児玉龍彦教授の発言の重大性
7月27日の衆議院厚生労働委員会での児玉龍彦教授が話しがYouTubeにアップされ、ツイッターなどで大きな反響を呼んでいたのだが、YouTubeや書き起こしをしたブログなども削除されているとか。以下は岩上安身さんのツイッター。
http://twitter.com/#!/iwakamiyasumi/status/98106635683246080
拡散します。 RT @sasuriya34: @hanayuu 児玉教授のYouTubeどころか文字おこしブログ自体も削除されまくってるようで。。保存していた動画を自宅サーバーに上げました。これなら削除されないかと。拡散お願いします。 http://sasuriya.net/
児玉教授の発言を書き起こした守田敏也さんの以下のページを是非お読みいただきたい。
放射線の健康への影響について(児玉龍彦教授国会発言)改訂版(明日に向けて)
守田さんは児玉さんの発言に対して詳しく考察しており、これも大変参考になる。
南相馬の放射能汚染除去について考える(児玉龍彦教授の発言によれて②)
クリス・ガンダーセン氏も、ホールボディーカウンターではセシウム以外の危険な核種による被ばくは分からないと言っていた。
内部被ばくの場合、一般の線量計では測れないα線やβ線を出す核種がどうなっているのかが問題なのだ。政府もマスコミもこういった重要なことをほとんど報道しない。児玉さんも、まさしくそのことについて指摘している。
守田さんはYouTubeを引用し、枝野官房長官が南相馬市を訪問したときだけ重装備だったことを取り上げ、南相馬市からα線を出す核種が見つかっていることについて言及している。政府はこういうことを知っていながら住民に伝えていないとしたら、あるいは「健康に影響を与えるレベルではない」などと言っているのなら、その責任は限りなく重い。
昨日は福島第一原発の1号機と2号機の間で毎時10シーベルト以上という猛烈に高い放射線量が測定されたというニュースが流れた。これについての小出裕章さんのコメント(毎日放送「たねまきジャーナル」の書き起こし)が、以下に掲載されている。
小出裕章「10シーベルトの被曝をすると2週間以内で死にます」(ざまあみやがれい!)
そして、今日になって、別の場所でも毎時10シーベルト以上を測定したと報道された。とんでもなく高い線量だが、東電も政府もその原因についてはっきりしたことを言わない。いったい福一では何が起こっているのだろう?
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