湯シャンを始めてみた
私は合成洗剤を使わない生活をしている。健康や環境に良くないからだが、香料もダメなので洗濯も台所も無香料の粉石鹸を使っている。もちろん髪も合成洗剤では洗いたくないので、いわゆるシャンプーはもう何十年も使っていない。以前は石鹸シャンプーを使っていたこともあるがそれも止め、その後は固形石鹸で洗っていた。ただ、石鹸で洗うだけだとどうしても髪がパサつくので添加物の少ない石鹸シャンプー用リンスも使っていた。
そして最近、ツイッターで「湯シャン」のことを知った。要はシャンプーや石鹸を使わずお湯だけで髪を洗うという方法だ。髪に限らず、ほとんどの汚れはお湯で洗うだけでとれるという。考えてみたら、人がシャンプーで髪を洗うようになったのは比較的近年のことだ。もともと人の体は洗剤で洗わなければならないようにはできていないはずだ。そこで、湯シャンにしてみることにした。
髪をお湯で洗っているときはベタつきが気になるのだけれど、乾くとベタつきは全く気にならなくなり、むしろスベスベした感じになる。もちろんリンスは不要。今まで石鹸で髪を洗ったあとにリンスが必要だったということは、必要以上に脂を落としてしまっていたからに他ならない。お湯で汚れだけ落として天然の皮脂はそのまま生かせばいいというだけの話。
湯シャンに変えてからまだ3週間ほどしか経っていないが、抜け毛も少し減ったような気がするし、フケも出ない。洗うのも簡単だし、何の問題もない。とりあえずこのまま続けてみたい。
それから石鹸で体を洗うのも止め、シャワーをかけながら手で洗うだけにしてみた。というのも、やはり石鹸で皮脂をとりすぎてしまうと、肌に良くないと思えてきたからだ。30年くらい前からだと記憶しているが、私は寒い季節にストッキングやズボンをはいて歩くと、太ももがかゆくなるようになった。おそらく皮膚が乾燥し摩擦によってかゆみが出るのだろう。仕方がないので、化粧水や保湿クリームを塗ってしのいでいた。これも石鹸で皮脂をとりすぎたことが原因ではないかと思えてならない。
最近は入浴後にマグネシウムオイルを塗っているので脚のかゆみはなくなったが、石鹸で皮脂を落として化粧水やクリームで保湿するのなら、石鹸を使うのをやめればよかっただけではないかと思えてきた。
現代人は「清潔」を求めすぎて、洗剤を使いすぎていると思えてならない。しかも、最近はお風呂ではボディーソープ、手洗いはハンドソープと、直接身体に使うものでも石鹸から合成洗剤にどんどん変わっている。経皮毒は大丈夫なのだろうか? 私は健康や環境のことを考えたらとてもこれらを使う気にはなれないが、なぜか全く気にしない人ばかりだ。ホテルに泊まっても合成洗剤だらけなので、旅行をするときにも固形石鹸を必ず持参するようにしている。
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