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2013/08/08

北電の値上げにアンペア変更で対抗を!

 北海道電力の電気料金の値上げが国から認可され、9月から値上げを実施するという。値上げ幅は家庭向けで7.73%とのこと。低所得者や年金生活者、オール電化住宅に住む人たちにとってはけっこうな負担になる。

 北海道新聞によると、30アンペア契約、月260キロワット時使用の標準家庭では、月額料金は現行より313円高い6939円になるそうだ。

 わが家も今までは30アンペア契約だったが、これを機に20アンペアにすることにした。

 北海道電力の場合、一般家庭向けの基本料金は10アンペアが325.50円、20アンペアが488.25円、20アンペアが651.00円、30アンペアが976.50円だ。30アンペアを20アンペアに変更すると、325.5円安くなる。つまり、値上げ分くらいは安くできそうだから、電気代は今までとあまり変わらないだろう。

 考えてみれば、これまで電気の使い過ぎでブレーカーが落ちたことは一度しかない。そのときは電子レンジ(オーブン)とホットプレートを同時に使った時だったと思う。炊飯器も使っていたかもしれない。しかし電気消費量の大きい家電を一度に複数使わなければ、まず問題ない。なぜ30アンペア契約にしたかといえば、家を建てたときに業者が勝手に30アンペアに設定していたのだ。こういう家庭はけっこう多いのではなかろうか。

 北電の値上げは泊原発の停止による財務状況の悪化だとされている。たしかに火力発電による燃料費の増加はあるだろう。しかし、他にも経費を削減できることがあるのではなかろうか。たとえば再稼働のための安全対策費だ。

 私は、防潮堤の建設にお金をかけるのはやむを得ないと思っている。なぜなら、たとえ原発が停止していても建屋の中には大量の使用済み核燃料があり、核燃料はどうしてもしばらくの間、原発の燃料プールに保存するしかないだろうと思っているからだ。しかし、他の安全対策などは止めて廃炉の決定をするべきだろう。

 泊原発の場合、廃炉にしたなら減価償却はできないと思う。しかし、万一大事故を起こしたならそれどころではない。東電を見れば一目瞭然だ。廃炉のために電気料金が上がるのならやむを得ないという気持ちもあるが、再稼働のための安全対策にお金をかけるのなら納得できない。

 子ども達が独立して電気消費量が減ったとか、節電で電気消費量が減ったというような場合は、契約しているアンペアを1ランク下げても問題ないことも多いのではなかろうか。一人暮らしの人なら15アンペアくらいでも間に合うかもしれない。それに契約アンペアを下げたら、より節電意識も高まるだろう。理不尽な値上げに対しては、アンペア変更+節電で対抗することをお勧めしたい。

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