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2024年9月

2024/09/30

クシヒゲホシオビコケガ

 白い翅に黒い斑点が並ぶコケガの仲間。ホシオビコケガとされていたものが、2018年にクシヒゲホシオビコケガとクシナシホシオビコケガに分けられたとのこと。胸部の黒点の数で区別でき、クシヒゲは2つ、クシナシは3つ。幼虫の食餌植物は地衣類。前翅長は11mm前後。ヒトリガ科。

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2024年8月29日 北海道十勝地方

 

2024/09/29

キマエクロホソバ

 外見はキベリネズミホソバに似ているが、本種は頭部が黒い(キベリネズミホソバは黄色)ので、頭を見れば区別は容易。幼虫は地衣類を食べる。写真の個体は前翅長20mm。ヒトリガ科。

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2023年7月21日 北海道十勝地方

 

2024/09/28

キベリネズミホソバ

 ヒトリガ科の「〇〇ホソバ」と名がつく蛾は外見が似ている種が多く同定が悩ましいのだが、キベリネズミホソバとキマエクロホソバは見た目で区別ができる。この両種も似ていて、上翅は濃い灰色で前翅の前縁は黄色であるのは共通しているが、頭の色が異なっている。キベリネズミホソバの頭部は黄色、キマエクロホソバは黒いことで容易に見分けられる。幼虫の食餌植物は地衣類。写真の個体は前翅長20mm。ヒトリガ科。

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2021年7月8日 北海道十勝地方

 

2024/09/27

クロスジホソバ

 色彩には変異があり白っぽいものから黒っぽいものまで様々なようだ。前翅の中ほどに黒い点列または帯状の横線があるのが特徴だが、写真の個体のように横線があまり目立たないものもいる。幼虫は地衣類を食べる。写真の個体は前翅長9.5mm。ヒトリガ科。

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2022年7月27日 北海道十勝地方

 

2024/09/25

マメホコリ

 昨年、ホソエノヌカホコリを見つけた後に、別の倒木で同じく粘菌(変形菌)のマメホコリを見つけた。ホソエノヌカホコリと同じようにオレンジ色をしていて目立つ。子実体の大きさはばらつきがあるが、直径5~7mmくらいのものが多かった。このオレンジ色のものは未熟の子実体で、後に黒っぽくなる。散歩がてらにしばしば観察していたが、このあと冬になるまで大きな変化は見られなかった。ただ、後になって写真を拡大してみたところ、10月11日時点で一部の子実体に穴が開いているのが分かった。これが胞子を出す穴なのだろうか?

 

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2023年10月1日 倒木の上の未熟なマメホコリ子実体。

 

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拡大した写真。

 

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10月4日 褐色になっていた。

 

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10月11日 良く見ると一部の子実体に小さな穴があいている。

 

2024/09/24

ホソエノヌカホコリ

 朽ちた倒木にオレンジ色のつぶつぶがあるのに気付いたのは去年の9月のこと。今まで粘菌(変形菌)にはほとんど興味を持っていなかったのだが、とても鮮やかなオレンジ色が気になって写真を撮り、ホソエノヌカホコリの子実体だと分かった。今年もやはり9月に同じ朽木にホソエノヌカホコリがついている。

 

 このオレンジ色の子実体はしばらくすると茶色から黒へと変わり、その後、先端部が破れて胞子が飛び散る。写真は去年のものだが、その様子を紹介したい。

 

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2023年9月12日 朽木につく子実体。直径は1.5~2mmほど。

 

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拡大した写真

 

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9月29日 オレンジ色がくすんできた。

 

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10月7日 黒く変色。

 

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11月16日 一部の子実体が破れて細毛体がのぞいている。

 

2024/09/22

モンシロドクガ

 純白の翅に黒い斑紋があるが、消失する個体もある。脚や胸部にも純白の毛がある。幼虫は毒針毛を持つので、注意が必要。幼虫はバラ科、ブナ科などの樹木の葉を食べる。前翅長は12~22mm。ドクガ科。

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2023年8月3日 北海道十勝地方

 

2024/09/21

コモクメヨトウ

 朝晩はだいぶ冷え込むようになって蛾も減ってきたが、今日はコモクメヨトウを見ることができた。私にとっては初見の蛾。木目のような斑紋があり、淡褐色、褐色、黒のコントラストも美しい。幼虫はオトギリソウ科の植物を食べるとのこと。前翅長は15mm前後。ヤガ科。

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2024年9月21日 北海道十勝地方

 

2024/09/20

キドクガ

 前翅は黄色い地色に褐色の大きな斑紋があり、外横線の外側にも褐色の斑点が並んでいる。幼虫は黒にオレンジ色の帯がある派手な毛虫で毒針毛があるので要注意だが、成虫にも毒針毛があるそうだ。幼虫は広食性で、様々な樹木の葉を食べる。前翅長は13~21mm。ドクガ科。

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2022年6月30日 北海道十勝地方

 

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幼虫 2021年9月23日 北海道十勝地方

 

2024/09/19

製薬会社社員が書いた書籍「私たちは売りたくない!」発売

 9月18日、つまり昨日のことだが、「私たちは売りたくない!」という衝撃的なタイトルの本が発売された。出版社は方丈社。以下が、方丈社の新刊情報。

 

私たちは売りたくない! 

 

 日本では10月1日から高齢者を対象にコロナワクチンの定期接種が始まるが、そのコロナワクチンは5種類ある。ファイザーのコミナティ、モデルナのスパイクバックス、第一三共のダイチロナ、武田薬品のヌバキソビッド、Meiji Seikaファルマのコスタイベだ。そのうちMeiji Seikaファルマのコスタイベはレプリコンと言われている自己増殖型のもので、従来のmRNAワクチン以上に危険性が懸念されており、現在「mRNAワクチン中止を求める国民連合」がレプリコンを含むmRNAワクチンの中止を求めて様々な活動を展開している。

 

mRNAワクチン中止を求める国民連合

 

 このレプリコンワクチンを販売することになっているMeiji Seikaファルマの現役社員らが書いた本が「私たちは売りたくない!」だ。レプリコンの接種開始直前にこのような本が出版されたことの意味は大きい。

 

 私は注文したもののまだ入手しておらず読んでいない。そして、驚いたことに、発売直後であるにも関わらず本日19日にネット通販ではすべて在庫切れになっている。X(Twitter)では、製薬会社社員が書店で買い占めているという情報もある。出版社は重版するようだが、すぐに読みたい方は電子版を購入することもできる。

 

 目次などを見る限り、決して過激なワクチン反対本ではなく、公表されている事実を元にmRNAワクチンの問題点を取り上げているようだ。版元の紹介文の中に、以下のような説明がある。

 

本書では、あくまでも、厚労省を始めとする公的機関や会社のプレスリリースなどで発表されているオープンソースのデータをもとに、さまざまな検証が進められている。次に来る危機の中心として、世界に先駆けて日本だけが承認した「新mRNAワクチン=レプリコンワクチン」の本質的危険性を訴え、さらには、安全とされてきたインフルエンザワクチンが、近い将来危険な変貌を遂げることにも警鐘を鳴らす。

 

 これ以上、ワクチンによる薬害被害者を出したくないという想いからの勇気ある指摘のようだ。本書は内部告発ではないという意見もある。私は読んでいないので何とも言えないが、製薬会社の社員らが、自分達の会社の製品について異を唱える内容なら、内部告発に近いのではないかと思う。

 

 mRNAコロナワクチンによる予防接種健康被害救済認定数は、9月12日時点で11,920件、死亡認定された件数は818件だ。もちろんこれは認定されたものだけであり、未審査のものも多数あるし、申請したけれど認定されなかったものもある。超過死亡の数から考えると、恐らく数十万人がワクチンが原因で亡くなっているだろう。

 

 国が認定しただけでも800人以上がワクチンで亡くなっているのに中止にならず、さらに高齢者対象に定期接種化。その裏には、インフルエンザワクチンも含め既存のワクチンを危険なmRNAワクチンやレプリコンワクチンに変えていくという国の方針があるからではなかろうか。

 

 製薬会社社員による警鐘は極めて重い。なぜなら、研究者でも医師でもなく、開発に関わっている側だからだ。そのような人たちからの警告は、決して軽視できない。私たちはワクチンの真実を知り、ワクチンのあり方そのものを見直していかねばならないと思う。

 

 もし、10月からの定期接種を受けようと思っている人がいたら、慌てて打つのではなく、製薬会社社員の忠告に耳を傾けてほしい。自分の健康が損なわれるかもしれないし、さらに伝播(シェディング)の加害者にもなりかねないことを認識してほしい。

 

2024/09/18

カシワマイマイ

 雄と雌では大きさや色彩が異なるマイマイガの仲間。雌の前翅は白地に黒い波線があり斑紋はノンネマイマイに似るが、ノンネマイマイより大きく後翅は赤味を帯びる。雄は色彩や斑紋に変異があるものの、前翅は全体に黒っぽい。幼虫はブナ科、バラ科、ムクロジ科(カエデ類)などの葉を食べる。前翅長は雌が37~46mm、雄が22~27mm。ドクガ科。

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雌 2008年8月9日 北海道留萌地方

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雄 2023年7月28日 北海道十勝地方

 

2024/09/17

ヒラタケ

 私はキノコ採りの趣味はなくキノコのことはさっぱり分からないのだが、秋の散歩ではやはりキノコが目についてしまう。今まではキノコの種名などほとんど調べたことはなかったが、散歩にカメラを持ち歩くようになってからは、つい写真を撮り調べる羽目になる。このキノコはケヤマハンノキの倒木に生えていたもので、ヒラタケではないかと思う。傘の一部が動物に齧られている。ヒラタケは食用キノコだが、動物にとっても美味しいのだろう。写真のもので傘の径は5cmくらい。ヒラタケ科。

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2024年9月17日 北海道十勝地方

 

2024/09/16

ノンネマイマイ

 夏に発生するマイマイガで、当地では普通に見られる。白地にくっきりとした黒い波線がある。「ノンネ」とはどういう意味なのだろうかと思っていたのだが、ドイツ語で修道女のことだという。白と黒の色彩が修道服を連想させるからだろうか。幼虫はブナ科やカバノキ科、マツ科などの植物の葉を食べる。前翅長は20~28mm。ドクガ科。

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2008年8月10日 北海道十勝地方

 

2024/09/15

国は台風の制御を掲げている

 「気象兵器」と言ったら、途端に「陰謀論」という言葉を浴びせられそうだ。そういう人は「気象操作」も陰謀論だと言うのだろうか? 気象操作なら日本はすでに「台風の制御」を掲げている。人為的に台風の制御ができるのならば、それはやはり気象操作に他ならない。

 

 日本のムーンショット計画をご存知だろうか? 簡単に言えば、世界経済フォーラムの提唱するグレート・リセットの日本版のようなものだ。世界経済フォーラムは史上最悪の薬害を生み出しているmRNAコロナワクチンも推進してきた団体だ。私はグレート・リセットもムーンショットも怪しい計画だと警戒している。

 

 その、「ムーンショット目標8」で、日本政府は「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」という目標を掲げている。以下は内閣府のホームページからの一部引用。

 

・2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨(線状降水帯によるものを含む)の強度・タイミング・発生範囲などを変化させる制御によって極端風水害による被害を大幅に軽減し、我が国及び国際社会に幅広く便益を得る。
・2030年までに、現実的な操作を前提とした台風や豪雨(線状降水帯によるものを含む)の制御によって被害を軽減することが可能なことを計算機上で実証するとともに、広く社会との対話・協調を図りつつ、操作に関わる屋外実験を開始する。

 

 つまり、政府自身が、台風や豪雨の制御ができると考えており、その技術の確立を目指しているということになる。国が「気象操作をする」と堂々と言っているわけだ。そして、この計画は「タイフーンショット計画」と呼ばれている。

 

 ということは、「気象操作」自体は陰謀論でも何でもない。実際に国が目標に掲げて推進している政策だ。国は、そのような技術を災害の軽減という公益のために用いると言っているわけだが、悪用されたなら気象兵器にもなり得るだろう。特定の場所に大雨を降らせて洪水を発生させたり、台風を直撃させて被害をつくりだすことも可能ではないか。結局、兵器になるかどうかはその技術を使う側の目的によって違うだけだ。原子力の平和利用を掲げて推進した原発と核兵器を連想してしまう。私は、基本的には兵器になり得るような技術を開発することは賛成できない。mRNA技術だって、史上最悪の薬害をもたらしているわけで、これも容易に兵器に転用できる。

 

 では、いったいどうやって台風を制御するのだろうか? それについては私にはよく分からないが、いろいろ噂されているのが、アラスカにあるHARRPだ。表向きにはオーロラ観測が目的だと言われているが、米軍の施設であり、実際に何をやっているのか分からない。人工地震や気象操作に使われているのではないかという噂が後を絶たない。このHAARPと気象兵器について考察した記事(個人のブログ)を参考までに二つほど紹介しておきたい。私はこれらの記事を全面的に支持するわけではないが、まったくの嘘とも思えない。少なくとも気象操作はだいぶ前から試みられていると思っている。

 

【考察】最強の気象操作兵器?HAARPについて調べてみた!

 

気象操作技術はどこまで進んでいるのか?

 

 日本でも京都大学にHAARPがある。以下の記事ではこの京都大学のHAARPと台風の制御について考察している。

 

気象兵器3 台風はどうやって作るのか? 世界最強HAARP 京都大学MUレーダーの威力とは!?

 

 ここ数年、台風の動きを不自然だと感じている人が多いのではなかろうか。ジグザグに迷走してみたり、急に角度を大きく変えたりと、私も実に変だと思っている。さらに、線状降水帯などという言葉がしきりに使われるようになった。台風の大型化は地球温暖化のせいかもしれない。しかし、不自然な動きは温暖化が理由だとはちょっと思えない。

 

 日本政府が台風制御を掲げていること、HAARPが気象兵器ではないかと噂されていること、京都大学にHAARPがあること、などを考え併せると、すでに日本でも気象操作の実験をしているのではないか?という疑念を払しょくすることができない。

 

2024/09/14

マスタケ

 秋なので、キノコの紹介。エゾヤマザクラの幹の割れ目に生えたこのキノコはマスタケだと思う。傘の縁がフリルのように波打ち、上下に重なるように生えている。マスタケというのは漢字にすると「鱒茸」で、傘の色が鱒の身の色に似ていることに由来する。ただし、色は白っぽいものからオレンジ色のものまで様々なようだ。サルノコシカケ科。

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2024年9月4日 北海道十勝地方

 

2024/09/13

ケンモンミドリキリガ

 ケンモンミドリキリガは9月中旬くらいから見られるようになる美麗種。数日前から姿を見るようになった。前翅は淡い緑色の地色に、淡灰褐色の帯や黒で縁どられた白い波状の横線がある。この色彩は地衣類に擬態しているのだろう。クモだとコケオニグモに色彩が似ている。幼虫はヤマザクラなどを食べるとのこと。写真の個体は前翅長18mm。ヤガ科。

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2022年9月21日 北海道十勝地方

 

2024/09/12

ヒメノコメエダシャク

 秋に出現する蛾が目立つようになってきた。ヒメノコメエダシャクもその一つ。このシャクガは面白いことに、止まっている時に腹部を横に曲げていることが多い。なぜこんな止まり方をするのだろうか。幼虫は広食性でさまざまな広葉樹の葉を食べる。写真の個体は前翅長24mm。シャクガ科。

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2024年9月12日 北海道十勝地方

 

2024/09/10

クロミスジシロエダシャク

 前翅に3本の黒い線があり、後翅はオレンジ色の斑紋と黒点がある特徴的な模様のエダシャク。幼虫はエゴノキやハクウンボクを食べるとのことだが、当地にはエゴノキはないのでハクウンボクを食べているのだろうか。前翅長は18~24mm。シャクガ科。

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2024年9月10日 北海道十勝地方

 

2024/09/09

アオセダカシャチホコ

 今年はじめて見ることができたアオセダカシャチホコ。かなり大型で、黄色い斑紋がよく目立つ美しい蛾。「セダカ」というのは胸部の鶏冠のような毛に由来するらしい。幼虫はミズナラやコナラなどブナ科植物を食べるとのこと。前翅長は26~32mm。シャチホコガ科。

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2024年7月12日 北海道十勝地方

 

2024/09/08

ナカキシャチホコ

 全体的に灰色がかった暗褐色をしている何とも地味なシャチホコガ。内横線、外横線は不明瞭で、淡色の腎状紋は中に暗色部がある。やや似ているルリモンシャチホコは内横線の内側が明らかに暗色で、腎状紋の中に暗色部がない。写真の個体は前翅長24mm。シャチホコガ科。

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2024年6月29日 北海道十勝地方

 

2024/09/07

アオクチブトカメムシ

 緑色の金属光沢を持つ美しいカメムシ。前胸背から小楯板にかけては緑色のものから黒褐色になるものまで幅がある。色彩はツノアオカメムシに似ているが、前胸背の側角の形が異なる。写真は左が雄で右が雌。体長は17~21mm。カメムシ科。

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2017年10月4日 北海道十勝地方

 

2024/09/06

ツノアオカメムシ

 このところ蛾の紹介ばかりしていたが、いろいろな昆虫を取り混ぜていきたいと思うようになった。そこで、今日はカメムシにしてみたい。カメムシは蛾と同様にあまり好まれない(というより嫌われる)昆虫だが、良く見るととても綺麗なものもいる。「嫌い」「気持ち悪い」などという先入観にとらわれず知ってもらえたら嬉しい。

 

 ツノアオカメムシは緑色に輝くとても美しいカメムシ。アオクチブトカメムシとよく似ているが、前胸背の側角の形が異なっている。体長は17~21mm。カメムシ目カメムシ科。

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2021年9月7日 北海道十勝地方

 

2024/09/05

ホソバシャチホコ

 黒褐色で囲まれた淡褐色の紋が目立つシャチホコガだが、色彩・斑紋には変異があり、全体に灰色味が強いものもいるようだ。幼虫はミズナラやカシワ、コナラなどブナ科植物を食べる。幼虫は見たことがないが、複雑な模様をしたイモムシで、いつか見てみたい。前翅長は21mmくらい。シャチホコガ科。

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2024年7月12日 北海道十勝地方

 

2024/09/04

イヌセンボンタケ

 散歩中に見つけた群生する乳白色の可愛らしいイヌセンボンタケ。釣鐘形の傘には縦に溝がある。傘の直径は大きいもので1cmくらい。倒木や枯木に群生する。ナヨタケ科。

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2024年9月2日 北海道十勝地方

 

2024/09/03

コカバスジナミシャク

 昨日(1頭)、今日(3頭)と続けて見られたので、今が出現の季節なのか? 前翅は黒と灰色の縞模様で、内横線の内側と外横線の外側のオレンジ色の線がアクセントになっている。また、外縁の中央あたりに淡いオレンジ色の斑紋がある。前翅長は10mmくらい。シャクガ科。

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2024年9月3日 北海道十勝地方

 

2024/09/02

米不足への疑問

 今日の北海道新聞社説でコメ不足のことを取り上げていた。要旨は以下。

 

 去年の猛暑の影響で高品質のコメの流通量が減ったこと、訪日客を含むコロナ後の需要回復によりコメの品薄や値上がりが続いている。JAグループは24年産の主食用米を出荷した農家に支払う概算金を引き上げており、新米が流通しても高値は続くだろう。政府は補助金を出して転作を促してきたが、生産調整のあり方を見直す必要がある。国の備蓄米放出は手続きに時間を要するので、非常時の供給体制を点検することも肝要。

 

 コメが品薄で、一部のスーパーなどではコメの棚が空になっていると聞くが、コロナ後の需要回復というのは本当なのだろうか? コロナで需要が減ったのなら、その時の余剰分はどうしていたのだろうか? コメ余りだという話は聞かなかった。そもそも人口は減っている。2、3年訪日客が減ったことがそんなに大きく影響しているのか? いろいろ疑問が湧いてくる。

 

 私は食料品の大半は生協で購入している。品薄との理由でコメの定期登録は一時中止になっているが、品薄で買えない人がでる(抽選になる)という状態にはなっていない。ただ、7月頃から急に値上がりし始めた。鳥インフルエンザによる鶏の殺処分が行われた時には卵は値上がりしただけではなく出荷数が限定され抽選になった。そして供給が戻った今も値段は下がっていない。餌代の高騰もあるだろうけれど、なんだかなあという気持ちが拭えない。

 

 今回のコメの品薄に関しても、品薄を理由に値上げをし、新米が出回るようになっても値段は下がらないのではないかと内心思っていたが、やはりそうなりそうだ。もしかしたら、はじめからそれを見込んで流通量を減らし、値上げをしたのではないかと疑いたくなってくる。

 

 国の備蓄米放出は手続きに時間がかかるというが、コメの在庫量は分かるわけで、新米の出回る数か月前には不足になるかどうか分かりそうなものだ。だいいち、備蓄米は緊急時にすぐに放出できなければ意味がない。今回のコメ不足や値上げは何とも不可解だ。

 

 転作によって水田を畑に変えてしまえば、再び水田に戻すのは容易ではないだろう。余るようなら家畜の飼料にも回せるはずで、安易な転作は以前から懸念していた。日本の食料自給率はカロリーベースで38%だが、主食のコメすら自給できないようなことになれば、日本人は何かあったらすぐに飢えてしまうだろう。

 

 米国から言われるままに小麦や大豆などの農産物を輸入し、野菜まで海外産のものが増えている。自給率を上げる努力を怠ってきた政府の責任は重い。

 

2024/09/01

カンタン

 ルルルルル・・・という鳴き声はよく聞くのだが、なかなか姿を見つけられないでいた昆虫の一つがカンタン。今日はフキの葉の上で鳴いているのを見つけることができた。透明の翅を持ち、細長く弱弱しい体つきをしている。鳴くときは翅を立ててこすり合わせる。バッタ目マツムシ科。

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2024年9月1日 北海道十勝地方

 

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