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2022/03/09

グレート・リセットに隠された恐るべき人々のコントロール

 先日、「グレート・リセットに騙されてはいけない」という記事を書いた。ここでは、グレート・リセットとは「環境や格差に配慮した持続可能な資本主義への展開」がコンセプトでありながら、その実体は全体主義的な監視社会であると指摘した。一見素晴らしい改革であると勘違いさせ、一部の人(世界の超富裕層)が他者を完全に監視・支配する社会を作り上げるということだと私は理解している。

 

 それだけでも恐るべき話だが、彼ら支配層は具体的にどのような方法で人々を監視し支配しようとしているのだろうか。それについて、浜田和幸著「イーロン・マスクの次の標的 -IoBビジネスとは何か」(祥伝社新書)を引用して簡単に紹介したい。本書は世界的富豪であるイーロン・マスクのビジネスや野望について書かれたものだが、その話の中心はIoBに関わることだ。そして、世界経済フォーラムやグレート・リセットについても語られている。

 

 IoBというのは「Internet of Bodies」の略で、「身体のインターネット」のことを指す。もう少し具体的に言うと、人体に装着したデバイスとAIをネット接続することで人間の能力を拡張し、生活の質を向上させようという取り込みとのことだ。近年、「身体にマイクロチップを埋め込む」などという話を耳にするようになったが、これはまさにIoBである。そして、そのような研究が様々な分野で実際に進められている。

 

 ペンシルベニア州立大学のアンドレア・マトウィーシン教授はIoBには「第一段階:データの定量化」「第二段階:体内内蔵化」「第三段階:ウェットウェア化」の3段階があるという。このうち第一段階はスマートウオッチなどで、第二段階は心臓のペースメーカーなどですでに実用化されている。そして第三段階のウェットウェア化はまだ実験段階で、これこそ人間の脳にデバイスを埋め込むことだと言う。イーロン・マスクの手掛けている分野だ。

 

 本書の冒頭で、「脳波でゲームをする猿」の動画のことが取り上げられている。脳にデバイスを埋め込まれた猿がモニターを見ながらゲームをするのだが、その猿はコントロールレバーに触れることなくモニターのカーソルを動かしてゲームをすることができるという。つまり、埋め込まれたデバイスによって、脳波だけでゲームをしているのだ。霊長類の脳へのデバイスの埋め込み実験はすでにここまできている。

 

 このような技術は表向きは神経の疾患を持った人などが、失った能力を補うためだと説明されている。しかし、脳にデバイスを埋め込むことで不安や鬱などまでコントロールできるとしたなら、人々の思考を読み取ることで支配に利用できるのではなかろうか? 悪意を持った人が使えば凶器にもなりえるように思う。

 

 世界経済フォーラムの会長であるクラウスシュワブ氏は、かねてから第四次産業革命を唱道しているという。いわゆるグレート・リセットのことを指すのだろう。そして、シュワブ氏は「すなわち2025年までに、人類は通信機能を備えたデバイスを体外もしくは体内に取り入れる。すると人類が手にする情報のスピード、量、範囲が一気に拡大されるであろう」(160ページ)と述べているという。

 

 つまり、グレート・リセットは人間の体外および体内にデバイスを装着することで、人間を管理しようという目論見だと受け取れる。そして、最終的には脳へのデバイスの装着をすることで人々を監視、管理、支配することを目指しているのではなかろうか? たとえば、支配層の目指す徹底した管理社会に不安や不満を抱くことのない人間をつくりだすことも可能ではないかと思えてくる。人間をサイボーグ化しなければ、グレート・リセットという支配体制を実現するのは困難だと考えているのではなかろうか?

 

 しかし、もし本当に健康な人間にデバイスを埋め込むなどということがまかり通るのであれば、完全に狂っているとしか言いようがない。それはもはや生物としての人間を逸脱している。脳にデバイスを埋め込まれて管理されるのなら、それは人間ではなく家畜だ。否、家畜にだってそんなことをすべきではないと私は思う。

 

 浜田氏は新型コロナウイルスによるパンデミックがグレート・リセットを加速させたとみている。これでピンとくるのがワクチンパスポートとかスマホの接触アプリだ。パンデミックを利用してワクチン接種の有無という個人情報が管理される方向になってきているし、接触アプリによって位置情報や行動範囲まで把握されてしまう。感染対策の大義名分のもとに個人情報の収集や管理が進むというわけだ。

 

 アメリカの国土安全保障省は、個人のDNA情報や身体情報を収集してアメリカ国民をコントロールするシステムの構築を進めているという。個人が健康管理のために自分の身体の情報を把握するというのならまだしも、なぜ国が国民の極めてプライベートなデータの収集をするのか? 国が国民を管理とコントロールの下に置くことを目指しているということなのだろう。コロナのPCR検査で個人の遺伝子情報を収集することができると言われているが、そういう話も眉唾物と言い切れない。

 

 日本のマイナンバーカードも、健康保険証を兼ねたり銀行口座と紐づけたりするという動きがあるが、これも国民の個人情報を一元化することで管理、支配に役立てるためではないかと思われる。とんでもない時代になったものだと思う。

 

 新型コロナワクチンにはグラフェン(酸化グラフェンとか水酸化グラフェンなどと言われている)が入っているという情報があり、接種部位に磁石が付く人がいると言われている。さらに、ワクチンを接種した人はスマホのブルートゥースに反応するという話がある。これは実際に実験をしている方による以下の記事を参照していただきたい。

 

学校で「ブルートゥース実験」300件検出! 

 

 コロナワクチンは、外部から「接種の有無」を確認できるように設計されていたのではないか?という疑惑が浮かび上がってくる。体内に注入するワクチンに何等かのデバイスを仕込めばIoBになるということではないか?

 

 こうしたことからも、コロナ騒動がグレート・リセットに向けた計画的なもの、すなわちプランデミックであった可能性が極めて高いと私は考えている。

 

 私は原子力や遺伝子操作は人が手を付けてはならない分野だと考えている。原子力は核廃棄物のことだけを考えても人が安全に扱えるものではない。遺伝子操作はそもそも自然の摂理に逆らう技術であり、安全性も確立されていない。これも安易に手を付けてはならない分野だと思っている。遺伝子ワクチンも安全性が確認されていないし、動物実験で成功したことがない。

 

 そして、IoT(モノのインターネット)やIoBなどのインターネットを利用したテクノロジーも様々な負の側面があり、とりわけ脳にデバイスを埋め込むなどということは決してやってはいけないと思う。もちろん脳ではなくても、健康な人の体にデバイスを取り付け管理するなどということはあってはならない。

 

 私には、世界経済フォーラムに集う世界の政治・経済のリーダーたちが、こんなことまでして世界中の人を管理することに賛同していることがにわかに信じられない。環境問題も持続可能な社会ももちろん重要なことだ。しかし、方向性が完全に間違っていると思う。環境問題も、格差や不平等も、持続困難な社会も、競争と限りない経済成長を目指す資本主義が生み出したものだ。だからこそ、資本主義をやめて協力的な定常経済の社会を構築するしかないだろう。世界経済フォーラムの人達は正気とはとても思えない。

 

 こんな馬鹿げたことを続けていたなら、人類の絶滅の日もそう遠くないように思えてならない。

 

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