ウダイカンバのフシダニの虫こぶ
昨年の6月、散歩コースの傍らにあるウダイカンバ(マカバ)の葉の一部が赤くなっているのに気付いた。
2021年6月13日
拡大してみると粒状のものが付着している。
菌類などがついているのか、それとも虫こぶ(虫えい)なのか分からず、道立林業試験場に問い合わせてみたところ、いくつかの参考サイトを示してダニの虫こぶであろうと教えていただいた。
以下のサイトで紹介されているのは、リバーバーチというカンバの葉についたフシダニの虫こぶ。色も形状もウダイカンバの虫こぶと非常に良く似ている。
http://www.seejanedig.com/pink-velvet-leaves/
以下のサイトはサトウカエデの葉の例で、やはりフシダニ科のダニとのこと。
https://bugguide.net/node/view/1227358/bgimage
これらの事例から、ウダイカンバのものもフシダニ科のダニの虫こぶと思われるのだが、ダニの種名までは分からない。「フシダニ 虫こぶ」で画像の検索をしてみたが、同じようなものは出てこなかった。日本ではカンバ類の葉に虫こぶをつくるフシダニはあまり知られていないのかもしれない。
今年も同じ木にまた虫こぶがついていた。一度発生すると同じ木に何年も棲み続けるのだろうか。
2021年6月12日
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