ヨツボシホソバ
雌は黄色の翅に2つの黒斑(二枚の前翅で4つの黒斑)を持つとても印象的な蛾。止まると黒斑の一つが隠れてしまうので3つの黒斑になる。そして、ちょっと驚くのが雄。雌とは色彩が全く異なり、頭から胸が鮮やかな橙黄色をしており、上翅は灰白色。初めてこの雄を見たときは、蛾とは思えなかった。写真の雌は朝露に濡れた個体。前翅長は雌が24mm前後、雄が22mm前後。ヒトリガ科。
外見では区別できず交尾器を確認しないと同定できない近縁種にウンナンヨツボシホソバがいる。ヨツボシホソバとしていた種が2011年にヨツボシホソバとウンナンヨツボシホソバに分けられたとのこと。2015年発行の「北海道の蝶と蛾」ではヨツボシホソバしか出ていないので、本種もヨツボシホソバとした。
雌 2023年8月1日 北海道十勝地方
雄 2022年7月22日 北海道十勝地方
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