C・Wニコル氏に関する訂正とお詫び
「原発安全神話の宣伝に貢献した原発タレント文化人」という記事において、佐高信氏の「創」5・6月号の記事をもとにC・Wニコル氏の名前を挙げましたが、財団法人C・Wニコル・アファンの森財団より以下のメールをいただきました。ここに全文を掲載するとともに、ご迷惑をおかけしたC・Wニコル氏ならびに関係者の皆様にお詫びいたします。ニコル氏が原発推進に加担されていないとの確信を持つことができ、安堵いたしました。
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「鬼蜘蛛おばさんの疑問箱」
松田まゆみ様
このたび「創」5・6月号で、佐高信氏の記事「筆刀両断」に、各電力会社や電気事業連合会の原子力安全PRに協力した文化人のリストの中にC・Wニコルの名前がありました。(「週間金曜日」にも掲載されたとありますが、それには載っておりませんでした)
この件につきまして、各方面から抗議や問い合わせがあり、現在対応に追われております。
また、この原稿を松田様のブログも取り上げておりますことを知人から伺いました。
これは、まったくの事実誤認であり、「創」編集長篠田博之様ならびに筆者佐高信氏に対し、厳重に抗議をするとともに、訂正文の掲載を要請致したところでございます。
C・Wニコルの過去20年間の仕事を調査しました。
その誤解を生んだと推測されるものは、下記の2つです。
それ以外、各電力会社依頼の仕事はまったくありませんでした。
1.雑誌掲載 2008年 「山と渓谷」10月号
TEPCOのECO対談
テーマ「森の家族が増えれば美しい日本がまた蘇る」
対談内容 日本の森とアファンの森づくりの話
依頼者 山と渓谷社
2.講演会出演 2010年9月10日
主催 ENE-WEY実行委員会
中部電力(株)
場所 名古屋国際展示場
対象 取引先社員
依頼者 (株)ユニコンユニマン
テーマ 2010年は国連が定める生物多様性年でしたので「森の復活と生物多様性」について話をしました。
以上、これらの仕事では、環境問題の一つとしてCO2削減など原発に有利になるような話は一切しておりません。
原発の推進に協力などはまったくの事実誤認です。
また、これまでに各電力会社主催の講演会の依頼はありましたが、いつも原発関係はダメですとはっきりお断わりしていました。
C・Wニコルは、26年前より自宅のある長野県黒姫で荒れた森を私財を投じて買い取り、生態系豊かな森へ回復するため人生をかけ尽力してまいりました。
また、今回の大震災でも日本の行末を心配し、自然に抗う復興の仕方ではなく、自然と共存する国のデザインをするよう様々な機関に提言をし続けております。
また、一部誤報のある海外のメディアに対しても、正確な情報を報道するよう働きかけております。
今回の記事が今後のC・Wニコルの活動のみならず、たくさんの関係者に大きな影響を及ぼすことを懸念しております。
C・Wニコルは佐高信氏のお仕事を、いつも尊敬と信頼をもって拝見おりました。
今回の事は残念でたまりません。
松田様には何卒、ご理解を賜れますようお願いを申し上げます。
これからのご活躍を心よりお祈り致しております。
財団法人CWニコル・アファンの森財団
専務理事 森田いづみ
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