ヒグマ
北海道の山野を歩き回るときにどうしても気になるのがヒグマ。特に近年は市街地にも頻繁に出没するようになったし、ヒグマに襲われる事件も毎年何件か発生している。そんなに見かける動物ではないが、林道を車で走ったり登山をしていると、糞や足跡を見ることはしばしばあった。新しい糞を見つけたときなどは、まだ近くにいるのではないかと神経をとがらせてしまう。そんなわけで、山に行くときはクマ撃退スプレーは持参するようにしている。
これまでにヒグマの姿を見たのは4回。1回は観察会で集団で歩いているときに1頭の若いヒグマが現れた。人が大勢いたことと距離が離れていたこと、成獣ではなかったことなどでパニックになることもなくクマは去っていった。3回は車の中から。林道を走っている時に右手の森林から現れ、車の前を横切って森の中に走って消えたのが1回。林道ではなく舗装道路を走っているときに車の前を横切ったのが1回。道路沿いの森林の中にいたのが1回。
クマを見かけても大抵は写真に撮るような余裕はないのだが、写真は道路沿いの森林の中にいたもの。望遠のきくカメラを持っていなかったので小さい上にピンポケ写真だが、車に乗っていて距離もやや離れていれば恐怖感はない。
北海道はヒグマの生息域でありどこで出会ってもおかしくはないのだが、やはり近くで会いたくはない動物だ。
2013年6月27日 北海道十勝地方
« ヒトテントガリバ | トップページ | ミスジシロエダシャク »
「哺乳類」カテゴリの記事
- エゾタヌキ(2023.12.23)
- ヒグマ(2023.11.30)
- チョウセンゴヨウと動物たち(2015.11.17)
- オニグルミの不作とエゾリス(2015.11.10)
- 然別湖畔でヒグマに遭遇(2013.07.02)
コメント