« 2025年2月 | トップページ | 2025年4月 »

2025年3月

2025/03/31

ツマジロカラスヨトウ

 自宅の壁にきたツマジロカラスヨトウ。濃褐色~黒褐色で前翅の翅頂付近に白斑があるが、白斑が小さい個体や目立たない個体もいる。幼虫はブナ科やカバノキ科の葉を食べる。前翅長は25mmくらい。ヤガ科カラスヨトウ亜科。

P8010003_20250331161201

2024年8月1日 北海道十勝地方

 

2025/03/30

カラスヨトウ

 個体により濃淡はあるが、斑紋がなく全体に黒褐色をした蛾。後翅は淡色だが、止まっていると見えない。幼虫は広食性で、様々な植物を食べる。写真の個体は前翅長19mm。ヤガ科カラスヨトウ亜科。

P9080006

2022年9月8日 北海道十勝地方

 

2025/03/28

シマカラスヨトウ

 色彩には変異があり褐色がかるものから灰色味が強いものまでいる。前翅の環状紋から黒い条が伸びている。幼虫やブナ科やバラ科など広葉樹の葉を食べる。前翅長は25mmくらい。ヤガ科シマカラスヨトウ亜科。

P8240011

2022年8月24日 北海道十勝地方

P6190021

幼虫 2022年6月19日 北海道十勝地方

 

2025/03/26

イボタケンモン

 濃灰褐色の地に白っぽい大きな斑紋が目立つケンモンヤガ。幼虫はイボタノキを食べるそうだが当地ではミヤマイボタを食べているのだと思う。前翅長は18mmくらい。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

P8060008

2024年8月5日 北海道十勝地方

 

2025/03/25

ナシケンモン

 灰色に黒い横線がはいるケンモンヤガで、前翅に白っぽい円形の環状紋があり、後縁近くに白い斑紋がある。幼虫はバラ科植物の他、アブラナ科やマメ科、タデ科など様々な植物を食べる。前翅長は18mm前後。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

P7240036

2022年7月24日 北海道十勝地方

 

2025/03/24

シロシタケンモン

 大型のケンモンヤガで、前翅には白っぽい環状紋がある。また、胸部に一対の黄褐色の斑紋がある。幼虫はハルニレなどニレ科植物の葉を食べる。写真の個体は前翅長28mm。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

P6300001

2022年6月30日 北海道十勝地方

 

2025/03/23

オオホソバケンモン

 灰色の地に黒くて太い十字形紋と剣状紋が目立つケンモンヤガ。キハダケンモンとよく似ていて悩ましいのだが、オオホソバケンモンではないかと思う。前翅長は22mmくらい。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

P6300004

2022年6月30日 北海道十勝地方

 

2025/03/22

シロケンモン

 和名のとおり、全体に淡い灰色をしたかなり白っぽい印象のケンモンヤガ。幼虫の食餌植物はシラカンバとのことだが、シラカンバの樹皮によく似た色彩をしている。写真の個体は前翅長20mm。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

P6280053

2022年6月28日 北海道十勝地方

 

2025/03/21

会話のない社会

 先日、久しぶりにとあるホームセンターに行ったら、レジの大半がセルフレジになっていた。セルフレジは空いていたものの、私は迷わず店員のいるレジに並んでしまった。ときどき入るスーパーも、行くたびにセルフレジが増えている。そのうちスーパーのレジは皆セルフになってしまうのだろうか。

 

 スーパーなどなかった子どもの頃は、買い物といえば商店街に行って、店の人と会話しながら買い物をしたものだ。そもそも会話をしなければ買い物ができなかった。その後スーパーが普及してからは会話も減ったが、それでもレジで会話をすることはしばしばある。ところがセルフレジとなると店に入ってから出るまで、一切人と会話せずに終わってしまう。煩わしくなくていいという人もいるのだろうけれど、私はちょっと寒気がする。

 

 考えたら、空港などでの手続きもどんどん機械に置き換わっている。チェックインも自動チェックイン機。最近は東京に行くこともほとんどなくなったが、以前は実家があったのでときどき上京した。そして頻繁に駅の切符の自動販売機が変わっているのに驚いた。改札も自動改札機なので駅員の姿がほとんど見えない。駅はなんとも味気ない場所になってしまった。

 

 東京に住んでいた小学生のころ、私はときどき一人で電車に乗って出かけることがあった。引っ越して間もないある日、駅の改札口を出て駅前の光景を目の当たりにし、出口を間違えたことに気づいた。南口に出なければならないのに北口に出てしまったのだ。近くに踏み切りも見えない。仕方ないので改札口の駅員に事情を話したら、回収した切符から子供用の切符を取り出して、「これを反対側の改札口に出しなさい」と通してくれた。もし、今のように駅員も見当たらない自動改札の駅だったら途方に暮れていたかもしれない。

 

 金融機関に行ってもATMでおおむね用事は足りる。最近は大きな病院では会計も機械になっている。病院に行きつけていない高齢者などは戸惑うだろう。北海道の田舎でほとんど遠出もせずに暮らしていると、たまに街中に出たとき時代に取り残されたような気になってくる。

 

 それだけではない。昨今は北海道の地方の町でも、地域のコミュニティバスの自動運転化を目指したり、ドローンによる荷物の配達の実証実験をしたりしている。人手不足が背景にあるというが、こんな社会はどう考えても高齢者や障害者、子どもなどの弱者にやさしい社会とは言えない。そして、なによりも気になるのは人を機械に変えていくことで会話が消えていくこと。

 

 配偶者に先立たれて一人暮らしをしている高齢者は、交通機関を利用しても、買い物をしても誰とも会話しない社会で暮らさねばならない。自分から人との関わりを持たなければ、誰とも会話しない日もあるだろう。機械化社会は人と人との関わりをどんどん希薄にし、会話を奪っていく。

 

 人はコミュニティの中で生活している生き物だ。他者との関わりが人として健全な生活を支えている。挨拶、気遣い、助け合い、感謝の言葉・・・みな会話でつながっている。会話の消えた社会からは、喜びも幸福感も次第に消えていくのではなかろうか。

 

2025/03/19

アオケンモン

 上翅の内横線と外横線の間は緑色を帯びた灰色で、外側は褐色をしているケンモンヤガ。幼虫はシナノキを食べるとのことなので、オオバボダイジュも食べるのではないかと思う。前翅長は20mmくらい。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。

P7210095

2022年7月21日 北海道十勝地方

 

2025/03/18

ウスベリケンモン

 灰褐色をしたケンモンガで、外横線と腎状紋の間の白斑がよく目立つ。また、環状紋、腎状紋、白斑に沿って黒条がある。前翅長は25mmくらい。ヤガ科ウスベリケンモン亜科。

P7130009

2022年7月13日 北海道十勝地方

 

2025/03/16

ホソバネグロヨトウ

 ネグロヨトウによく似ているが、本種は外横線が鋸歯状であることから区別できる。写真の個体は前翅長約15mm。ヤガ科ナカシロシタバ亜科。

P6150001

2021年6月15日 北海道十勝地方

 

2025/03/15

ネグロヨトウ

 和名の「ネグロ」は、内横線の内側が黒っぽいことに由来する。近縁のホソバネグロヨトウは外横線が鋸歯状だが、本種はなめらかなことで見分けられる。前翅長は13~14mmくらい。ヤガ科ナカジロシタバ亜科。

P7070031

2024年7月7日 北海道十勝地方

 

2025/03/13

モンキコヤガ

 外横線の内側と外側で色調が異なり、内側は褐色、外側は灰色を帯びる。また、内横線と外横線の間の外縁に近いところに淡褐色の斑紋がある。写真の個体の前翅長は11mm。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P7230014

2024年7月23日 北海道十勝地方

 

2025/03/12

シロモンコヤガ

 こげ茶色をした蛾で、前翅の中央あたりに白斑が帯状に並びその外側はオレンジ色になっている。特徴的な斑紋のコヤガ。前翅長は12mm前後。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P8170014

2024年8月17日 北海道十勝地方

 

2025/03/11

震災から14年に思うこと

 東日本大震災、そして福島第一原発の過酷事故から14年を迎えた。テレビやネットに流れてきた大津波の映像は今も頭の片隅から消えない。あの巨大地震によって自然の驚異を見せつけられた(人工地震という説もあるが、それが事実だったとしても自然に発生する巨大地震の時期を早めたにすぎないだろう)。

 

 原発の建屋が吹き飛んだ映像は腰を抜かすほどショックだった。「とうとうやってしまった・・・」と。原発事故は間違いなく人災だ。そして、今も事故の収束には程遠い。あれ以来、ふたたび福島第一原発に大地震や大津波が襲ったらと、ずっと不安な日々を過ごさねばならなくなった。

 

 あの大事故で私たちは「原発は決して安全ではない」ということを身をもって経験したはずだ。福島第二原発も女川原発も大事故をおこす寸前だった。能登の地震でも、志賀原発は危うかった。プレートの境界に位置する日本は、必ず大地震に襲われる。そんなところに原発を建て続けたことが大きな間違いに他ならない。このまま原発を稼働させ続けたら、いつかふたたび大事故を起こすだろう。それが福島の教訓だった。

 

 福島の原発事故で、日本の原発が一斉に稼働を停止したときには心底ほっとした。もちろん燃料プールに使用済み燃料が保存されている以上、安心・安全ではない。しかし、稼働していないというだけで、どれほど安心感がもたらされたことか。福島の原発事故は、原発依存から抜け出すチャンスだった。

 

 ところがどうだろう? あれから日本は廃炉どころか再稼働の道に足を踏み入れた。そして、私たちは大きな地震が起きるたびにまた恐怖に襲われることになった。大津波は予見できたにも関わらず、裁判で東電の責任者たちは何ら責任をとらずに終わってしまった。なんという無責任な国なのだろう。

 

 原発事故が起きれば大地は汚染され、そこに住む人々も動植物も被爆する。そして、福島の事故を見ればわかるように、事故の収束すら見通せないことになりかねない。事故処理のためにも作業員は被爆を強いられることになる。被爆で病気になった人、今も避難している人が大勢いる。原発事故というのはあってはならない人災だ。

 

 結局、日本は福島の事故に学ぼうとはしない。アメリアだって大地震が起きる可能性のある場所には原発は建てないというのに、日本はそんな当たり前のことですらできない。人々の命や暮らしより、利権や利便性が大事なのだ。

 

 北海道では半導体生産のラピダスで大量の電気が必要だという。だから、泊原発を再稼働させたくて仕方ない人たちがいる。しかし、原発事故のことを考えるのなら、半導体生産の方を考えなおすべきではないか。なんでもかんでもデジタル化を進め、ITだとかAIに頼ろうとするから半導体が必要になる。それを止めればいいだけではないか。

 

 デジタルをいっさい否定するつもりはないが、なんでもデジタルにすればいいというものではない。そんなことを続けていたら、人は機械や人工知能に振り回され、人間らしい生活からどんどん遠ざかっていくだろう。人は頭や体を使ってこそ健全な生活が送れるのだろうと私は思っている。頭や体を使わなくなればなるほど、心も体も蝕まれていくように思えてならない。

 

 震災、原発事故から14年。教訓から学ぶどころか、相変わらず利権にしがみつくこの国に希望を持つことができなくなっている。

 

2025/03/10

キモンコヤガ

 前翅の環状紋と腎状紋は白く縁取られ、外横線の外側は黄褐色になる。前翅長は10mmくらい。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P7120059

2024年7月12日 北海道十勝地方

 

2025/03/09

スジシロコヤガ

 色彩に変異はあるが、前翅の白い外横線が後縁で太くなり、よく目立つ。また、白で縁取られた環状紋と腎状紋がある。前翅長は14mm前後。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P8010096

2022年8月1日 北海道十勝地方

 

2025/03/07

トビモンコヤガ

 当地ではよく見かけるコヤガで、色彩には変異があるが、前翅前縁に半月型の淡色部がある。幼虫の食餌植物はイネ科やカヤツリグサ科の植物。前翅長は10mmくらい。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P7220046

2024年7月22日 北海道十勝地方

 

2025/03/06

にがりの効用

 コロナ騒動によってワクチンなどより人が本来持っている免疫力の方がはるかに優れていることを知った。そして、ビタミンDやC、亜鉛、マグネシウムなどが免疫強化に良いということも知った。以前は足をよくつっていたのだが、これはマグネシウム不足が関係していることも分かった。そんなわけで、マグネシウムの豊富なにがりが手放せなくなっている。私の使い方は以下。

 

 マグネシウムは皮膚からも吸収されるので、マグネシウムオイルをお風呂あがりに塗っているが、朝起きて着替えるときにもマグネシウムオイルの代わりににがりを脚や腕に塗っている。マグネシウムの経皮吸収で、「足がつる」ことがほぼなくなった。

 

 私は、以前から寒い季節になると服の摩擦で太腿がかゆくなる症状に悩まされていた。冬は特に肌が乾燥するので、散歩などで歩いただけでもかゆくてたまらなくなる。そこで、化粧水やスキンケアクリームを塗って凌いでいたのだが、脚ににがりを塗るようになり、かゆくなることがなくなった。

 

 顔には精製水でにがりをうすめた「にがり化粧水」をつけている。これで市販の化粧水は不要。それから、シミがあるところにだけにがり原液をちょっと塗り込んでいるのだが、シミがだいぶ薄くなってきたと実感している。

 

 「にがり化粧水」は髪につけるとリンス代わりになりパサつきが抑えられるので、髪にもつけるようにしている。

 

 それから、歯磨き剤の代わりににがりを数滴歯ブラシにつけて歯磨きをしている。はじめは苦く感じたが、慣れてしまうとなんでもない。歯周病にもいいらしい。

 

 私は慢性上咽頭炎のため「セルフEAT(Bスポット)」をやっているのだが、このときに綿棒ににがりをつけている。にがりは殺菌効果もあるとのこと。これをやるようになって上咽頭炎がだいぶ改善した。

 

 あとは、マグネシウム摂取と便秘予防を兼ね、コーヒーに2、3滴入れて飲んでいる。コーヒーだとにがりの苦みをほぼ感じないので、無理なく飲める。ただ、あまり飲みすぎると下痢になってしまうのでほどほどにしている。

 

 そんなこんなですっかりにがりが手放せない生活になっている。

 

2025/03/05

シロマダラコヤガ

 斑紋がやや不鮮明だが、前翅のC字型の白斑などから本種と同定。幼虫はイネ科植物を食べるとのこと。前翅長は11mmくらい。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P9030023

2024年9月3日 北海道十勝地方

 

2025/03/03

シロフコヤガ

 コヤガの仲間は似たものが多く同定に悩むことがあるが、本種は前翅の外横線の外側が幅広く白色になる。前翅長は11~12mmくらい。ヤガ科スジコヤガ亜科。

P7210073

2022年7月21日 北海道十勝地方

 

2025/03/02

オオムラサキキンウワバ

 前翅の中央付近に銀色の斑紋があり、その近くに赤褐色の部分がある。北海道では平地でも見られるが、本州では山地に生息するようだ。前翅の写真の個体は前翅長19mm。ヤガ科キンウワバ亜科。

P8240013

2022年8月24日 北海道十勝地方

 

« 2025年2月 | トップページ | 2025年4月 »

フォト

twitter

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ