食べていたが、好物を食べつくしたらあまり好みではない植物や毒草まで食べるようになったのだ。

 

 なぜ、好みではない植物や毒草まで食べるようになったのかと言えば、市街地を棲家にして定住してしまった個体がいるからだ。芝生が豊富でハンターもいない市街地に住み着いたエゾシカは、山の中に戻ろうとはしなくなる。そして、市街地に定住した個体は、そこにある食べられそうな植物を次々と試食してごく一部の毒草以外は何でも食べるようになった、ということなのだろう。

 

 そんなわけで、気が付いたらシカに食べられずに残っている植物といえば、スイセン、サクラソウ類、ルピナス(葉のみ)、オオアワダチソウ、アメリカオニアザミなどごく限られた植物になってしまった。しかし、シカの密度がそれほど高くない山の中に行けば、エゾイラクサやエゾトリカブトやエゾノレイジンソウなどは残っている。人に依存していないエゾシカは人の姿を見れば逃げるし、好みではない植物や毒草まで食べることはない。

 

 芝生に依存して市街地に定住したエゾシカは、人も恐れないし、出産のときも市街地の中や周辺部に留まるようになる。もはや、奈良のシカ公園と変わらない状態だ。人の生活環境が招いたとはいえ、ゴム弾などを利用して人を警戒するように仕向ける必要があるのではないかと思えてならない。

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2026/07/12

スギドクガ

 リンゴドクガだろうかと思いつつ写真を撮り、あとで調べてみたらスギドクガだった。幼虫はスギ科やヒノキ科の樹木を食べるとのこと。当地にはスギもヒノキも自生していないので、ニオイヒバなどヒノキ科の植栽種を食べていると思われる。写真の個体の前翅長は25mm。ドクガ科。

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2026年7月9日 北海道十勝地方

 

2026/07/10

フトスジモンヒトリ

 スジモンヒトリは毎年たくさん見られるのだが、フトスジモンヒトリは初めてみた。前翅の黒い線が太く明瞭で、すぐにフトスジモンヒトリだと分かった。写真の個体は前翅長23mm。ヤガ科ヒトリガ亜科。

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2026年7月9日 北海道十勝地方

 

2026/07/08

「皆と同じ」を手放せない人たち

 身内の付き添いでとあるクリニックによく行くのだが、そこでは医師もスタッフも全員マスクをしている。そして、待合室にいる人たちもほぼ全員がマスクをしている。コロナ騒動から6年半もたった今でも、医療機関ではこの異様な光景が当たり前になっている。日本人はいつまで経ってもマスクが手放せないのだ。

 

 このクリニックはHPなどでマスク着用の協力は呼び掛けているが、マスクをしていなくても何も言われない。つまり、強制のようなことはまったくない。私はもちろんマスクなどしていない。それにも関わらず、ほとんどの人がマスクをしているのだ。マスク率は95%かそれ以上だろうか。

 

 先日は久しぶりに銀行に行った。そこではスタッフはマスクをしている人もいるが、していない人もいるのでマスク着用は任意のようだ。そして、来客者もマスク姿の人は多くはない。マスク着用のお願いがなければ今はもう多くの人がマスクをしなくなっている。

 

 ほんとうに感染症が怖いのなら、そしてマスクに感染症予防の効果があると信じているのなら、医療機関でも銀行でもスーパーでもマスク着用率は同じになるはずだ。しかし、実際にはそうではない。マスク着用の協力を呼びかけられる場所、あるいは周りの人が皆マスクをしている場所では、何の疑問もなく皆に従ってしまうということなのだろう。

 

 あの大騒ぎから6年以上も経過し、もうコロナなど多くの人が忘れ去っている。茶番であったことに気づいた人もいるだろうし、「何となくおかしな騒動だった」と勘づいた人も多いのではなかろうか。欧米人などはマスクなどとっくの昔にしなくなっている。夏の暑い季節になってもマスクを手放せない日本人は異様に見えるに違いない。

 

 結局、クリニックや人混みでマスクをする人たちは、マスクをしなければ感染症にかかると思っているわけではないのだろう。「協力依頼があるから」「皆がしているから」という理由でマスクをしているのだ。私はこの光景こそ、日本人の「周りに合わせる」「波風を立てない」という染みついた習慣の現れだろうと思っているし、「人からどう見られるか」ばかり気にしている人たちだろうと思うと、心底ぞっとする。

 

 日本人が「周りに合わせる」ことを好むというのはもちろん分かっていたが、正直いってこれほどまでその意識が強いとは思っていなかった。コロナ騒動が収束すれば、マスクなど誰もしなくなるだろうと思っていたのだが、日本だけはそうではない。とりわけ医療機関は未だにマスク神話が幅を利かせている。結局、周りに合わせることで「自分だけが浮かない」ことが大事なのだ。

 

 ここに日本人の主体性のなさが顕著に現れている。日頃、自然保護活動などに関わっているどちらかと言えば行動派で主体性があると思われるような人たちですら、マスクに関して言えば主体性がないことに変わりはない。コロナ茶番やマスクのリスクを「知らない」「気づかない」と言えばそれまでだが、さすがに6年も経っても何も気づかないのであれば鈍感すぎる。

 

 今、日本は高市政権の独裁的な国会運営で危機的状況になっている。こんなときこそ、私たちは主体性を発揮しなければならないと思うのだが、日本人の主体性のなさは独裁的な政権にとっては実に有利に働くだろう。

 

 人々は簡単に世論につられ、マスコミにつられてしまうからだ。「改憲」や「国民投票」に関しても、マスコミが誘導すれば簡単に引っかかってしまうに違いない。そして、実際にネットやAIを使って世論や情報の操作が簡単にできる時代になっている。支配者層にとってこれほど御しやすい国民はない。

 

2026/07/04

エゾマツカサアブラムシの不思議な虫こぶ

 虫こぶ(虫えい)といえば、実に様々な形や色をしているが、エゾマツにつくエゾマツカサアブラムシの虫こぶはとりわけ不思議な形をしている。何の知識もない人が見たら、アブラムシの虫こぶだとは思いつかないだろう。色は緑色で、形はオナモミの実のようにトゲトゲが生えている。だから、実(球果)のようにも見える。

 

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 このトゲの生えた虫こぶは5月下旬頃から見られるようになる。二つに切ってみると空隙(幼虫室)があり、ここで幼虫が成長する。

 

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 生活史を調べてみるとこんな感じだ。春に無翅の雌成虫が新芽の基部に産卵し、ふ化した幼虫が近くの新芽の新芽にもぐりこんで寄生するが、それが虫こぶに変化する。夏になると虫こぶに穴が開いて有翅の雌成虫が出てくる。この有翅の雌はほとんどが分散移動するが、9月中旬以降に出現したものは近くの葉上に産卵する。ふ化した幼虫は冬芽の基部に付着して越冬し、春に無翅の雌成虫になる。つまり、年2世代の生活史を持つ。幼虫が出てしまった虫こぶはその後茶色に変わり、しばらくの間枝先についている。

 

 そんなわけで、我が家のエゾマツの枝先には今たくさんのトゲトゲの虫こぶがついている。あのトゲトゲは葉の名残なのだろう。それにしても、芸術的な虫こぶだ。

 

2026/07/02

ゴマケンモン

 淡い緑色に黒と白の斑紋があるケンモンヤガ。この色彩は地衣類に擬態しているのだろう。幼虫の食餌植物はブナ科やカバノキ科の樹木。写真の個体は前翅長17mm。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

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2026年7月2日 北海道十勝地方

 

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