キアゲハ
北海道ではもっとも普通に見られるアゲハチョウで、平地から高山まで生息している。考えてみたら私は北海道でアゲハ(ナミアゲハ)を見たことがない。生息はしているのだが、道東ではほとんど見られないようだ。キアゲハの食草はセリ科植物で、ニンジンなどの栽培植物も食べる。セリ科植物なら何でも食べるのかというと、やはり好き嫌いはあるようで、とってきた幼虫にミヤマセンキュウを与えたことがあるが、あまり好みではなさそうだった。
だいぶ前のことになるが、子どもたちとキアゲハの終齢幼虫を4~5頭ほど持ち帰ったことがある。蛹化が近くなると食草から離れて蛹になる場所を求めて歩き回るようになるので、紙箱に入れておいた。ところが、翌日に蓋を開けてみると一頭もいない。どうやら蓋を持ち上げて逃げ出してしまったらしい。しかし、どこを探しても見つからず、そのうちに忘れてしまった。
2~3月頃だったろうか、まだ外は雪景色の時期に、ハラリとキアゲハが舞い降りてきた。そして、数日の間隔をあけて4頭ほどのキアゲハが家の中を飛び交った。屋内で冬の寒さに当たらなかったために十分に休眠できず、春になる前に羽化したのだ。しかし、結局どこで蛹になったのか分からずじまいだった。
我が家の周辺ではエゾシカの食害によってせり科植物がとても少なくなってしまった。そういえばキアゲハも以前より減った気がする。
アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科。

2017年7月27日 北海道十勝地方
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