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2023/12/08

「ワクチン神話 捏造の歴史」で露わになったワクチンの嘘

 私はワクチンに関し、コロナ騒動が始まる前までは、インフルエンザワクチンは効果がない、HPV(子宮頸がん)ワクチンは重篤な副反応が多数報告されており危険、くらいの認識しかなかった。また、天然痘はワクチンで撲滅されたという説を信じていた。しかし、「ワクチン神話 捏造の歴史」(ロマン・ビストリアニク、スザンヌ・ハンフリーズ著 神瞳訳、坪内俊憲監修 ヒカルランド)を読んで、その認識が一変した。

 

 本書はワクチンの効果に疑問を抱いた著者が多数の文献に当たり、それまで隠蔽されていたワクチンの不都合な真実について資料やデータに基づいて論じた大作だ。

 

 ワクチンが1796年のエドワード・ジェンナーによる実験に端を発していることは広く知られている。ジェンナーは、牛痘に感染した女性にできた膿疱から採取した物質を8歳の少年に接種し、後にその少年を天然痘患者に接触させたが発症しなかったことで、牛痘を接種することで天然痘の予防になると確信した。たった一例の実験で、ワクチンが成功したと信じてしまったのだ。これを機に世界的にワクチンが広まった。しかし、ワクチンの歴史をたどっていくと、私たちがまったく教えられていない驚くべき事実が浮かびあがる。たとえば、天然痘ワクチンの接種率が高くなると天然痘の死者が増えるとか、ほとんどの感染症の死者はワクチン接種が始まる前から激減していたとか・・・。

 

 本書を読み進めると、天然痘ワクチンに限らずあらゆる感染症のワクチンで、その有効性が証明されていないことが分かる。むしろワクチンは感染症を広げ、薬害によって多くの死者を出してきた。ワクチンを推奨する医師は、打っても感染し予防効果がないと分かると、重症化を防ぐというように主張を変えてきた。

 

 これはインフルエンザワクチンでも言われてきたことだし、新型コロナワクチンでも同じ言い訳がなされた。ワクチン推進派はワクチンを打たせるためにこんなまやかしを100年以上前から続けてきたのだ。さらに恐ろしいのは、効きもしないワクチンを強制してきた負の歴史だ。コロナワクチンでも強制に近い強要が行われたが、これは今に始まったことではない。とんでもない人権侵害の歴史があったのだ。WHOの進めているパンデミック条約が現実のものとなれば、再び同じ過ちが繰り返されることになるだろう。

 

 結局、感染症を防ぐためには衛生環境の改善と十分な栄養を摂ることが何よりも有効であるというごく当たり前のことにたどり着く。21世紀の今もこれは全く変わらない。人の浅知恵など、進化で獲得してきた免疫システムにはとても太刀打ちできないということに他ならない。

 

 私たちはワクチンなるものが誕生して以来、ずっと「ワクチンは感染症予防に効果がある」と信じ込まされてきた。医療従事者もそのような間違った教育を受けそれを妄信してきたし、私たち一般の人達もそう信じてきた。なぜなら、ワクチンで利益を得る医薬業界がマスコミをも牛耳ってそのように仕向けてきたからだ。これがタイトルにもある「ワクチン神話」だ。

 

 コロナ騒動では多くの医師がmRNAワクチンの正体を見抜けずに推奨したが、彼らは恐らくこうした嘘のワクチン教育によってほとんど洗脳状態になっていたのではなかろうか。無条件に「ワクチンは効果がある」と信じていたのかもしれない。むしろ、非接種を選択した一般の人のほうが、洗脳されていなかったのではないかと思う。

 

 福島第一原発が過酷事故を起こしたとき、原発の安全神話が嘘であったことが白日の下に晒された。ワクチンに関しても全く同じで、コロナワクチンも効果がないどころか、接種が始まってからというもの死者も体調不良者も激増している。「集団免疫」などというのも嘘だった。コロナワクチンを機に、ワクチン神話は崩壊し始めている。もっとも日本人の多くは未だにワクチン神話が捏造されていたことに気づいていないようだが。

 

 本書は参考文献も含めると473ページもあり価格も4000円近い。しかし、ワクチンに関する真実を知り、できる限り医薬品に頼らずに健康な生活を送るために役立つなら、決して高いとは思わない。私は、最早すべてのワクチンに疑いを持っている。ワクチンは有効だと考えている人こそ、お勧めしたい。

 

 なお、本書に掲載されているグラフはネットでも公開されている。
https://dissolvingillusions.com/graphs-images/

 

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