奇形のデルフィニューム
涼しい気候の北海道ではデルフィニュームが見事な花を咲かせる。初夏に涼しそうなブルー系の花を咲かせるデルフィニュームは私の好きな花の一つで、庭にも数株植えている。今年は、その中に奇形の花を見つけた。
ちょっと珍しいと思ったので皆さんに写真をお見せしたいと思う。
花茎が扁平になって、花穂が途中から二股に分かれている。こんなデルフィニュームの花を見たのは初めてだ。
こういう写真を掲載すると「放射能の影響では?」なんて思う人もいるかもしれない。
いつだったか、帯状化したセイヨウタンポポを複数見たことがある。あれはチェルノブイリの原発事故の前だったのだろうか、それとも後だったのだろうか? 記憶がどうも曖昧だ。その時は放射能の影響なんて考えもしなかった。そう言えば、2011年には複数の花が合体したようなモモバキキョウの花が咲いた。そして今年はデルフィニュームの花の奇形。
しかし、植物の奇形は比較的よく見かけるので、原因は不明としか言えない。原発事故があると、その影響ではないかと結びつけて考えてしまいがちだが、あまり安易に放射能を持ち出すのも適切ではない。
原発事故のあとに今まで以上に目立って奇形が増えたというのならそれは放射能の影響が考えられるが、この程度ではとても因果関係を云々できるほどの事例ではない。だから「放射能で奇形のデルフィニューム」などと拡散しないで欲しい。
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(*^_^*) ゴージャスですね。これは帯化現象でしょうね。ユリ科、キク科で多いようですが…
土に、鶏糞なんかの肥料をたっぷり入れるとなったりすることがあるそうです。
投稿: 北海道MY LOVE | 2013/08/06 20:35
北海道MY LOVE さん
そうですか。デルフィニュームはたしかキンポウゲ科だったと思いますが、あまり頻繁にあることではないかも知れませんね。
ちなみに肥料はほとんど与えていません。
投稿: 松田まゆみ | 2013/08/06 22:21