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2023年11月

2023/11/30

ヒグマ

 北海道の山野を歩き回るときにどうしても気になるのがヒグマ。特に近年は市街地にも頻繁に出没するようになったし、ヒグマに襲われる事件も毎年何件か発生している。そんなに見かける動物ではないが、林道を車で走ったり登山をしていると、糞や足跡を見ることはしばしばあった。新しい糞を見つけたときなどは、まだ近くにいるのではないかと神経をとがらせてしまう。そんなわけで、山に行くときはクマ撃退スプレーは持参するようにしている。

 

 これまでにヒグマの姿を見たのは4回。1回は観察会で集団で歩いているときに1頭の若いヒグマが現れた。人が大勢いたことと距離が離れていたこと、成獣ではなかったことなどでパニックになることもなくクマは去っていった。3回は車の中から。林道を走っている時に右手の森林から現れ、車の前を横切って森の中に走って消えたのが1回。林道ではなく舗装道路を走っているときに車の前を横切ったのが1回。道路沿いの森林の中にいたのが1回。

 

 クマを見かけても大抵は写真に撮るような余裕はないのだが、写真は道路沿いの森林の中にいたもの。望遠のきくカメラを持っていなかったので小さい上にピンポケ写真だが、車に乗っていて距離もやや離れていれば恐怖感はない。

 

 北海道はヒグマの生息域でありどこで出会ってもおかしくはないのだが、やはり近くで会いたくはない動物だ。

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2013年6月27日 北海道十勝地方

 

2023/11/29

ヒトテントガリバ

 灰褐色~茶色をしたトガリバで、白い内横線と外横線の間は濃色になり短い線状の黒斑がある。前翅長は17mm前後。幼虫の食餌󠄀植物はカバノキ科のクマシデやサワシバ。カギバガ科。

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2022年7月21日 北海道十勝地方

 

2023/11/28

ウスベニアヤトガリバ

 濃い茶色の地に薄紅色のラインをもつ美しいトガリバ。幼虫の食餌󠄀植物はバラ科のキイチゴ類。写真の個体は前翅長20mm。カギバガ科。

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2021年8月19日 北海道十勝地方

 

2023/11/27

モントガリバ

 モントガリバはピンク色の丸い斑紋があるとてもお洒落な印象の蛾。幼虫はバラ科のイチゴ類を食べる。写真の個体は前翅長16mm。カギバガ科。

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2022年7月13日 北海道十勝地方

 

2023/11/26

いくつになっても変わらないこと

 子どもの頃は、自分が高齢者になったときのことなど全く想像ができなかった。まあ、それが普通なのだろう。そして実際に高齢者になってみて思うことは、いくつになっても子どもの頃とほとんど変わっていないのではないかということだった。変わらないというのは性格などではなく、趣味や嗜好が変わらないということ。

 

 私は小学生くらいまでは昆虫が大好きで、友達と遊ぶとき以外はよく一人で虫捕りをしたり、昆虫を捕まえてきては飼育したりしていた。小学校の4年生くらいまでは、夏休みといえば昆虫標本を作っていたと思う。女の子としてはかなり変わり者だった。

 

 小学校高学年からは野鳥に興味を持ち始め、中学生くらいから何度か探鳥会に参加した。また、中学2年のときにそれまで住んでいた借家から庭付きの一戸建てに引っ越したのだが、それを機に園芸も始めた。花壇をつくり、パンジーやサルビア、マリーゴールドなど種から苗づくりをしたし、菊の3本仕立てとか朝顔の行燈仕立てなどもやって、兄からは「老人趣味」だと笑われた。

 

 高校時代の休日といえば、庭で園芸作業をするか、早朝から起き出して一人でおにぎりを作って探鳥会に参加するかのどちらかだったように思う。高尾山には毎月のように通い、山野の鳥はほぼ高尾山で覚えた。同級生は芸能人や男の子の話ばかりしていたが、そんなことには全く興味がなかった。

 

 大学では生物系のクラブに入りもっぱら野鳥を観ていた。夏休みや冬休みには北海道から九州まで野鳥を観に歩き回っていた。また、先輩に誘われてクモにも興味を持つようになった。大学を卒業したあとは、週末になると時折思い立ったように夜行日帰りや夜行一泊くらいの登山にのこのこと出かけて行った。都会で暮らしていると、たまに山に登って新鮮な空気を吸うだけで、なにやら生き返ったような気持ちになったものだ。山友達はほとんどいなかったので一人で行くことが多かった。

 

 結婚をして北海道に移り住んでからは、どちらかというとクモに夢中になっていた。北海道でクモを調べている人がほとんどいないというのがその理由の一つだった。家を建てて庭を持ってからは再び園芸を始め、一時はかなりの花を育てていた。そんなこんなで、いつも昆虫や野鳥やクモや植物を相手にしていたし、登山もときどきした。なんだかんだ言っても、常に動植物とともに生きてきたように思う。

 

 さて、高齢者となった今は何をしているかというと、春から秋の無雪期は散歩がてらに昆虫やクモの写真を撮っている。小学生の頃の虫好きの再来で、初めて見る虫に出会うとそれだけで心がときめいてしまう。種名の分からない昆虫を調べるだけでかなり時間をとられるのだが、楽しくてやめられない。

 

 園芸の方は、花卉園芸から蔬菜園芸に変わってきた。というのは、エゾシカが激増して玄関周りに飾っていた花を食べてしまうようになったからだ。そこで花づくりはきっぱりと諦めて庭を鹿避けネットで囲い、宿根草の花壇を少し残して他は蔬菜園芸に切り替えた。いわゆる家庭菜園だ。そんなわけで、春から秋は散歩と園芸にかなり時間をとられる生活をしている。

 

 積雪期になると双眼鏡を持って散歩に行くが、私は寒いのが苦手なので、夏と比べて回数や距離がかなり減ってしまう。しかし、室内でもやることはいろいろある。3年くらい前から、色鉛筆でクモの標本画を描き始めた。これは高齢者になってから新たに始めた趣味の一つで、自己流だが時間があるときに楽しみながら描いている。

 

 それから編み物もする。私は棒針編みが好きなので、もっぱらセーターを編んでいる。手芸は子どもの頃から好きで、小学生の頃からレース編みをやっていたし、中学や高校では手芸クラブに入っていた(本当は生物系のクラブに入りたかったのだが、なかったので仕方なく)。母も手芸が好きで、若い頃はセーターをよく編んでいたし、レース編みもやっていた。高齢になってからは刺繍でテーブルセンターなどを作っていた。手芸好きは母に似たのかもしれない。

 

 あと、趣味ではないが、自然保護活動も高校生のころからずっと関わっている。野生生物が好きであれば、それらの生息環境を保全していかねばならないと思うのは当然の成り行きだ。人間も自然の一部である以上、自然環境を守らねば生きてはいけない。

 

 こうやって振り返ってみると、子どもの頃から好きだった自然との関わりをずっと続けているのだとつくづくと思う。自分が楽しくてやっていることだから、大変だとも思わない。きっと体が動かなくなるまで同じようなことをやっているのだろうと思う。歳をとってもやりたいと思うことがあると、老いも気にならなくなる気がする。クモの標本画などまだまだ一部しか描いていないのだから、終わりが見えない。テレビもないので、漫然と時間を浪費したりマスコミに洗脳されることもない。

 

 世の中には「虫屋」さんとか「鳥屋」さんとか、「釣り師」とか、特定の生物の採集や観察、写真撮影などにはまっている人が一定程度いる。大学受験を機に、あるいは就職や結婚を機にそういった趣味をやめてしまう人も多いが、就職しても結婚してもやめずに続けている人の大半は、おそらく一生同じ趣味を続けるのではないかと思う。趣味というのは認知症防止にも役立っているのだろう。

 

 ここで、ふと思う。ゲームやネットばかりで育った今の子どもたちは、果たしてのめり込めるような趣味をどの程度持っているのだろうか? ちょっと心配になってきた。

 

2023/11/24

クシヒゲシャチホコ

 成虫が晩秋に出現するシャチホコガで、雄は羽毛状の立派な触角を持つ。翅は薄く、広げて止まると透けているのが分かる(雌の写真参照)。幼虫の食餌󠄀植物はカエデ科など。前翅長は16mm前後。シャチホコガ科。

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雌 2022年10月28日 北海道十勝地方

 

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雄 2022年10月30日 北海道十勝地方

 

2023/11/23

オオチャバネフユエダシャク

 雄の前翅は茶色だが、色彩は個体によって変異がある。本種は外横線が大きく曲がることでチャバネフユエダシャクと区別できる。雌はチャバネフユエダシャクとよく似た白黒模様。雄の前翅長は23mm前後。幼虫の食餌󠄀植物はマツ科やブナ科。シャクガ科。

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雄 2021年10月8日 北海道十勝地方

 

2023/11/22

チャバネフユエダシャク

 チャバネフユエダシャクとオオチャバネフユエダシャクの雌は白黒のとても特徴的な模様をしていて愛好者の間では「ホルスタイン」と呼ばれている。ただし、どちらもよく似ていて外見では区別ができないようだ。ということで写真の個体がどちらかは判然としないが、とりあえずチャバネフユエダシャクにしておく。雄の写真は未撮影。幼虫は頭が茶色で、腹部下面は黄色、背面は褐色と黒の細かい網目状の模様がある。雌の体長は15mmほど。シャクガ科。

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雌 2010年11月7日 北海道上川地方

 

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幼虫 2023年6月23日 北海道十勝地方

 

2023/11/20

クロオビフユナミシャク

 翅が退化しているフユシャク類の雌としては翅が長く、体長よりは短いものの黒い帯を持つ翅がある。ただし、飛ぶことはできない。幼虫の食餌󠄀植物はブナ科、カバノキ科、バラ科、カエデ科など多岐にわたる。写真の個体は体長約12mm。シャクガ科。雄の写真は未撮影。

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雌 2022年10月21日 北海道十勝地方

 

2023/11/18

シロオビフユシャク

 雄は灰色で、外横線、内横線ともに白っぽく、フユシャク亜科の中では大型。特徴的なので同定も迷わない。雄の写真は自宅の壁に止まっていたもの。雌はやや自信がないが、シロオビフユシャクではないかと思う。幼虫の食餌󠄀植物はヤナギ科、カバノキ科、クルミ科、ブナ科、ニレ科、バラ科など多種にわたる。写真の雄は前翅長19mm。雌の体長は10mm。シャクガ科。

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雄 2023年11月16日 北海道十勝地方

 

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雌 2021年10月18日 北海道十勝地方

 

2023/11/17

ウスモンフユシャク

 全体的に茶褐色で斑紋はあまり目立たない。ウスバフユシャクに似るが、本種は外横線が翅頂付近で内側に曲がる(ウスバはほぼ直線)。幼虫の食餌󠄀植物はカバノキ科やブナ科、ヤナギ科、バラ科など。前翅長は15mm前後。シャクガ科。

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雄 2023年11月16日 北海道十勝地方

 

2023/11/16

フタスジフユシャク

 今の季節、散歩に出るとあちこちでヒラヒラとフユシャクが飛んでいる。昼行性のフユシャクの雄だ。今日の散歩はフユシャク探しをすることにした。フユシャクは成虫が秋から冬、あるいは春先に見られるシャクガの総称で、雌は翅が退化していて飛べない。北海道に生息するフユシャクは22種とのことだが、今のところそのうちの1/3位しか写真を撮れていない。今日の散歩で種名を確認できたフユシャクはすべてフタスジフユシャクだったが、交尾をしているものも見ることができた。

 

 フタスジフユシャクの雄はウスバフユシャクに似ているが、フタスジは内横線、外横線が濃く明瞭で、外横線の外側は白っぽく縁どられる。2枚目の写真は家の中に入ってきて床に止まった個体で、珍しく後翅が見える止まり方をした。雌は翅がなく、エビフライ型をしているが、雌の写真は今日はじめて撮れた。幼虫の食餌󠄀植物はサクラ類。雄の前翅長は15mm前後。雌の体長は9mmほど。シャクガ科。

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雄 2022年11月7日 北海道十勝地方


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雄 2023年11月14日 北海道十勝地方


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雌 2023年11月16日 北海道十勝地方


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交尾 2023年11月16日 北海道十勝地方

 

2023/11/14

競争と闘争

 私は競争、つまり他者と競うというのがどうしても好きになれない。他人と競ってばかりいたら心も体も疲弊してしまう。趣味であれ勉学であれ、自分のペースで楽しむのが一番だと思っている。ところが、世の中には競争が大好きな人がいる。何かというと他者と比較して優劣を競おうとするのだ。スポーツでも芸術でも日常生活の様々なことでも。つまり、始終闘っているのであり、競争とは闘争とほぼイコールではないかと思っている。

 

 たとえば、X(Twitter)を見ていると、他人の投稿を引用して批判ばかりしている人がいる。あるいは、自分と意見が異なる人に対してすぐに返信で反論をする人がいる。一回反論するだけならまだしも、延々と議論をふっかける人もいる。ただし、そういう人に限って、自分が間違っていても絶対に認めずに論点を逸らしていく。「ああ、この人は問題解決のための議論をしたいのではなく、相手に勝ちたい人なんだな」と思う。要は、競争心や闘争心が強いのであり、自分が優位に立ちたいだけだ。

 

 だから、攻撃的なリプライや引用ポストに対しては基本的には無視することにしているし、自分から反論・批判のリプライや引用ポストはしないことにしている。議論をふっかける行為は、権力闘争になってしまうからだ。そんなことをしても相手を不快にしたり闘争心を燃え上がらせるだけで、相手と良い関係を築くことはまずできない。

 

 ただ例外はあって、相手が「公人」であったり社会的影響力の強い「みなし公人」の場合は、私も名指しで批判することはある。

 

 日常生活でも、競争や闘争はいたるところにある。家庭内での夫婦喧嘩、親子喧嘩、嫁姑の諍い・・・いずれも権力闘争だ。自分のやり方や考えが正しくて相手は正しくない、そんな押し付け合いをしている。近年は夫婦の3組に1組が離婚すると言われているが、価値観が合わないというだけで破綻してしまう夫婦も少なくないのだろう。もちろん、穏便に済ませるために相手の言いなりになっていればいいというわけではない。価値観が違うのなら解決策を探ればいいのにそれをしようとしない。そんな人が多くなったのではなかろうか。結局、競争心や闘争心が強い人が増えてきたのではないかと私は疑っている。

 

 しかし、なぜこんなに競争心や闘争心が強い人が多いのだろうか。人が自然の中で狩猟採集生活をしていた頃は、人々は集団をつくって協力していかなければ生きていけなかったはずだ。協力して狩りをし、手に入れた食料は皆で平等に分け合う。外敵から身を守るためにも、人々は協力していただろう。得手不得手はあっただろうけれど、おそらく上手く役割分担をして協力的にやっていたのではなかろうか。協力しあわなければ生きてはいけない社会では、競争とか闘争などしている余地はない。

 

 ところが、現代社会は競争で溢れているし、それは幼少期から始まる。例えば習い事の世界なども競争になりかねない。子どものピアノの発表会できらびやかなドレスを着せるのが普通になってきているようだけれど、一人が始めれば皆が同じことをする。そんな風潮も競争だろう。成人式の晴れ着も同じで、ほぼ全員が振袖という光景にどうしても好感を持つことができない。受験ももちろん競争に他ならない。学校での部活も、試合に勝ったりコンクールで優秀な成績をおさめることに拘るのならまさに競争だ。スポーツでも趣味でも勝ち負けに拘らず楽しむことが一番大切だと思うのだが、現実はそうではない。私たちは、常に競争にさらされることで闘争心が強くなっているのではないかと思う。

 

 人は様々な発明をして物質的に豊かな生活を送るようになったのに、いつまで経っても戦争が絶えることがない。誰しも平和で暮らせるに越したことはないと思っているに違いない。しかし、武力による戦争を肯定する人は一定程度いる。そのような人はとりわけ闘争心が強いと言わざるを得ない。協力的な社会が遠のいて競争的・闘争的社会になってしまったことは、人類にとって極めて不幸なことだったと思う。

 

 そして、そうなってしまった最も大きな要因は競争を肯定する資本主義と限りない欲だと思う。資本主義によって生じた貧富の差は当然のことながら人々を分断し、憎しみを生み出す。今でも資本主義や競争を肯定する人が大多数のように見受けられるが、なぜそんなに競争を好むのか? 競争や闘争では平和は決してつくることはできないのに。

 

 競争や闘争を好む人たちが多ければ多いほど、この社会は混沌となり平和から遠のいていくように思う。そのためには、まずは貧富の差を解消していく必要があるだろう。そして一人ひとりが競争や権力闘争から降り、欲はほどほどにし、他者と対等な関係を築き、話し合いで紛争を解決するようにしていくしかない。折り合いがつかないことに関しては、価値観の相違を認めつつ役割分担を決めるとか、第三者が間に入って調整するなどして解決を図ることは可能だと思う。

 

 すでに多くの人々は競争に捉われ、欲に捉われてしまっている。この状態が続くのなら人類は破滅の道を辿ることになるのではないか。ここまで格差が拡大してしまった状態で、果たして、人類は競争や闘争から脱却して平和な世界を構築することができるのだろうか?

 

2023/11/11

アシベニカギバ

 写真のように翅に黄色い部分のある黄色型と、全体的に褐色の褐色型がある。脚が赤いのだが、止まっていると見えない。高いところに止まっていたため、鮮明な写真が撮れなかった。幼虫はオオカメノキやガマズミなどスイカズラ科の植物を食べる。前翅長は14~19mm。カギバガ科。

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2023年7月21日 北海道十勝地方

 

2023/11/09

ヒトツメカギバ

 前翅、後翅ともに白く、前翅には褐色の目立つ斑紋があり、後翅には灰色の斑紋が並んでいる。カギバガの仲間だが、前翅の翅端は鉤状にはなっていない。幼虫はミズキ科の植物を食べる。前翅長は18mm前後。カギバガ科。

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2021年7月17日 北海道十勝地方

 

2023/11/07

オビカギバ

 色彩は黄褐色のものから茶色まで変異が大きい。幼虫はシラカンバ、ダケカンバ、ウダイカンバ、ヤマハンノキなどカバノキ科の葉を食べる。前翅長は雌が22mm前後、雄が18mm前後。カギバガ科。

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交尾中の雌と雄 2022年7月4日 北海道十勝地方

 

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雌 2022年7月14日 北海道十勝地方

 

2023/11/06

ウスオビカギバ

 全体に茶色で淡い斑紋があり、前翅の外縁には黒い斑紋が連なる。幼虫はカバノキ科の葉を食べる。前翅長は20mm前後。カギバガ科。

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雌 2021年7月16日 北海道十勝地方

 

2023/11/04

エゾカギバ

 前翅、後翅ともに二本の茶色いラインが入る小型のカギバ。初夏から晩夏に出現する。幼虫はブナ科やカバノキ科の植物を食べる。前翅長は15mm前後。カギバガ科。

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2022年8月29日 北海道十勝地方

 

2023/11/03

クルマスズメ

 前翅は淡褐色の地に濃褐色の数本の条がある。頭部から腹端まで淡褐色のラインが入るのも特徴。普通種のようだが、私はまだ1度しか見ていない。幼虫はブドウ科やユキノシタ科の植物を食べる。前翅長は40mm前後。スズメガ科。

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2022年7月26日 北海道十勝地方

 

2023/11/01

ヒメクチバスズメ

 私の居住地では比較的よく見られるスズメガ。色彩は個体によってやや変異があるが、胸背には幅の広い赤褐色の条がある。クチバスズメに似るというが、当地ではクチバスズメは見たことがない。幼虫はシナノキやオオバボダイジュなどシナノキ科の植物を食べる。前翅長は35mm前後。スズメガ科。

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2022年7月6日 北海道十勝地方

 

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