3号機の爆発の真実は?
3月14日の3号機の爆発の映像を覚えている人は多いと思う。オレンジ色の炎が見え、黒っぽい煙が高く上がって「きのこ雲」の形になった。明らかに1号機の爆発のときとは様子が異なっていた。
アメリカのエンジニアのアーノルド・グンダーセン氏が、福島第一原子力発電所の3号機の爆発は、水素爆発によって使用済み核燃料が高密度状態になり、連鎖反応が進んで核爆発のような事象が起きたと推測している。以下はグンターセン氏の解説動画だ。日本語の字幕も入っているのでご覧いただきたい。
http://www.universalsubtitles.org/ja/videos/2TnNJkefdfyZ/ja/72595/
そして、以下はグンダーセン氏の話を説明したサイトだ。
グンターセン氏は、プラントから2マイルも離れたところから多数の燃料棒の破片が見つかっているという。東電も政府もこれまでそんな説明はしていないはずだ。また、細かな龍氏のウランがハワイと米国西海岸で検出され、パウダー状のプルトニウムが検出されたという。
プルトニウムは重いために遠くまでは飛散しないと思っていたのだが、これが事実なら福島近郊に限らず日本のかなり広い地域が汚染されてしまった可能性が高いし、きわめて深刻な事態だということだ。政府はこうした情報を当然知っているのだろう。
上記のサイトからリンクされている井口和基さんのブログを見ると、以下のような記事があった。
福島原発3号機の大爆発は何だったのか?:水素爆発?水蒸気爆発?核爆発?
3号機の爆発のことについては、以下の「中鬼と大鬼のふたりごと」というブログでも報じられている。
「3号機の爆発は核爆発」:クリス・バスビー教授インタビュー和訳、米国のエンジニアも核爆発説を支持
また、井口和基さんは「ふくいちライブカメラ」の映像を解析し、福島第一原子力発電所が光っていると言っている。なんだかすごく不気味だ。
とにかく福島原発の事故では分からないことが多すぎる。というか、あまりにも政府が情報を出さないのだ。
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