スジシャコグモ
縦長の特徴的な体形をしたクモで、腹部の後方に1対の黒点がある。シャコグモと良く似ているが、北海道にはシャコグモは生息していない。スジシャコグモは北海道では平地から山地まで広く分布するが、本州以南では山地に生息する。草本上で静止している姿を見かけることが多い。体長は雌が8~12mm、雄が6~10mm。エビグモ科。
雌 2016年5月29日 北海道留萌地方
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縦長の特徴的な体形をしたクモで、腹部の後方に1対の黒点がある。シャコグモと良く似ているが、北海道にはシャコグモは生息していない。スジシャコグモは北海道では平地から山地まで広く分布するが、本州以南では山地に生息する。草本上で静止している姿を見かけることが多い。体長は雌が8~12mm、雄が6~10mm。エビグモ科。
雌 2016年5月29日 北海道留萌地方
灰褐色の小型のエビグモで、斑紋や色彩は個体によって変異がある。植物上を徘徊するが、私の居住周辺では手すりなどでしばしば見かける。体長は雌が5mm前後、雄が4mm前後。エビグモ科。
雌 2021年6月16日 北海道十勝地方
mRNAコロナワクチンが始まってから、ワクチンを接種した人に近づいた非接種者が体調不良になる、という話が出るようになった。私の記憶では、はじめにその話題が出たのは海外で、女性の生理周期が乱れたり不正出血したりという記事だったと思う。その時は、即座に「デマ」だと否定されていた。
しかし、打った人の体(呼気や汗など)から何かが放出されていて、それによって非接種者が体調不良になるというのは多くの人が体験しており否定できない事実だ。今ではシェディング(伝播)として広く知られるようになった。そして、接種者の体から放出されている物質は、スパイクタンパクやmRNAワクチンの成分を含むエクソソーム(小胞)やホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質であろうと言われている。
ホルムアルデヒドに関しては、産婦人科医の池澤孝夫さんがしばしば計測してX(Twitter)で報告しているが、シェディング物質を放出している患者が来院すると室内のホルムアルデヒド濃度が急上昇し、しばらく濃度が下がらないらしい。
シェディングを強く感じるのはほとんどが非接種者のようだ。8割もの人が打ってしまった日本では、多くの人が感じないし、今でもデマだと言っている人がいる。自分が感じなければデマにしてしまうというのは、さすがに無茶苦茶な話だ。ただし、未接種者でもシェディングを感じない人もいるそうで、人によって感受性はかなり違うようだ。
シェディングの症状としては頭痛、倦怠感、下痢、不正出血や生理不順、湿疹、内出血、鼻血、喉のイガイガ感など多岐にわたるとのこと。これですっかり体調を崩してしまう人もいる。
さらに、シェディングの匂いが分かる人と分からない人がいるという。柔軟剤のような匂いとか、薬品臭とか、カビのような匂いとか、感じ方も人によって違うらしい。
私は非接種だが、今のところシェディングの匂いというのが分からない。といっても、私の場合は北海道の過疎地に住んでいて人混みにはほとんど行かないし、買い物も生協の宅配を利用しているために、単にそのような人に遭遇していないだけなのかもしれない。
コロナ騒動が始まってから、ときどききつい香料の匂いを漂わせている人に遭遇するようになった。ただ、それらの匂いは明らかに人工的な香料の匂いで、シェディングの匂いというより香料入りの除菌剤や消臭剤ではないかと疑っている。
ところで、先日からXBB対応ワクチンの秋接種が始まった。それと同時に、X(Twitter)でもシェディングを訴える人が出てきた。特に今回のワクチンはシェディングが強烈らしい。都会に住んでいる人はどうしても満員電車などは避けられないし、職場でも同じ室内に接種者がいたら常にシェディング物質を浴びせられることになる。
さらに「シェディング癌」という話まで聞くようになった。つまり、非接種でありながらシェディングによって癌を発症してしまうという事例が出てきているらしい。打たなくても接種したと同然になってしまうなら、とんでもない代物だ。もはや接種者にとっても非接種者にとっても「百害あって一利なし」の毒薬であり、ワクチンなどという名称は使うべきではない。
シェディングで症状が出る人はそれはそれで大変だが、症状が出ない人も毒を浴びせられているわけで、無事で済むとは思えない。こうなると非接種者は対策をするしかない。対策についてはいろいろな方が提言しているので、是非ネット検索して身を守ってほしい。コロナワクチンの無料接種は今回で終わりなので、おそらく次からは接種者は激減するだろう。XBBワクチンの接種が一段落するまで、対策をして乗り切るしかない。
それから、今年は夏の暑い時期であるにも関わらずコロナの他にインフルエンザなどの感染症にかかり、高熱で何日も寝込む人が増えているという。中にはインフルとコロナの同時感染の人もいるらしい。ワクチンによってエイズ状態になっているとしか思えない。ワクチン接種が始まるたびにコロナ陽性者が増えるが、もう少ししたらコロナもインフルも大流行し大変なことになるのではないかと懸念している。
日本ではあちこちにmRNA製剤の工場がつくられているが、今後のワクチンはすべてmRNAにするつもりなのだろう。シェディング被害はもちろんのこと、DNA混入(つまり遺伝子改変人間ができてしまう)という致命的欠陥があるmRNA製剤の研究、開発、使用を止めないと、日本は滅びることになりかねない。国が中止しないなら、国民が拒否するしかない。とんでもない時代になったものだ。
全体に灰褐色の地味な色彩のエビグモ。草本や樹木の枝葉間を徘徊する。歩脚の縦条が特徴と書かれている図鑑があるが、縦条があまり目立たない個体もある。体長は雌が6~8mm、雄が5~6mm。エビグモ科。
雌 2021年6月25日 北海道十勝地方
散歩をしていたらゴミムシが目に入ったのでとりあえず写真を撮った。種名を調べるために持ち帰ろうとポーチから管ビンを出している間に姿を見失ってしまったのだが、足元の落葉からゴミムシが出てきたので「あ、いたいた!」と管ビンに収めた。ところが、家に帰って写真を見ると、写真のゴミムシは全体的に黒いのに、持ち帰ったゴミムシは歩脚が褐色をしている。そういえば、管ビンに入れるときに「なんだか大きいなあ」と違和感があった。どうやら写真に撮ったものとは別のゴミムシを持ち帰ってしまったようだ。
で、持ち帰ったのはセアカヒラタゴミムシだと分かった。そこで、持ち帰ったものを外で撮影したのがこの写真。上翅はあまり光沢がなく、中央が赤褐色を帯びている。ただし色彩は個体変異が大きいようだ。体長は写真の個体で20mm。オサムシ科。
2023年9月24日 北海道十勝地方
河川の礫河原に生息し、石の下で卵のうを保護している雌をしばしば見かける。メキリグモよりやや大きいが、外見はメキリグモによく似ている。体長は8~14mm。ワシグモ科。
雌 2015年4月27日 北海道十勝地方
ワシグモ科のクモもフクログモ科同様に斑紋がない種が多く、同定には生殖器を確認する必要がある。メキリグモは全身黒っぽいが、腹部は毛が密生していて灰黒色に見える。地表や落葉層などを徘徊する。体長は雌が6~14mm、雄が5~8mm。ワシグモ科。
雄 2018年5月11日 北海道十勝地方
森林性のクモで、樹木の枝葉や草本などを徘徊するが、個体数はそれほど多くない。雄の触肢は黒っぽく大きめで目立つ。体長は6~9mm。わら巻きで幼体が越冬していることがある。イヅツグモ科。
雌 2022年6月28日 北海道十勝地方
雄 2023年6月25日 北海道十勝地方
【今日のツイートより】
mRNAワクチンのDNA汚染問題を声高に訴えている人は日本では限られている。不可解なことに医師でDNA汚染を問題視して積極的に発信している人はとても少ない。DNA汚染問題はmRNAワクチンの致命的欠陥であるにも関わらず、ワクチン反対を唱えている医師もほとんど発言しない。
その理由は、DNA汚染問題を過小評価した研究者、その研究者と親しい間柄にあり彼を擁護していたジャーナリストの影響が大きいのだろう。沈黙している医師の多くは過小評価した研究者やジャーナリストと親しい関係だったのではないかと思うし、彼らを慮って沈黙しているように見える。
結局のところ、人は親しくなった人の影響を受けやすいし、その人が窮地に立たされると擁護してしまうのではないかと感じてしまう。私は思想家の内田樹氏に関しても同じことを感じている。私は内田氏に関しては共感するところが多かった。しかし、ある時を境に違和感を覚え始めた。
一つは山本太郎氏に関して。山本太郎氏が内田樹氏を訪問したことから二人は親しくなったらしい。その後、内田氏は山本氏を高く評価するようになった。
http://blog.tatsuru.com/2020/04/10_1141.html
山本太郎氏と言えばMMT信奉者。内田氏がそのMMTを推進し反緊縮を訴える団体「薔薇マークキャンペー」ンの呼びかけ人になったと知ったときは驚愕した。内田氏は経済成長から定常経済へと移行すべきだと主張していたはずなのに、なぜ反緊縮になってしまったのだろうかと。
https://rosemark.jp/2019/06/14/01-27/
私は山本氏が政治家になりたての頃は大きな違和感はなかった。しかしれいわ新選組を立ち上げた頃から疑問を持ち始めた。MMTは支持できないし、彼にはメサイアコンプレックスを感じる。選挙戦を見ていると物凄く策士的要素を感じてしまう。誠実な政治家というイメージがどんどん薄れていった。
もちろん山本氏を高く評価する人は多いし、それは個人の自由だ。しかし、内田氏を見ていると、やはり実際に当人に会い親しくなったことで山本氏への評価がどんどん上がっていったように感じてならない。人はいちど親しくなってしまうと、相手を批判的に見ることができなくなるのかもしれない。
それともう一人は岩田延太郎氏。内田氏はコロナ騒動が始まってから岩田健太郎氏と親しくなり、岩田氏を評価するような発言をしていたことにも驚いた。内田氏は岩田氏と共著で本も出している。
https://mainichi.jp/articles/20220324/k00/00m/040/418000c
岩田健太郎氏はコロナ騒動の初期、ダイヤモンドプリンセスの感染対策について発言したことで一躍脚光を浴びたが、その後のコロナについての発言を見ていて私は彼は信頼できないとすぐに悟った。岩田氏は以前から「反ワクチン」という言葉を使っているし、コロナワクチンも推奨していた。
岩田氏は、「感染ゼロを目指すべき」などという発言もしている。私にとっては、話にならないレベルだ。内田樹氏がなぜこのような人に信頼を寄せてしまったのか、不思議で仕方ないのだが、親しくなってしまったというのが一番大きな要因ではなかろうか。
https://dot.asahi.com/articles/-/74028?page=1
親しくなって評価してしまった人に関しては、たとえその人の主張が間違っていると気づいても手の平を返すようなことはできない、というのが多くの人の心理なのかもしれない。友人知人との関係はできるだけ維持したい(壊したくない)という気持ちが働くのではなかろうか。
あるいは本当におかしさや間違いに気づいていないのかもしれないが、だとしたら親しくなったゆえの影響力の大きさ(洗脳ともいえる)なのだろう。たとえどんなに親しい間柄でも、おかしいことはおかしいと言える、間違っていることには反論する、そういう勇気があるかどうかが問われているように思う。
もし、反論したら壊れてしまうような仲ならば、そういう人だったと思ってさっさと友人関係を解消すればいいではないか。本当に信頼できる関係ならば、たとえ意見が違って激論になったとしても信頼関係が壊れることはないと思う。忖度などやめて、自分の良心に誠実でありたい。
腹部に斑紋を持つフクログモだが、腹部の正中に矢筈状の模様が明瞭に出る個体と、矢筈模様にはならず赤褐色の縦条になる個体がある。写真のものは雄で矢筈模様があるが、写真の撮り方が悪く不鮮明になってしまった。体長は雌が6~8mm、雄が4~6mm。フクログモ科。
雄 2021年5月27日 北海道十勝地方
フクログモは斑紋を持たない種が多いが、ヤマトフクログモは矢筈状の斑紋を持つ。ただし、ヤマトフクログモと同様の矢筈状斑紋を持つ種にムナアカフクログモとマダラフクログモ(北海道での記録はない)がいるので同定には注意が必要。雌の写真はクモバチにかられて脚を切断されたものしかなかった。雄では腹部の斑紋が不明瞭なものもいる。体長は8~13mm。フクログモ科。
雄 2018年5月23日 北海道十勝地方
クモバチに狩られた雌 2022年8月3日 北海道十勝地方
クモバチに狩られた雌 2022年8月3日 北海道十勝地方
クモの写真をチェックしてみたら、フクログモの写真はあまり撮っていない。外見が似ているうえ特徴のないものが多く、採集して生殖器を確認しないと同定できないものが大半。このエゾフクログモも写真を撮ってから採集して同定した。エゾフクログモの写真は「日本のクモ」(新海栄一著)や「日本産クモ類生態図鑑」(小野展嗣、緒方清人著)にも載っておらず、ネット検索しても見当たらない。北海道の他、山形県、新潟県、長野県から記録されている。体長は図鑑では6~8mmとなっているが、この個体は11mmあった。産卵前で腹部が大きくなっているのだろう。フクログモ科。
雌 2023年6月15日 北海道十勝地方
フッキソウの白い実が目に付く季節になった。フッキソウは林床に青々と群落をつくっていることが多い常緑小低木で、高さは20~30cm。葉は厚く光沢がある。春には穂状の花を咲かせ秋に真珠のような白い実をつけるが、実の数は花の数よりかなり少ない。ツゲ科。
花 2019年5月18日 北海道十勝地方
実 2020年9月20日 北海道十勝地方
前回の記事では、人口削減の目的は地球温暖化をはじめとする環境問題、食料危機、エネルギー危機対策だろうと書いた。これに対しても、ネット上ではさまざまな反論がある。たとえば、人口が増えても食料は確保できるとか、化石燃料はまだまだ採掘できるなど。しかし、私はそうは思っていない。
地球温暖化の問題点については前回の記事で触れたが、エネルギーはどうだろう? 化石燃料は枯渇すると言われていたけれどまだまだ採掘されているから大丈夫だと言う人は多い。確かに新たな埋蔵地が見つかったり技術の向上によって、今まで採掘できなかった化石燃料が採掘できるようになったということはある。しかし、それにしても有限なことに変わりはない。次第に生産量が減って採掘にコストがかかるようになるだろう。そして、いつかは枯渇する。それに、地球温暖化のことを考えるなら、大量の二酸化炭素を排出する化石燃料にずっと頼っているわけにはいかない。自然エネルギーへと転換していかねばならないのは自明だ。しかし、自然エネルギーだけで賄えるのだろうか?
たとえば、先進国の大規模農業は化石燃料なしではやっていけない。まず、化学肥料を製造するのに大量の石油が必要だ。現代の農業はさまざまな農業機械によって支えられているが、それらの機械の動力も石油だ。北海道の広大な畑(馬鈴薯、ビート、小麦、豆類など)も植え付けから農薬散布、収穫まで大型機械に頼っている。もちろん、昔のように農薬も化学肥料も使わずに農業をすることは不可能ではないが、機械頼みになっている農業から手作業の農場に転換していくのは並大抵のことではない。経験や知識もさることながら、人手も必要だし、国による支援がなければ無理だろう。不可能ではないけれど、大胆な国の政策転換と時間が必要だ。
また、飛行機や自動車の燃料にも石油は欠かせない。現在の技術では蓄電池によって飛行機を飛ばすことはできないだろう。石油はこれらを動かすのに最も効率がよいのだ。電車や電気自動車とて、その電気が化石燃料を元につくられているのなら同じだ。そう考えると、人類が化石燃料の使用を止めるのは極めて困難と言わざるを得ない。
食料はどうだろう。言うまでもないが、農地も有限だ。地球上で農耕地として適している土地は限られているし、森林を伐採したり湿地を埋め立てたりという自然破壊もこれ以上やるべきではない。私たち人間は自然の一員である以上、自然環境も保全していかなければ生きていくことはできない。飲料水も酸素も自然環境がもたらしている。農地が有限である以上、地球上に住める人の数も有限だ。人口だけが増えたら食糧危機になるのは目に見えている。さらに、化学肥料の大量使用や農薬の使用によって農地の土壌が劣化し、地力の低下が生じている。大型機械の使用で農地が硬くなり、作物の生育にも影響が出ている。地力の低下によって食料生産の低下が懸念されているのが現状だ。
人の数を大幅に減らしてしまえば、温暖化をはじめとした環境問題、エネルギー危機、食料危機は一挙に大きく改善できる。人口削減という計画は、おそらくそうしたことを総合的に考えて立てられたのではないかと私は見ている。ただし、この計画を立てた人達が考えているのはそれだけではない。単に人口を減らすだけで社会のシステムをそのまま維持するなら、再び人口増に転じかねない。また、生き残った人々は人口削減を計画・実行した人達に対し報復をするかもしれない。そうさせないためには、徹底した人の支配と管理が必要だと考えているのではなかろうか。人口削減と人々の支配・管理はセットでやらねばならないということなのだろう。
私はもちろん、医薬品で人々を病気にしたり不妊にして人口を減らすなどという計画は狂っていると思うし、人道的にも許されず絶対に反対だ。そもそも地球の人口がここまで増えてしまったのは、化石燃料に頼り経済成長を追い求めた資本主義にある。定常経済なら爆発的に人口が増えることはない。そして、人口削減などという狂った計画を立て実行している連中こそ、資本主義社会で大富豪へとのし上がり大量の二酸化炭素を放出してきた人達だ。資本主義が生み出したモンスターといっても過言ではない。彼らは自分達の富と権力だけは守り、他者の命を奪い、生き残った人を奴隷にしようとしているのだ。しかも彼らは自分達こそ選ばれた地球の救世主だと妄想し、「善」だと信じてやっている。これを狂気と言わずに何というのだろう。
私はこれらの問題解決のためには資本主義をやめ定常経済の協力的な社会にしていくしかないという考えだ。人類は互いに助け合い分かち合う協力的な社会によって今日まで生き延びてきたからだ。それを壊したのが強欲な資本主義だと思っている。機械頼り(石油頼り)、農薬漬けの農業も転換を図っていかねばならないと思う。そして、自然エネルギーもできる限り地産地消や自給自足の小規模型にしていくのがベストではないかと考えている。また、食料自給率を上げていくことで、自ずと適正人口に収まっていくのではないかと考えている。日本の場合は、篠原信さんの試算を参考にすると3000万人くらいか。
もちろん、その間にも地球温暖化は進んでいくだろうし、それによって人類がかなりの被害を受ける可能性もあるだろう。気候変動による災害などは、できるだけ人的被害を少なくする努力をするしかない。温暖化によって人口が減ることはあっても、絶滅することはないだろうと思っている。
しかし、DNAに汚染されたmRNAワクチンは人の遺伝子を改変しかねない。完全に自然の摂理に逆らう技術であり、決してやってはいけないことを実行に移したと考えている。場合によっては人類を滅亡に導くことになるかもしれない。人口削減計画を立てた連中は、それが決して手を出してはいけないことだったと理解していなかったのかもしれない。このままmRNA製剤の開発や使用を続けていたら、この計画を立てて実行している人たちも無傷ではいられまい。自分達は災難を免れたとしても、子孫は分からない。そもそも人の遺伝子を改変してしまって人類に未来があると思っているなら、思い上がりも甚だしい。
以上は私の妄想のような考えにすぎないが、それほど間違っているとは思っていない。
何度も書いているが、私は世界経済フォーラムの提唱するグレートリセットによって人口削減が実行されていると考えている。なぜ彼らが人口を減らしたいのかといえば、このまま人口が増加し続けたら地球温暖化をはじめとする環境問題、食料危機、エネルギー危機に対処できないからだと考えている。
しかし、X(Twitter)を見ていると、地球温暖化は詐欺だとか、二酸化炭素はまだまだ増えても大丈夫とか、温暖化しても問題ないなどという意見が絶えない。今起きている人間活動による地球温暖化の何が問題なのかを十分に理解していないために、このような意見になるのではないかと思うようになった。そこで、今起きている人間活動による地球温暖化がなぜ問題視されているのか説明しておきたい。
地球は過去に少なくとも3回、全球凍結したとされている。
「カンブリア爆発」前夜の全球凍結、生物への影響を明らかに 東北大など
私は、全球凍結のことは田近英一氏の「凍った地球」(新潮選書)を読んで知った。上記の記事にもあるように、このような大規模な地球環境の変動は火山活動による二酸化炭素濃度が原因だと考えられている。地球温暖化の主たる原因は二酸化炭素の増加であることは間違いないだろう。
もちろん過去には今より温暖な時代があったのも間違いない。しかし、だからといって今の温暖化は問題ないということにはならない。今の温暖化の最大の問題は、二酸化炭素の放出速度の違いだ。以前にも書いたが、人類活動による二酸化炭素の放出速度は火山活動による放出速度の約300倍と言われている。その結果、急激な温暖化が生じているのだ。
「凍った地球」の最後(191ページ)でそのことに触れられている。例えば気温の上昇によって土壌中に蓄積されている有機物の微生物による酸化分解が促進され、大量の二酸化炭素が大気中に放出されるかもしれない。永久凍土が解けることで大量のメタンハイドレートが分解するかもしれないし、海水温の上昇によって海底のメタンハイドレートの分解が生じるかもしれない。また、温暖化によって南極やグリーンランド氷床の大規模な崩壊が起きるかもしれない。地球史を振り返ると、大規模な氷床の崩壊とそれによる海面上昇は突然かつ急激に生じたことが知られているという。
また、川崎健氏は「イワシと気候変動」(岩波新書)で、温暖化によって海洋の熱塩循環が閉鎖され、地球の気候が暴走する恐れがあると指摘している。いわゆる臨界点(ティッピング・ポイント)に達してしまうと、気候が暴走する懸念があるし、その結果何が起きるのか予測は困難だ。今起きている人為的温暖化で懸念されるのはそういうことだ。
私は北海道の地方の町に住んでいるが、ここ40年ほどの間に明らかに温暖化している。かつてはマイナス25度以下になる日が一冬に何度もあったが、今ではほとんどなくなってしまった。冬の最低気温は明らかに上昇している。また、夏も蒸し暑い日が多くなり、ずいぶん変わってしまったと肌で感じる。エアコンなどつけている家はほとんどないので室外機からの暖気は関係ないし、ヒートアイランド現象も関係がない。ほんの数十年でこれだけ温暖化するというのはかなりの速度だと思う。
昨今は毎年のように異常気象が話題になっているが、このような異常気象は農作物に大きな影響を及ぼすことがある。海水温の上昇も魚などの海洋生物に影響を及ぼし、人々の食料供給にも関わってくる。台風の大型化も集中豪雨も災害を引き起こす。臨界点を越えて気候が暴走すれば、さらに何が起きるのか分からない。
今は氷期の中の間氷期だが、次の寒冷期がくるとしても何千年も先のことになる。したがって、何の手も打たずこのまま温暖化が続けば、人類への影響は計り知れないのではないかと懸念している。もちろん、予想している最悪の状況にはならないかもしれないが、何が起きるのかは誰にも分からない。地球温暖化を軽視するのはとても危険だと私は考えている。
カニグモ属では小型の種。当地では個体数が少なく、雄しか採集していない。写真の個体は河川敷の草地にいたもの。体長は雌が5~8mm、雄が3~4mm。カニグモ科。
雄 2019年5月24日 北海道十勝地方
以前はオオヤミイロカニグモとされていたが、ヤミイロカニグモと同じかやや小さいためにゾウシキカニグモに変更された。ちなみに、ゾウシキカニグモXysticus saganusは1906年にBosenbergとStrandによって雄だけで記載されたが、同じくBosenbergとStrandによって雌だけで記載されたオオヤミイロカニグモと同種であることが後に判明した。普通種のクモだが私の居住地では少なく、雄の写真しか撮っていない。体長は、雌が5~10mm、雄が3~6mm。カニグモ科。
雄 2023年8月9日 北海道十勝地方
カニグモ属(Xysticus)の基準種であることからカニグモという和名がつけられた。個体数はあまり多くなく、雌の写真は撮っていないが、腹部背面の斑紋は雌雄で大きな違いはない。北海道と本州の山地から採集記録がある。体長は雌が4~8mm、雄が3~5mm。カニグモ科。
雄 2022年7月24日 北海道十勝地方
鳥集(とりだまり)徹さんのことはコロナ騒動が起きる前までは知らなかった。鳥集さんの紙の著書(含共著)の一覧がこちらのサイトにある。2002年11月から2020年9月までの約18年間に書いた本は6冊に過ぎない。ところが2021年3月に発売された「コロナ自粛の大罪」以降、2年半で13冊の本を書いている。このことからも、彼がコロナ騒動をきっかけに多数の本を書き、一躍有名になったことが分かる。私も彼の「新型コロナワクチン誰も言えなかった『真実』」という本は読んでいる。私はX(Twitter)でもフォローしていたし、鳥集さんもフォローして下さり相互フォローだった。しかし、先日、ある投稿をしたらいきなりブロックされた。はじめに、そのいきさつを説明したい。
9月4日に「新型コロナワクチン後遺症患者の会と民主的組織運営」という記事を書いた。この記事ではガーベラさんが患者の会について告発したことを取り上げている。ガーベラさんの発言に対し、患者の会側は代表者や会の公式Xではなく広報担当者が返事をした。ところがその返事が抽象的で多くの人が納得できないものであったために質問や批判が寄せられた。その後、広報担当者は彼に意見を言った人など(直接絡んでいない人も含む)複数の人をブロックしたあと、アカウントを削除した。
これに関連して鳥集さんがこんなツイートをした。
この発言は9月2日の患者の会代表「奥様からご連絡いただきました。命に問題はないと言ってくれていますが、命には問題ないだけです。参っています。上記ご報告まで」という発言を受けたものだ。鳥集さんがここで「命を追い込まれた人」と言っているのは、広報担当者のことだ。私はこの鳥集さんのツイートを見て、疑問がわいた。
鳥集さんの言う「犯罪の域」とは一体どういうことだろうか? 広報担当者の誹謗中傷をしていた人を私は知らないが、多数の名誉棄損の発言があったのだろうか? それとも別の犯罪のことを指しているのだろうか? ジャーナリストが、公の場で安易に「犯罪」などという言葉を使うとも思えないので根拠があるに違いない。もし、該当する犯罪がないのであれば、この発言は根拠のないことを理由に「患者の会を批判するな」と暗に脅して言論封じをしているかのように感じられる。そこで、鳥集さんに以下の4点について質問してみた。
https://twitter.com/onigumoobasan/status/1697945167435903476
1 「犯罪の域」とのことですが、該当する犯罪名を教えて下さい。
2 どのような発言や行為がその犯罪に当たるのか、具体的に説明してください。
3 ガーベラさんが具体的に挙げた3例の言論制限(オプチャの管理、ツイート削除要請、シンポでの発言内容の指示)について、患者の会は個々に見解を表明していません。こうした対応がさらなる批判を呼んだと考えています。これについて見解を明らかにしてください。
4 私はガーベラさんの発言は組織内での不適切な行為を広く知らせるための、つまり公益目的の告発だと捉えていますし、このような告発は評価されるべきものと考えています。鳥集さんはジャーナリストとして、公益目的の告発をどのように捉えているのでしょうか。見解をお伺いします。
以上、4点について誠実なご回答をお待ちしています。回答は公開、すなわち返信あるいは引用ツイートにてお願いいたします。
なお、鳥集さんはコロナワクチン薬害被害者としてガーベラさんを取材しており、知らない間柄ではない。
ところが、この投稿をした途端に彼は私をブロックした。私の質問には答えられないまたは答えたくないという意思表示だと理解した。言論人が自分の発言に責任を持とうとしないことに愕然とした。
もし、「犯罪」というのが勘違いであれば、それを認めてツイートを削除すれば済む話だ。3および4についても意見くらい言えるだろう。ブロックという行為によって、彼はガーベラさんの告発を軽視し、患者の会ばかりを擁護していると強く感じた。
鳥集さんは、患者の会には設立時から関わっていると聞いているし、記者会見のときも司会をしている。そんなこともあって患者の会を擁護する立場になっているのかもしれないが、中立であるべきジャーナリストが特定の団体に深く関わることに私は疑問を感じる。ジャーナリストであれば、取材に徹するべきではなかろうか。
百歩譲って患者の会に深く関わり第三者としてアドバイスをしているのなら、あのような人権侵害になりかねないルールに何も言わなかったのだろうか? 会の目的にワクチン接種の中止を盛り込まなかったことについて何らアドバイスをしなかったのだろうか? 鳥集さんならmRNAコロナワクチンの危険性について十分な知識を持っているはずだし、これ以上被害者を出さないためにも被害者組織こそ接種中止を求める立場であることくらい分かりそうなものだ。
医薬業界の闇を暴いていた彼なら、悪名高い米国の無過失補償制度のことだって知っていたと思うし、国や製薬会社がワクチンの薬害で無過失補償制度の導入を望んでいることくらいピンとくるだろう。被害者組織に工作員が送りこまれる危険性も察知できたのではなかろうか。それにも関わらず、私から見れば危機管理に問題のある被害者組織になってしまっている。彼はこれらについて何のアドバイスもしなかったのだろうか?
もう一つ、鳥集さんに関しては不可解なことがある。今年4月にmRNAコロナワクチンへのDNA汚染問題が話題になった。その件については「コロナワクチンへのDNA混入疑惑問題」という記事で触れている。その後、複数の研究者がケビンさんの実験の追試をし、基準値を上回る大量のDNA混入が確認された。これについては荒川央さんが7月30日にブログ記事にしている。人の細胞のゲノムに入りこめば遺伝子組み換え人間ができてしまう。これはたとえ1人でもあってはならないことだ。
ところで、8月26日にこの問題で荒川央さんと新田剛さんの対談がスペースを利用して行われた。荒川さんはケビンさんを支持し、DNA混入問題をスキャンダルと捉え、mRNAワクチンの中止を訴えている研究者だ。そして、新田さんは混入しているDNAの量は少なく、騒ぐようなことではないという意見だ。その対談の文字起こしが以下。
荒川央先生/新田剛先生 待望の直接対談(こーじさんのブログ)
この対談の中で鳥集さんのことが出てくる。その部分は以下。
■荒川「僕は新田先生とその周辺の行動、特に鳥集さんの行動に、ものすごい腹が立ってるんですよ。」
■新田「え?どうしてですか?鳥集さんがなんで出てくるんですか?」
■荒川「この2人と周辺の人が、例えば有志医師の会、勤務医団、副反応検討会、他の団体に結局アクセスして、このDNA混入問題にみんな沈黙してしまったわけですよ。僕はこの先の問題として考えてるのは、共通したmRNA製剤薬害やと思ってる。これに反対するために、僕、政府とか厚労省を相手にしてないんですよ。草の根の声を上げていかなあかん。でも草の根運動してる人は、結局、遺伝子が分からんかった。DNA混入問題っていうのは、100年、1000年後の人にも影響与える問題なわけです。」
私はこの部分を聞いて仰天した。新田さんがこの件で荒川さんや有志医師の会の医師などにコンタクトをとって意見を伝えているという話はXでも流れていた。しかし、荒川さんによると、鳥集さんも有志医師の会などの団体とコンタクトをとっていたという。鳥集さんの陰での行動は私たち一般の人には見えないが、有志医師の会にも関わっている荒川さんには情報が入っていたらしい。おそらくこれは4月頃の話だと思う。
そして、鳥集さんの介入によってこれらの団体の人達がDNA混入問題について沈黙してしまったという。いったい彼はこれらの方たちに何を言ったのだろうか? 科学者でもないジャーナリストがなぜこの問題で複数の団体に介入するのだろう?
DNA混入問題は、mRNA製剤の致命的な欠陥を浮き彫りにした。これはmRNAワクチンを中止させ、新たなmRNA製剤も中止させる切り札となる欠陥だ。製薬会社などはこの問題を過小評価したり否定したがるはずだ。製薬会社と対峙し薬害問題を追及するジャーナリストなら、この問題を重く受け止め慎重になると思っていた。しかし、彼はこの問題が発覚してすぐに過小評価する新田さんを擁護してしまった。
そういえば、鳥集さんは「全国有志医師の会」および「北海道有志医師の会」の代表である藤沢明徳医師と共著で「子どもへのワクチン接種を考える:臨床現場でいま、何が起こっているのか」という本を出している。彼はコロナ問題で名をはせ、ワクチン反対の医師とも信頼関係を築いて親しくなっているようだ。他にも取材などで多くの医師に接触しているだろう。これでは、医師の方たちが鳥集さんの言動に疑問を持ったとしても真っ向から疑問を投げかけにくいだろう。
患者の会への介入と擁護、DNA問題で医師などの団体への介入、私の質問の無視。これらのことを総合的に考えても彼の言動は不可解なことだらけだ。DNA混入を過小評価し、医師たちが沈黙することで一番喜ぶのは誰なのか? (彼が関わっている)患者の会が、ワクチン中止を訴えず、内部に推進派が入りこめるような状態で一番喜ぶのは誰なのか? もちろんmRNAワクチン推奨派や薬害の責任を問われる国や製薬会社だ。そして鳥集さんはこれらの人達が喜ぶようなことばかりしているように見える。
鳥集さんは「分断するな」と主張するが、彼の不可解な行動こそmRNAワクチン反対派の中での対立を招いているのではなかろうか? 残念ながら、私は彼への信頼を失った。
ただ、私は医薬業界の闇を追及してきた医療ジャーナリストに利権疑惑があるとは考えていない。彼の慎重さを欠く行動がさまざまな憶測や疑惑を呼び、結果的にmRNA推進派を利することになったのではないかと考えている。ならば、彼が私が指摘したことについて説明責任を果たすことで信頼回復はあり得ると思っているし、それを期待している。
最後に鳥集さんに一言。私のこの記事に反論や意見があるのなら、ブロックを解除して発言してほしい。私はブロックされてもフォローはそのままにしている。間違いがあれば、もちろん訂正したい。
オビボソカニグモの標本データを見ると、私は雄を3頭採集しているだけだ。つまり雌は採集もしていないし写真も撮っていない。雌はカニグモ属の中では特徴的な外見をしているので、目に入っていたら気づきそうなものだが、これまで採集していないということは個体数が少ない種なのだろう。雄は背甲の淡褐色斑が特徴的だが、個体によってあまり明瞭ではないものもいるようだ。体長は雌が5~8mm、雄が4~5mm。カニグモ科。
雄 2022年6月27日 北海道十勝地方
散歩コースにある崖地でダイモンジソウの花が咲いている。暑さもだいぶ和らいだ頃に、白い涼しげな花を咲かせる。この花を見ると、もう夏も終わりだなあと思う。ダイモンジソウとは花が「大」の字に見えることがらつけられているが、不ぞろいの花びらは不思議な趣がある。ユキノシタ科。
2023年9月4日 北海道十勝地方
「新型コロナワクチン後遺症患者の会」(以下、「患者の会」と言う)という組織がある。ワクチン薬害被害者による組織だが、関わっているのは患者だけではない。「地方患者の会」というのがあり、サポーターも募集している(ただし、このブログを書いた時点では募集を停止している)。
2021年の末に設立されたようだが、2023年7月24日に記者会見を行っている。この記者会見の司会はジャーナリストの鳥集徹氏が務めている。また、鳥集氏はこの会に設立当初から関わっていると言われている。
この会の目的は「・ワクチン後遺症の治療方法が確立されていない現状の改善を求めます。・ワクチン後遺症に伴う社会的補償、治療費等の救済を求めます。」とのことで、ワクチン接種の中止は謳っていない。
さて、この患者の会を巡っては、会員の活動の制限が行われているのではないかという疑問が投げかけられた。はじめにこの件について取り上げたのは、医療統計情報通信研究所の藤川賢治さんだ。藤川さんは、この会のルールについて情報を得たためサポーター登録をしようとしたところ、ルールが表示されたという。ルールは以下。
藤川さんは8月3日この事実をX(Twitter)で取り上げたところ、多くの人から疑問の声が上がった。これに対し、患者の会は8月8日に公式Xで「当会サポーター及び会員において、発足当初より個人の思想・活動に制限はございません。『患者の会』を名乗る場合には、団体としての方針に沿っていただけるように規約を設けております。今回、その規約に誤解を招く表現があり『個人の活動は自由』な旨について表記しました」との見解を表明した。
「お願い(ルール)」と「規約」の関係がよく分からないし、会員とサポーターでルールや規約が同じかどうかも分からない。「患者の会」の見解には個人的には疑問が残るものの、とりあえずルールに問題があったことを認めたと理解した。上記画像のようなルールがあるのなら憲法の「思想・良心の自由」に抵触しかねないわけで、あってはならないことだと思う。
このルール問題はこれで収まったかのように見えた。ところが、コロナワクチンの薬害被害者で「患者の会」の役員経験者(のちに辞任)であるガーベラさんが、8月29日にXで患者の会についての告発に踏み切った。ガーベラさんは、患者の会の個人の活動は制限していないという発信は嘘だと指摘している。告発の要旨は以下だ。
・幹部として東海(地方患者会のことと思われる)のオプチャ(オープンチャット)の管理を任されたが、数日で管理を外され患者会の管理となった。これによって、発言の制限が厳しくなった。このように行動を制限されたので幹部を降りた。
・幹部を降りてからもツイートの削除を迫られ自由にツイートできなかった。
・名古屋でのシンポジウムの際に、発言内容を指示されて自由な発言ができなかった。
この告発に関し、患者の会や代表は公式Xなどで見解を明らかにしていない(9月4日現在)。患者の会側は、広報担当者がXで対応したが、ガーベラさんの個々の指摘に対して会の見解を表明するものではなく、患者の会の運営陣の主張とガーベラさんの主張が真逆に近いという回答だった。こうした対応にも批判があり、のちに広報担当者はアカウントを削除した。
その後、9月4日になって、新たな告発者が現れた。その方は、患者の会にアドバイス側として参加したとのこと。その方によると、代表に不審な動きがあり、同調できないことや疑念があった。許容内容があまりにおかしいために代表に伝えた。しかし無駄だと思い離れたとのこと。代表が独善的であったとの告白だ。(9月7日注:この発言をした方は有志看護師の会にも関わっており、ここで言う代表が患者の会の代表のことなのか、有志看護師の会の代表のことなのか、記憶が錯綜しているとのこと。ただし、どちらの組織も似たような体質であったと記している)
私は、民主的な組織運営体制になっていないことが、このような告発につながったのではないかと推測している。そこで、以下に組織運営について私見を述べたい。
先にも引用したとおり、患者の会では「『患者の会』を名乗る場合には、団体としての方針に沿っていただけるように規約を設けております」とのことだ。この規約が曖昧ないしは分かりにくいために役員と会員の間で理解に食い違いが生じているのかもしれない。
例えば、会員が薬害に関する学習会などを企画した際に、役員会に諮らずに「患者の会主催」としてしまうのはもちろん不適切だ。しかし、個人の活動は自由なのだから、個人として学習会を企画するのなら何ら問題はないし、それを役員に報告する義務もないと思う。またその学習会で自分が患者の会の会員であるという話をしても何ら問題はないと思う。
別の例として、薬害に関する集会やシンポジウムなどに発言者として参加する場合のことを考えてみたい。その場合、主催者から会の事務局に参加依頼の連絡があるだろう。参加するかどうかを役員会に諮り、代表や役員が「会を代表する者」という立場で集会に出席して発言するのは何ら問題ない。しかし、役員や会員が役員会に諮らずに勝手に会の代表という立場で集会やシンポジウムに参加し発言をするのは不適切だ。ただ、「会」への依頼であれば、そんなことが起きるというのは考えにくい。
こんなことはルールとして規定しなくても分かりそうなものだけれど、「患者の会を名乗る」ということについて役員と会員の間で認識の相違が生じているのなら、ルールで具体的に明文化すれば解決する話だろう。
お二人の告発者の指摘からは、それ以外のことにおいても独裁的な運営がなされている可能性があると感じた。とすると、これは組織運営そのものに何等かの問題があるのかもしれない。
組織といってもいろいろだが、民主的運営をしている組織の大半は規約があり、会の目的、組織体制や役員の選出方法、任期、活動方針などについて定めている。そして組織の最高意思決定機関は会員全員を対象とした総会である(ただし組織が巨大な場合は総代会などがそれに代わることがある)。
もちろん設立時は初めに集まった人達で規約や役員、活動方針などを決めることになるが、その後は総会に諮って役員や活動内容などを決めていくことになる。規約の改正なども総会に諮られる。そして、役員はそこで決められた活動内容に従って会の運営にあたることになる。役員が会員より上で、何でも自由に決められるわけではない。役員同士で意見の相違があるのなら、役員会で話し合って解決することになる。
こうした体制をとっていれば、もし役員が不適切な行動をとれば責任を問われることになるし、交代を求められるかもしれない。民主的な組織体制をとっておらず、役員が独裁的であれば、会員から不満の声が寄せられ、それでも改善されなければ告発に発展することもありうる。こういうトラブルを防ぐためにも、民主的な組織体制をつくっておくことが何よりも大事だと思うし、それができていないのなら危機管理意識がないとしか言いようがない。
患者の会の規約が分からないので(ホームページの規約のページは部外者は閲覧できない)組織体制や運営がどのように行われているのか分からないが、もし民主的な組織になっていないのであれば、早急に改善をする必要があると思う。
最後に一言。今回のコロナ騒動で明らかになったが、ワクチンや医薬品などには巨大な利権が絡んでいる。そして製薬会社はこれから様々なmRNA製剤を開発、販売しようという流れになっているようだ。医薬品が収益につながる医療業界や、薬害の責任追及をされたくない国や製薬会社にとって、被害者組織は何とかして口を封じたい対象に違いない。被害者組織がサポーター制度を設け外部の者が入り込める体制をとっていると、mRNA推進側が容易に入り込むことができるし、すでに入り込んでしまっている可能性すらある。推進側の人が会の役員に取り入って懐柔することで、無過失補償制度の創設など自分達に有利になるように誘導する可能性もある。サポーター制度を設けたり外部の者を安易に協力者に起用するというのは、危機管理意識が欠落しているとしか思えない。また、明確にワクチン中止を謳わない組織は、国や推進側にとって極めて好都合だろう。推進派に利用されるような組織になってしまえば、他の薬害被害者組織からも敬遠されることになると思う。これは極めて重大なことなので、警鐘を鳴らしておきたい。
患者の会の方たちは体調が悪い中で頑張っているのだから批判は控えろという意見もある。確かに体調不良のなかで活動をするのは大変なことは分かる。しかし、組織体制の問題は会の信用や存続にも関わってくる話であり、場合によっては無過失補償制度の設立などに利用されかねず、そうなれば患者の会だけの問題では済まなくなる。体調を理由に看過することにはならないと私は考えている。
推進側に利用されることのないようしっかりとした組織づくりをしてほしいと思っている。
なお、本記事で引用あるいは要旨として紹介した発言については、当事者に対する配慮からリンクはさせていない。ただし、スクリーンショットは保存している。事実と異なることなどがあれば、ご指摘いただきたい。
【9月8日追記】
患者の会がガーベラさんの告発の件で公式見解を公表した。
この見解を読んだガーベラさんは、Xで以下の投稿をした。
酷い…最低だ。
自分達がしたことは一切認めず、謝罪の言葉すらない。
全て私が悪いことになっている。
都合の悪いことに対しては説明すらない。
自分達がしたことは正しいこと。多くの人を暴言で傷つけておいて…
本当に悔しい。
これをほとんどの人が信じるのだと思うと、組織の恐ろしさが分かる
ガーベラさんは、この見解に全く納得していないことが分かる。したがって、第三者である私は患者の会の見解をそのまま受け入れることはできない。この見解を読んでの感想を記しておきたい。
冒頭に「Tさんのアカウントが誹謗中傷と共に晒され、集中的な非難が浴びせられることとなりました」とある。Tさんへの質問や批判的意見はあったが、私は誹謗中傷や集中的な非難があったとの認識はない。本当にそんなことがあったのだろうか? もちろん批判と誹謗中傷は違う。
「相互の価値観の違いが認識の違いに繋がっていることをご理解頂き、元運営当人への非難は決して行わないでください。」とのことだ。そういう考えなら、なぜ代表や公式アカウントが直ぐにガーベラさんへの批判をしないよう注意喚起しなかったのだろう? 公式見解を待たなくてもできたはずだ。この告知があまりに遅いことで、ガーベラさんはすでに相当傷つけられてしまった。
もう一点。価値観の違いや認識の違いがあったということなら、まずは役員が話し合うことで解決できたのではなかろうか? それがなかったためガーベラさんは告発に至ったのではないかと私は思っている。今回の見解の中にも、十分話し合いをしたという説明は一切ない。ここに問題があったのではないかと思えてならない。また、患者会のメンバーとスペースをすることが患者会の企画ととられることを懸念したのであれば、患者会の企画ではない旨発言してもらうことで済む話だと思う。
また、「旧運営に関しましては、今後当会との関与をお断り申し上げます」とまで書いている。対話もせず一方的に「当会との関与をお断り申し上げます」という発言には驚愕する。
散歩道にある柵の杭に、何かついているのが目に留まった。最初はゴミかと思って素通りしようとしたのだけれど、ちょっと気になって引き返し、まじまじと見た。
15mmくらいの長さで、糸でしっかりと固定されている。突起があって何とも不思議な形をしているけれど、蛹ではなさそう。とすると繭だろうか?
そこでツイッター(今はXという名称になってしまったが)で教えを乞うてみたところ、さっそく教えてくださった方がいた。コブガ科で、リンガ亜科の繭ではないかとのことだった。
リンガ亜科のガはボート型(舟形)の繭をつくるそうだ。ちょっと調べてみると、リンガ亜科の繭の写真を掲載しているサイトがあった。
こちらではクロオビリンガ(またはアカオビリンガ)の繭の写真があるが、二つの突起がある。私の写真のものとは形が異なるが、雰囲気は似ていてなるほどと思う。
こちらにはカマフリンガの繭の写真がある。
カマフリンガの繭にも二つの突起があるが、私の写真のものとは違う。
当地でよく目にするリンガ亜科のガといえば、ハネモンリンガだが、ハネモンリンガの繭の写真はネット検索では出てこない。結局、謎のままだが、リンガ亜科の繭であることは間違いないように思う。
どなたか分かる方がいたら、教えていただけると幸いです。
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