マユミテオノグモ
北海道にきて間もない頃、道路の上を歩き回っているクモが目にとまった。捕まえてみると、背甲と腹部の斑点が金色に輝いているワシグモで、後日、旧北区に分布するCallilepis nocturnaであることが分かった。日本では北海道からのみ記録されている。和名のマユミテオノグモは、クモの和名に採集者の名前を付けるのがお好きな故千国安之輔先生が付けられた。
このクモはなぜか、アスファルトの路面を歩いていることが多く、見かけるのはほとんど道路。アリを食べているとのことだが、確かにアリが多いところでよく見かける。
すばしこくて写真を撮るのが大変なのだが、昨日ようやく写真に収めることができた。雄もいたのだが、こちらは素早くて写真は撮れずじまい。
銀色に輝くクモといえばギンメッキゴミグモの仲間とかシロカネイソウロウグモなどが思い浮かぶが、金色に輝くクモはこのクモくらいしか思い浮かばない。
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