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2025年12月

2025/12/31

「和」と「沈黙」

 学生の頃、友人が「このごろ『和』というものがとても大切だと思うようになった」としみじみと私に語ったことがある。私は、正直いって、とてもその意見に頷くことはできなかった。私にとって、日本人が好む「和」というものは、「同調」とほぼ同義だったからだ。周りの人たちの様子を伺いながら、和を乱さないように皆に合わせるという日本人的行動が私は大嫌いだった。結局、「波風を立てない」「和を乱さない」という大義名分のもとに、主体性を捨てるということが「和」ではないか、そんな風にずっと思っていた。

 

 もちろん、だからといって他者と仲良くすることが嫌いというわけではない。決して人嫌いではないし、できれば仲たがいはしたくはない。それに、皆が協力して何かを成し遂げたり助け合うことはとても大事だとも思っていた。しかし、それは「和を乱したくないから同調する」こととは違う。コミュニティの中での協力とか助け合い、分かち合い、そういったものは人が平等かつ平和に生きていくためにはなくてはならないものだ。それらは「波風を立てないため」とか「和を乱さないため」にやっているわけではない。集団生活をするヒトという種は、協力とか助け合をしなければ生きていくことができなかったに違いない。

 

 そして、日本人の大好きな「同調」とセットになっているのが「沈黙」だ。日本では、集団の中にいると常に無言の同調圧力にさらされる。他者と違う意見を言う少数者は排除されたり無視されたりする。そういう場面では必ずといっていいほど「沈黙」がある。コミュニティ内でのいじめ行為をとってみても、「見て見ぬふり」という沈黙が、同調圧力によってもたらされる。

 

 以前、ある自然保護関係のグループメールに加わっていたことがある。そのグループではコアになる数人のメンバーと、それ以外の関係者がメールでやりとりをしていた。その中の一人が運営に疑問を持ったらしく抜けていったことがあった。私は、それをきっかけにこのグループでは誰がどのように意思決定しているのか気になって尋ねてみた。ところが、このグループメールを仕切っている人は私の質問に直接答えようとはせず、「足を引っ張るようなことはしないように」という主旨の返事がかえってきた。

 

 私はもちろん足を引っ張るようなことをするつもりで質問をしたわけではない。どのような運営体制になっていてどのように合意形成をしているのか知りたかっただけだし、グループに入っている以上はそれを知る権利があると思ったからだ。しかし、そういうことを質問すること自体が「足を引っ張る」つまり「和を乱す」行為だと受け止められてしまったようだ。そして、同じグループの人は誰一人としてこの件について意見を述べなかった。つまり、沈黙を貫いていた。

 

 個々のメンバーは、コアメンバーの決定に従っていればいい、と言わんばかりの対応なのに、誰も何も言わない。私は背筋が寒くなる思いをした。しかし、これと同様のことはいくらでもある。「和を乱すな」という圧力をかけ、周りの人も沈黙によってそれに同調し、少数意見を葬り去る・・・。これは民主主義の否定に他ならない。しかし、残念ながらそんなことが日常的に行われている。

 

 コロナ騒動のときもそうだった。マスクは任意のはずなのに、「誰もがマスクをしなければならない」という同調圧力が生まれ、一般人によるマスク警察まで登場した。「マスクをつけない」ことに勇気がいる時代がくるとは思ってもみなかった。そして、今でも医療機関などに行けば90%以上の人がマスクをつけている。さすがにマスク警察はいなくなったが、同調は今でも続いている。

 

 コロナワクチンも同様で、多くの人が医師や専門家と言われるような「権威」の言うことを信じ、また「皆が打つから自分だけ打たないわけにはいかない」という理由でワクチンを打ってしまった。ここにも強い同調圧力が働いていた。ワクチンに疑問を持ったり危険だと判断して打たなかった人は、非難されたり馬鹿にされたりして排除同然の扱いだった。リベラル左派と言われるような人たちも含め、多くの人がワクチン神話に騙されて権威主義、集団主義になった。

 

 コロナ騒動からほぼ6年が経過し、mRNAコロナワクチンは効果などなく、史上最悪の薬害を招いたことが明確になった。しかし、ワクチンに飛びついた人たちの大半はこの事実に目を向けようとせずに沈黙している。もちろん、今でもワクチンに効果があると信じている人たちもいるのだろうけれど、そのような人たちは未だにコロナ騒動に仕掛けられた認知戦に気づいていないということに他ならない。

 

 もし、悪意のある人が世界の人たちを監視し支配しようとしたなら、日本人のように「和」を重んじて集団に同調し、それに異議を唱える少数派を排除する民族ほど都合のいい集団はないだろう。コロナ騒動の時のように権威などを使って一般の人を騙しさえできれば、あとは同調圧力によって異論を唱える人を自ら排除してくれるのだから。

 

 和を乱さないように同調したり、沈黙によって同調を受け入れることを止めない限り、主体性など持てるわけがない。

 

2025/12/27

ヒラノヤマメイガ

 モノトーンの斑紋を持つヒラノヤマメイガ。内横線と外横線は白い。写真の個体は前翅長9mm。ツトガ科ヤマメイガ亜科。

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2022年7月29日 北海道十勝地方

 

2025/12/25

ウスモンヤマメイガ?

 ヤマメイガの仲間は似た斑紋の種が多くあまり自信がないが、ウスモンヤマメイガと同定したもの。間違っているかもしれない。前翅長は8mm前後。ツトガ科ヤマメイガ亜科。

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2022年8月1日 北海道十勝地方

 

2025/12/21

ツトガ

 全体に淡褐色で、翅脈上に黒点が並ぶ。前翅長は変異が大きく、雄より雌の方が大きい。写真の個体は前翅長18mm。幼虫の食餌植物はイネ科。ツトガ科ツトガ亜科。

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雌 2022年7月24日 北海道十勝地方

 

2025/12/20

ナガハマツトガ

 自宅の壁にきたナガハマツトガ。前翅前縁に沿って黒褐色の帯があり、それに沿って白い帯がある。外横線と亜外縁線は鋭く折れ曲がる。写真の個体は前翅長9mm。ツトガ科ツトガ亜科。

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2025年8月13日 北海道十勝地方

 

2025/12/18

クロフタオビツトガ

 地色は変異があるが、前翅は黒鱗を散らしてゴマダラ模様。2本の横線があるが不明瞭なことが多い。下唇鬚は比較的長い。幼虫の食餌植物はイネ科。前翅長は12mm前後。ツトガ科ツトガ亜科。

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2023年8月3日 北海道十勝地方

 

2025/12/16

クロスジツトガ

 前翅は橙黄色で、翅脈間は黒褐色になる。写真の個体は前翅長10mm。ツトガ科ツトガ亜科。

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2024年7月17日 北海道十勝地方

 

2025/12/13

シロフタスジツトガ

 前翅は淡褐色で、中央と前縁に銀白色の条を持つツトガ。写真の個体は前翅長約12mm。ツトガ科ツトガ亜科。

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2022年8月30日 北海道十勝地方

 

2025/12/12

エダツトガ

 前翅に、小さな枝状の突起をもつ銀白色の帯がある。ネット上での写真は少ない。写真の個体の前翅長は10mm前後。ツトガ科ツトガ亜科。

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2023年9月4日 北海道十勝地方

 

2025/12/11

無責任な泊原発の再稼働

 8日に大きな地震に見舞われたというのに、その二日後の10日に北海道の鈴木知事が泊原発3号機の再稼働を正式に認めた。鈴木知事は今までは原発再稼働についてはっきりした態度を示してこなかったが、原発容認であることが明確になった。

 

 知事は立地自治体である泊村、神恵内村、共和町、岩内町の4町村が同意したことを理由の一つに挙げているが、原発交付金という利害がからむ地元自治体の首長の意見が民意を反映しているとは到底思えない。少なくとも北海道新聞社の世論調査によれば、道民の半数近くは再稼働に否定的だ。

 

 電気料金の値下げも理由に挙げているが、原発が過酷事故を起こしたならば、電気料金などの比ではない被害や損失が生じる。福島第一原発は太平洋側にあったため、放出された放射性物質の大半は太平洋に流れた。しかし、泊原発は日本海側に立地している。大事故になって放射性物質が拡散される事態になれば、偏西風にのって北海道の広範囲が汚染されるだろう。多くの人が被爆するだけでなく、穀倉地帯が壊滅的な被害を受ける。それに事故の処理費用は電気料金に加算されるだろう。

 

 おそらく知事が再稼働を容認した最も大きな理由は、半導体の量産を目指すラピダスの本格稼働(27年予定)や大規模データセンターの電力需要を見越してのことだろう。経済界からの圧力も相当あったのではないか。国は半導体生産もAIも積極的に推進していく立場だ。知事はラピダスの誘致も推進してきた。経済界、産業界の意向を無視できないのだろう。

 

 再エネでは足りないというが、ここまで地球温暖化が深刻になっているというのに、なぜ電力需要を増やしつづけるのか? 経済成長を諦め、エネルギー消費を減らすという当たり前の発想はどこからも出てこない。人類は半導体もAIもなくてもずっと生き続けてきた。科学技術を否定はしないが、頼り過ぎて自滅する可能性だってあり得る。日本だけの問題ではないが、こちらに書いたように私はITやAIの推進に大きな疑問や不安を抱いている。現状維持ではなぜいけないのか?

 

 原発はどれほど事故対策をしても完璧ということはない。絶対に安全ということはあり得ない。地震や大津波が頻発するこの国では、決してつくってはいけないものだった。そして、福島第一原発の事故は起こるべくして起き、その処理すらも終わっていない。終わっていないどころか、溶け落ちた核燃料は手が付けられない状態が続いている。使用済み核燃料の処理についても全く決まっていない。こんな状態で原発をさらに再稼働させようという人がいること自体、私にとって驚きでしかない。

 

 結局、原発を容認する人たちというのは、経済の視点でしか物事を捉えることができず、取返しのつかない事故が起きる可能性には目をつむっているのだ。あの福島の事故を経験しても。こうやって次々と原発を再稼働させていけば、いつかまた巨大地震や大津波で原発事故が起きることは想像に難くない。そして誰も責任をとらない。それでいいのだろうか?

 

2025/12/10

テンスジツトガ

 白い翅に黒い点が並び、2本の淡色の亜外縁線を持つツトガ。幼虫の食餌植物はイネ科とのこと。前翅長は13mmくらい。ツトガ科ツトガ亜科。

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2024年7月27日 北海道十勝地方

 

2025/12/06

ウスクロスジツトガ

 亜外縁線は銀色で二重。ただし、本種は外見ではウスキバネツトガとは区別できないとされているので確実ではない。前翅長は12mm前後。ツトガ科ツトガ亜科。

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2024年7月25日 北海道十勝地方

 

2025/12/04

オオマエジロホソメイガ

 前翅前縁に明瞭な白い帯をもつメイガ。大きさには変異があるそうだが、写真の個体は前翅長12mm。メイガ科マダラメイガ亜科。

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2024年8月14日 北海道十勝地方

 

2025/12/03

洗脳装置

 太平洋戦争のとき(もちろん私は生まれていないが)、国民は新聞などによって洗脳され、「お国のために」と戦争に駆り出された。あとから振り返れば、大半の国民が洗脳されて騙されていたと気づいたはずだ。

 

 私が子どもの頃、テレビが家庭に入ってきた。当初は物珍しさから、多くの人が画面にくぎ付けになった。しかし、テレビというのは中毒性があるとつくづく思う。たとえば入院などして時間を持て余すとテレビ漬けになる人が多い。高齢になって自由な時間が増えてもテレビ漬けになる人は多いと思う。結局、テレビというのも人から時間と思考を奪ってしまうし、もちろん洗脳装置に他ならない。

 

 その後、パソコンやインターネットが普及した。検索エンジンによって、私たちはいとも簡単に調べものができるようになった。こうしてさらに頭を使わない人間をつくりだしたように思う。また、ネットの情報も玉石混交のうえに、「誤情報」だとか「フェイク」などとレッテル貼りをすることで、十分洗脳装置になる。

 

 2020年にコロナ騒動が始まった。今となっては、新型コロナウイルスもその変異株も人工であったことはほぼ間違いない。つまりコロナパンデミックはワクチンを打たせることを目的に意図的につくられたものだった。そして、ワクチン接種の開始とともに、世界中で超過死亡が増え、ワクチン後遺症という薬害で苦しむ人も多い。さらに、8割もの人が打ってもコロナの集団免疫などはできなかった。

 

 コロナ騒動でもマスコミやネットは洗脳装置と化した。武漢の様子を流してコロナの恐怖を煽り、死の感染症だと印象づけた。さらに、ワクチンの危険性について指摘する人たちを陰謀論者だと言い、誤情報だと糾弾した。ワクチンの危険性を伝えるユーチューブは削除され、批判的なブログなどは検索で示されないよう操作された。そのために、今でもワクチンを妄信する人は多い。

 

 今になってみたらほぼ全てが計画されたことだと理解できる。認知戦が展開されたのであり、マスコミの洗脳やネットの情報操作によって医者も含めて多くの人が騙されたのだ。

 

 今日の新聞では、「政府が人工知能(AI)法に基づいて策定を進めるAI基本計画案の全容が2日、判明した。2024年度に25%程度だった国民の生成AI利用率をまずは5割に引き上げ、将来的に8割とする目標を掲げる。」と報じられた。

 

 国は国民にAIを利用させようとしているのだが、それには当然目的があるはずだ。私は、国の目的に疑いを持っている。何のために、一方的に国民に生成AIの利用を促すのだろう?

 

 生成AIは、文章、画像、動画、音声や音楽などを自動的に作成してくれるツールだ。たしかに効率化に役立つだろうし、資本主義社会で世界がこぞって競争に走るのは当然といえば当然だろう。しかし、だからこそ恐ろしい。なぜなら、軍事的に利用することは想像に難くないからだ。

 

 さらに、このようなものを人が日常的に使うようになれば、人はますます頭を使わなくなり、思考力や判断力が失われるのではなかろうか。芸術にも影響しそうだ。私はどうしてもAIに明るい未来を見出せない。

 

 そもそも、生成AIの導き出す情報は本当に適切なのか?という疑問もある。ネット上の情報も操作可能なわけで、偏った情報や誤情報が拡散されることもあるのではないのか。もし生成AIが誤情報を人々に植え付ければ、特定の価値観を押し付けることができるし、人々を監視するツールにもなるのではないか。つまり、ここにも洗脳の危険性が潜んでいると思えてならない。国が、一般の人々を生成AIへ誘導する目的の一つは、私はこのようなことにあるのではないかと妄想している。

 

 AIについては以前からさまざまな問題も指摘されており、ホーキング博士の忠告は有名だ。ホーキング博士は スティーブン・ホーキング:「AIは人類の終焉を意味する可能性がある」 でこんなことを言っていた。

 

すでに持っている原始的な形態の人工知能は非常に有用であることが証明されています。しかし、完全な人工知能の開発は人類の終焉を意味する可能性があると考えています。

 

人間がひとたび人工知能を開発すれば、それは自ら発展し、ますます速い速度で自己を再設計していくでしょう。遅い生物学的進化によって制限されている人間は競争できず、取って代わられることになるでしょう。

 

 人の心を持たないAIがひとたび暴走すれば、いったい何が起こるのだろう? 人間が人工知能に支配されることも十分に考えられる。

 

 いずれにしても、AIは手放しで歓迎されるようなものではないし、こうした科学技術の過度の利用は、人の「生物らしさ」とは相いれないだろう。破滅へ向かう可能性すらあると思う。

 

2025/12/01

トビスジマダラメイガ

 白い直線的な内横線が目立ち、その外側は帯状に濃色になるマダラメイガの仲間。色彩はやや変異があるようだ。写真の個体は前翅長13mm。メイガ科マダラメイガ亜科。

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2023年7月29日 北海道十勝地方

 

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