デジタルからアナログへ
昨年末からパソコンの調子が悪くなり、しばらくの間パソコンはメールやSNSのチェックなど、必要最小限しか使わないでいた。すると、パソコンをあまり使わない生活にだいぶ慣れてしまった。考えてみれば私はもともとアナログ人間で、メールを始めたのも遅い。そんな私が、なぜかブログを書き、原発事故をきっかけに情報収集のためにSNSも始めた。すると、どうしてもパソコンを使う頻度が高くなってしまう。しかし、パソコンの不調によって、久しぶりにパソコンなどなかった頃の感覚がよみがえってきたし、そんな生活のほうが健全だと思えてくる。
今は、なんでもデジタルの時代だ。写真もデジタルになってしまったので、パソコンがないとどうしようもない。飛行機や列車の予約などもネットが当たり前だし、電気料金の請求書などもネット閲覧になってしまった。このデジタル化の流れは今後も止まらないだろう。
しかし、こんなデジタルだらけの生活は本当に問題がないのだろうか、と心配になる。スウェーデンの教育現場ではデジタルからアナログへと転換をするようになった。デジタル化が学力の低下につながっているという。やはり、デジタルにどっぷり浸かった生活というのは生物である人として好ましくないのだろう。かつては、毎日テレビばかり見ていたら人の脳は劣化してしまうのではないかと思っていたが、ネットもやりすぎたら同じなのかもしれない。
コロナ騒動によって、マスコミが嘘ばかり報じていたことがはっきりした。コロナウイルスやワクチンの関する情報は、マスコミよりもSNSや個人のブログなどのほうがはるかに事実を知ることができた。私も、インターネットによる情報収集をしていなかったら騙されていたかもしれない。しかし、SNSも検閲されていた。マスコミもネットも何が真実かを見極める感性が求められる時代になってしまった。
生活に根付いてしまったパソコンやインターネットだが、やはり適度に使うしかないのだろうと思う。私も最近は手で文字を書くことがなくなり、漢字がすっかり書けなくなっている。今年は少しデジタルからアナログへと転換しようかと思っている。
そんなこともあって、昨年からペン習字を初めてみた。この歳になると、身についた癖がそう簡単には変わらない。少しは上達するものかどうかわからないが、しばらく続けてみたいと思っている。
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