日本の医療の闇
「日本の医療はどうもおかしい」ということは前からうすうす感じていたが、はっきりそう気づいたのは十数年前のことだったと思う。
何がおかしいのかと言うと、医療機関に行くとすぐに薬を出すこと。私はインフルエンザで医療機関に行ったことがないが、それは寝ていれば治るから。しかし、冬に医療機関に行くとインフルエンザの患者で溢れていて、解熱剤やら風邪薬やらを処方されている。熱は体が病原体と闘っているわけだから薬で下げてはいけないはずなのに、なぜ解熱剤を出すのだろう? 風邪の特効薬はなく症状を少し緩和するだけなのに、なぜすぐに薬を出すのだろう? 素人ながらずっとそれを不思議に思っていた。北欧などではインフルエンザで病院に行く人はいないというが、当然だと思う。日本のインフル治療はどう考えてもおかしい。
医療機関で行っている検査も疑問だらけだ(もちろん必要な検査はあるが)。尿路結石になった時、医師から「年に一度は腎臓のCT検査を受けるように」と言われた。しかし、CTを受けたところで結石がなくなるわけでもないし、被曝するだけで何の意味もない。身内が脳梗塞になったときも、定期的にMRIを撮るようにと言われた。これも同じで、電磁波を浴びるだけで何の意味もない。医師がこれらの検査をするように勧めるのは、検査で稼ぐのが目的だろうとピンときた。高額な検査機器を購入した以上、どんどん使って元を取らねばならない。
日本は「検診」がとても盛んだ。学校や企業では毎年健康診断があるが、あれはどれほど意味があるのだろうか?とずっと思っていた。そもそも健康管理など基本的に個人が行うものではないか? 主婦や高齢者にも、自治体からひっきりなしに「検診」のお知らせがくる。しかし、網野皓之医師の「なぜ、村は集団検診をやめたか」という本を読んで、集団検診が意味がないことを知った。近藤誠医師も検診は否定していた。意味がないのに検診を推奨するというのは、「検診」が儲かるからに違いない。
そして、医療に対する不信感の極めつけは今回のコロナ騒動。医療に関して全くの素人である私でも、治験の終わっていないワクチン、しかも全く新しいタイプで動物実験で成功していないmRNAワクチンを医師が当たり前のように勧めることに驚愕した。風邪にはワクチンはできないとずっと言われていたのに、なぜ医師がそんなに安易に得体のしれないワクチンを勧めるのか? そして、感染防止にもならず(逆に感染を拡大させる)死者や薬害を増やし続けているということが分かってきた今も、大半の医師がそれを認めようとしない。
医師会もコロナワクチンには諸手を上げて賛成だった。産婦人科学会は妊婦への接種を推奨していた。日本小児科学会も子どもへの接種を推奨していた。医学系の学会が軒並み推奨したことで、「医者の言うことだから間違いないだろう」と接種を決めた人も多かったと思う。あまりの無責任さに、開いた口が塞がらなかった。
結局、医師はどこを向いているかといえば、学会や製薬会社であり、お金儲けだ。ワクチン接種のバイトはかなり高額だったようで、コロナワクチンで大儲けした医師や看護師、医療機関はかなりいるだろう。日本の医療は、患者の利益のためにあるというより、医師や製薬会社の利益のためにあると言っても過言ではないと思った。もちろん、そうではない誠実な医師もいるけれど、そのような人達は圧倒的に少数者だ。
コロナ騒動を体験して、日本の医療というのは科学ではなく、政治も絡んだ医者や製薬会社の利権の世界であり、患者の方を見ていない医師が大多数だと思い知った。
考えてみれば、医療機関というのは患者がいるからこそ成り立っている。だから、医療機関が潤うことに飛びつくのは当たり前なのかもしれない。場合によっては意図的に患者をつくりだすことだってやりかねない。
ただ、医療機関だけが悪いわけではなく、日本の医療制度の問題もある。宇沢弘文氏は「社会的共通資本」で指摘しているが、日本の保険点数制度では技術料に関する点数が極端に低くなっており、検査や投薬などで不足分を補うことになる。そのために、必要のない投薬や検査まで行われるのだろう。やはり医療は市場原理にゆだねるのではなく、社会的共通資本として管理・維持すべきだと思う。
結局、医師の多くは医薬品や検査の害には目をつむり、学会の主張を鵜呑みにし、お金になることに飛びついてしまうということなのだろう。医療制度の改善も必要だけれど、私たち一人ひとりが詐欺的医療に騙されないよう賢くならなければならない。
では、私たちは健康を保つためにどうしたらいいのか? できる限り、薬や医療機関を遠ざける方がいいし、そのためにはやはり日々健康な生活(良質な食事や睡眠や運動)を心掛けることだと思う。そして、何よりも大事なのは、ストレスをためないでポジティブに生きること。過去のことに拘らず、分かりもしない未来のことで不安になるのでもなく、今を楽しく生きることだと思う。それでも病気になってしまったら、医師まかせにするのではなく、自分でどうすべきかを考え決断することも必要だ。自分の命なのだから。
最後に、ワクチンに関して言えば、さまざまな体調不良や発達障害の原因になっているのではないかという疑念が持たれている。近年、子どもたちに打つワクチンの種類は急増している。しかし、ワクチンにはアジュバンドが入っていて免疫に影響を与える可能性があるという。打って何十年も経ってから、こんなことが分かってくるというのも恐ろしい。こうなると、ワクチンは本当に必要なのか?と考えざるを得ない。以下参照。
ASIA (mbiさんのブログ)
人は長い進化の歴史の中で免疫を獲得してきた。自分の免疫に勝るものはないのかもしれない。ところが、コロナワクチンはその大事な免疫を破壊してしまうことが分かっている。人の生み出した科学技術などは自然に獲得した免疫に及ばないどころか、害を及ぼしかねない。人は自然の摂理に対してもっと謙虚にならなければならないだろう。
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