人口削減の理由
前回の記事では、人口削減の目的は地球温暖化をはじめとする環境問題、食料危機、エネルギー危機対策だろうと書いた。これに対しても、ネット上ではさまざまな反論がある。たとえば、人口が増えても食料は確保できるとか、化石燃料はまだまだ採掘できるなど。しかし、私はそうは思っていない。
地球温暖化の問題点については前回の記事で触れたが、エネルギーはどうだろう? 化石燃料は枯渇すると言われていたけれどまだまだ採掘されているから大丈夫だと言う人は多い。確かに新たな埋蔵地が見つかったり技術の向上によって、今まで採掘できなかった化石燃料が採掘できるようになったということはある。しかし、それにしても有限なことに変わりはない。次第に生産量が減って採掘にコストがかかるようになるだろう。そして、いつかは枯渇する。それに、地球温暖化のことを考えるなら、大量の二酸化炭素を排出する化石燃料にずっと頼っているわけにはいかない。自然エネルギーへと転換していかねばならないのは自明だ。しかし、自然エネルギーだけで賄えるのだろうか?
たとえば、先進国の大規模農業は化石燃料なしではやっていけない。まず、化学肥料を製造するのに大量の石油が必要だ。現代の農業はさまざまな農業機械によって支えられているが、それらの機械の動力も石油だ。北海道の広大な畑(馬鈴薯、ビート、小麦、豆類など)も植え付けから農薬散布、収穫まで大型機械に頼っている。もちろん、昔のように農薬も化学肥料も使わずに農業をすることは不可能ではないが、機械頼みになっている農業から手作業の農場に転換していくのは並大抵のことではない。経験や知識もさることながら、人手も必要だし、国による支援がなければ無理だろう。不可能ではないけれど、大胆な国の政策転換と時間が必要だ。
また、飛行機や自動車の燃料にも石油は欠かせない。現在の技術では蓄電池によって飛行機を飛ばすことはできないだろう。石油はこれらを動かすのに最も効率がよいのだ。電車や電気自動車とて、その電気が化石燃料を元につくられているのなら同じだ。そう考えると、人類が化石燃料の使用を止めるのは極めて困難と言わざるを得ない。
食料はどうだろう。言うまでもないが、農地も有限だ。地球上で農耕地として適している土地は限られているし、森林を伐採したり湿地を埋め立てたりという自然破壊もこれ以上やるべきではない。私たち人間は自然の一員である以上、自然環境も保全していかなければ生きていくことはできない。飲料水も酸素も自然環境がもたらしている。農地が有限である以上、地球上に住める人の数も有限だ。人口だけが増えたら食糧危機になるのは目に見えている。さらに、化学肥料の大量使用や農薬の使用によって農地の土壌が劣化し、地力の低下が生じている。大型機械の使用で農地が硬くなり、作物の生育にも影響が出ている。地力の低下によって食料生産の低下が懸念されているのが現状だ。
人の数を大幅に減らしてしまえば、温暖化をはじめとした環境問題、エネルギー危機、食料危機は一挙に大きく改善できる。人口削減という計画は、おそらくそうしたことを総合的に考えて立てられたのではないかと私は見ている。ただし、この計画を立てた人達が考えているのはそれだけではない。単に人口を減らすだけで社会のシステムをそのまま維持するなら、再び人口増に転じかねない。また、生き残った人々は人口削減を計画・実行した人達に対し報復をするかもしれない。そうさせないためには、徹底した人の支配と管理が必要だと考えているのではなかろうか。人口削減と人々の支配・管理はセットでやらねばならないということなのだろう。
私はもちろん、医薬品で人々を病気にしたり不妊にして人口を減らすなどという計画は狂っていると思うし、人道的にも許されず絶対に反対だ。そもそも地球の人口がここまで増えてしまったのは、化石燃料に頼り経済成長を追い求めた資本主義にある。定常経済なら爆発的に人口が増えることはない。そして、人口削減などという狂った計画を立て実行している連中こそ、資本主義社会で大富豪へとのし上がり大量の二酸化炭素を放出してきた人達だ。資本主義が生み出したモンスターといっても過言ではない。彼らは自分達の富と権力だけは守り、他者の命を奪い、生き残った人を奴隷にしようとしているのだ。しかも彼らは自分達こそ選ばれた地球の救世主だと妄想し、「善」だと信じてやっている。これを狂気と言わずに何というのだろう。
私はこれらの問題解決のためには資本主義をやめ定常経済の協力的な社会にしていくしかないという考えだ。人類は互いに助け合い分かち合う協力的な社会によって今日まで生き延びてきたからだ。それを壊したのが強欲な資本主義だと思っている。機械頼り(石油頼り)、農薬漬けの農業も転換を図っていかねばならないと思う。そして、自然エネルギーもできる限り地産地消や自給自足の小規模型にしていくのがベストではないかと考えている。また、食料自給率を上げていくことで、自ずと適正人口に収まっていくのではないかと考えている。日本の場合は、篠原信さんの試算を参考にすると3000万人くらいか。
もちろん、その間にも地球温暖化は進んでいくだろうし、それによって人類がかなりの被害を受ける可能性もあるだろう。気候変動による災害などは、できるだけ人的被害を少なくする努力をするしかない。温暖化によって人口が減ることはあっても、絶滅することはないだろうと思っている。
しかし、DNAに汚染されたmRNAワクチンは人の遺伝子を改変しかねない。完全に自然の摂理に逆らう技術であり、決してやってはいけないことを実行に移したと考えている。場合によっては人類を滅亡に導くことになるかもしれない。人口削減計画を立てた連中は、それが決して手を出してはいけないことだったと理解していなかったのかもしれない。このままmRNA製剤の開発や使用を続けていたら、この計画を立てて実行している人たちも無傷ではいられまい。自分達は災難を免れたとしても、子孫は分からない。そもそも人の遺伝子を改変してしまって人類に未来があると思っているなら、思い上がりも甚だしい。
以上は私の妄想のような考えにすぎないが、それほど間違っているとは思っていない。
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