日本の脱原発こそ世界への責任
渡辺容子さんのブログ「暗川」から、「柏崎苅羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」が、23日に今回の福島第一点発の事故についての見解を公表していることを知った。以下からダウンロードできる。
http://kk-heisa.com/data/2011-03-23_kkkenkai.pdf
ここでは、東電が廃炉を恐れて海水の注入を遅らせたとの疑惑にも触れられている。こんな非常事態になっても、国民の命より自社の利益ばかりを優先する東電の姿勢は許しがたい。今回の事故について具体的でわかりやすい現状認識と解説がなされているので、是非お読みいただけたらと思う。首都圏などでも、今後の放射能の放出量を監視して、適切な行動をとることが必要のようだ。
以下は先日も紹介したTHE JOURNALの最近の記事だ。地震と津波に弱い原発の9割が日本にあるとのこと。もちろん、地震大国の日本は非常に危険だということは分かっていたが、こうやって数値や図で出されるとさすがにゾッとする。福島第一原子力発電所の事故で世界的に脱原発の声が高まっているが、日本こそ率先して脱原発に取り組まなければ世界中から非難されるだろう。「原発ムラ」という利権構造を崩せるかは、国民の意識にかかっている。
« 放射線の情報隠蔽はいい加減にしてほしい | トップページ | 冷却剤喪失事故発生の可能性を伝えない東電とマスコミ »
「原子力発電」カテゴリの記事
- 大地震に警戒を(2024.01.04)
- 二つの大罪(2023.08.24)
- 汚染水を海に流すという犯罪(2023.08.14)
- 原発事故から10年(2021.03.11)
- 被ばくによる健康被害を「風評」にしてしまう人たちを信じてよいのか(2019.04.19)
« 放射線の情報隠蔽はいい加減にしてほしい | トップページ | 冷却剤喪失事故発生の可能性を伝えない東電とマスコミ »
コメント