ホオジロ
今年は我が家の庭でホオジロが繁殖した。庭に営巣したのは2回目。庭ではないものの、すぐ近くで繁殖したことも1度ある。
巣をかけたのはイチイの木で、しばしば刈り込んでいるために枝が混んでいて、巣をつくるのにちょうど良かったようだ。外からは巣は全く見えない。
このイチイの木は居間の前にあり窓からよく見えるので、巣材を運びはじめたときに巣作りをしているのに気づいた。ただ、前回もそうだったのだけれど、ホオジロは巣の近くではとても大人しく、鳴き声もほとんど出さない。雄も少し離れたところで囀っているのは聞いたけれど、すぐ近くでは囀らない。
今回は巣材を運んでいるときに気づいたが、抱卵になるとまた出入りが少なくなってしまう。だから、巣作りを見逃してしまうと繁殖していることすら気づきにくい。巣があるとわかると、庭の草取りも気にしながら手短に済ませることになる。そして、草取りをしていても、庭で小鳥が繁殖しているという気配がまったく感じられないから不思議だ。
親鳥が餌を運んでいるのに気付いたのが9日頃だったろうか。18日には雌雄が入れ替わりでかなり頻繁に餌を運んでいたので、雛がだいぶ大きくなっていると察せられた。
で、今日は朝からイチイの木をちょこちょこ見ていたが、ホオジロの気配がない。どうやら昨日19日くらいに巣立ったようだ。本当に、ひっそりと巣作りをし、ひっそりと巣立ってしまった。
ようやくホオジロのことを気にせずに庭仕事ができるが、巣立ったらそれはそれでちょっと寂しい。来年も来てくれることを楽しみにしたい。
2023年6月10日 餌をくわえる雄
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