批判ブログの削除に必死な幻冬舎ルネッサンス
幻冬舎ルネッサンスとトラブルになっている「ミッフィー」さんのことは、「幻冬舎ルネッサンスという不可解な出版社」で書いた。ミッフィーさんが、まず元文芸社社員の告発ブログ「文芸社・幻冬舎R・日本文学館等自費出版(出版費用著者負担エディション)よろず相談質 クンちゃんのエディタールーム」の以下の記事にコメントをしたのが、事の始まりだ。
その後、「クンちゃん」は、このミッフィーさんの問題を記事として取り上げた。
栗田ちかん裁判はちょい休み! ミッフィー問題をどうすんべか?(通算NO44)
これらの記事のコメント欄でミッフィーさんが幻冬舎ルネッサンスとのトラブルの経緯を書いているのだが、内容証明郵便で在庫500冊の買い取りを要求する文書を送りつけられたり、弁護士事務所に呼び出され、不当な誓約書へのサインを強要されたという。その誓約書というのは、「ブログで幻冬舎ルネッサンスの誹謗中傷をしない」という内容らしい。これが事実であれば、あまりにも著者をないがしろにした強引な対応というほかない。
さらに、「洋々」さんという方がやはり幻冬舎ルネッサンスの告発に加わった。この方も幻冬舎ルネッサンスとトラブルになり、ブログを削除せよとの内容証明が送られてきたらしい。さらに警察からも呼び出しがあったというのだから、信じがたい対応だ。
ミッフィーさんのコメントからは、契約時の説明不足はもとより、いろいろな問題点があるように思える。
幻冬舎ルネッサンスというのは、著者とトラブルになったらきちんと話し合いをして解決するということができないのだろうか? 著者のブログが名誉毀損ならば、まずどの記事のどの表現が名誉毀損なのか指摘し、話し合いをするのが筋だろうが、「ミッフィー」さんや「洋々」さんの書き込みからはそういった姿勢が見えてこない。ブログに不都合なことを書かれたら、内容証明郵便や弁護士事務所への呼び出しでブログ削除に乗り出すのであれば、とてもまともな会社とはいえない。
トラブルになったら力ずくで何とかしようという対応をとっているから、ますます信頼を失ってこじれてしまうのだろう。まともな対応をしないから、ブログのコメントで告発されてしまうのだ。まったく危機管理ができていない会社と言うほかない。
そもそも、著者に期待させるような勧誘をして契約させ、著者からできる限りお金を絞りとろうという出版形態をやっているから、著者とトラブルになるのだ。文芸社もそうだが、そこから変えていかなければトラブルはなくならないだろう。
トラブルや批判をブログで書かれるのが嫌なら、内容証明郵便を送りつけたり口止めをするのではなく、トラブルをなくす努力をするしかない。口止めなどしても、いつかはバレてしまうのだ。さっさと悪質な商法から足を洗えばいいのに、なぜあのような商法にしがみついているのだろう。
こういうことを続けていたなら、やがて著者から訴えられることにもなりかねない。裁判など起こされたら、出版社にとってはマイナスにしかならないだろう。
もし碧天舎や新風舎のように倒産してしまったなら、契約中の著者だけでなく、下請けの会社や社員に大変な迷惑をかけるのだ。庶民にとって数百万円もの出版費用は大金だが、倒産によって本も出なければお金も戻らない人が出てしまう。著者にとってそれがどれほど悲惨なことか、経営者は分かっているのだろうか? そのことを肝に銘じてほしい。経営が苦しくなったら会社の規模を縮小し、何としても倒産を避けるべきだ。
ところで、このところ私のところに不可解な電話がある。受話器を取ると、すぐに切ってしまうのだ。以前も同じような電話が何度もかかってきたことがある。
それに、6月10日と12日に、私のブログに英語の不審なコメントが計4件あった(削除済み)。IPアドレスを調べたところ、アメリカ、台湾、ウクライナ、ロシアを経由していることが分かった。おそらく発信地を分からないようにしているのだろう。
いずれにしても嫌がらせとしか思えない。6月6日に「興信所を使って私のことを調べていた文芸社」という記事を書き、12日に「幻冬舎ルネッサンスという不可解な出版社」という記事を書いたが、これと関係しているのだろうか?
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