マイマイガの寄生蜂
「カラマツを食害するマイマイガ」 で書いたように、私の居住地周辺では今年もマイマイガの幼虫が大発生した。しかし、それと同時にマイマイガの幼虫に寄生したコマユバチをあちこちで見かけた。こんなのがあちこちにある。
もっと凄いのはこちら。これだけ大量に寄生されたら、ひとたまりもないだろう。
だから、蛹になる前に死んでしまった幼虫も多数いるのだ。とはいっても無事に蛹になったマイマイガも多数いる。ところが、その蛹もやはり寄生蜂に狙われているのだ。以下はヒメバチの仲間だと思うが、マイマイガの蛹を物色している。
マイマイガの蛹もそれを知っているのだろう。巧みに木の葉を綴り合わせて寄生蜂の攻撃を防いでいるものも多い。しかし、寄生蜂も綴り合わせた葉の隙間から何とか蛹に卵を産みつけようとする。下は蛹に産卵する寄生蜂。
こういう光景を見ると、やはり自然はうまくできていると思う。マイマイガが増えれば寄生蜂が増える。その寄生蜂も寄主が減ればまた減っていくのだ。こうやって大発生は終息に向かう。
今のところまだマイマイガの成虫は見られない。果たして、これだけの天敵が発生したなかで、成虫はどれくらい発生するのだろうか。
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