汚染水の問題ほか
今日のニュースで外部に漏れ出ている汚染水の濃度が4月6日と比較して数倍から数十倍にもなっていると報道された。たぶん格納容器内の放射能濃度が高まっているからだろう。また、3号機の圧力容器の温度が上昇しているという。温度を下げるには水を入れるしかないだろうが、水を入れれば高濃度の汚染水が発生する。悪夢のような悪循環だ。
以下は、14日の小出裕章さんの「汚染水の循環と被曝限度量の基準について」というお話。格納容器に溜まる汚染水を圧力容器に戻し、その途中に熱交換器を取りつけるシステムの構築をしなければならないとの意見だが、放射線濃度が高いので前途多難だろう。耐震性についての今までの想定が甘すぎること、避難区域のことなどのほか、原子力は人間が扱うべきではないという意見も述べている。東京電力が、自分の給電範囲ではないところに危険な原発をつくっていることのおかしさについても言及している。
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