銭函海岸の風力発電計画を考える(その11)
以下の案内があったのでお知らせします。
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シンポジウム「風力開発が貴重な自然環境に与える影響」緊急開催のご案内
-石狩・銭函海岸の風力発電計画を考える-
いま、小樽市銭函の浜辺に巨大な風力発電施設の建設が計画されております。建設予定地は石狩海岸として海水浴場や自然観察に札幌市民も多く利用しているところです。
石狩海岸は、「北海道自然環境保全指針」によって「すぐれた自然地域」に選定されている日本でも残り少ない自然の砂浜海岸です。砂浜海岸はとても脆弱な地形です。建設予定地には、砂丘群に海岸植物が生育し、国内でも大変珍しいエゾアカヤマアリのスーパーコロニーが発達し、砂丘後背湿地にはキタホウネンエビの生息地もあります。
風力開発が自然に与える影響について、野鳥調査を通して、長年記録されている武田氏に講演をいただき、あわせて風力開発がやみくもに進められる補助金の仕組みについてもお話していただきます。
石狩海岸を多く利用する札幌市民はもとより広く道民にこの問題に関心を持っていただきたく、下記のとおり緊急にシンポジウムを開催いたします。
多くの方のご参加を期待いたします。
日時:2011年3月21日(月・祝)13:00~17:00
場所:北大学術交流会館小講堂 (札幌市北区北8条西5丁目北大正門を入り左側2棟目)
主催:(社)北海道自然保護協会
共催:NACS-J(財)日本自然保護協会・北海道自然保護連合
なお各団体に協力の要請をしております。
内容:
① 基調講演
「風力発電の理想と現実」 武田恵世(たけだけいせ)氏 三重県伊賀市「青山高原の自然を守る会」代表
講師プロフィール
1957年生まれ。三重県伊賀市で開業の歯科医師。環境省の希少動植物種保存推進員、伊賀市環境保全市民会議レッドデータブック作成委員会委員長などを務める。風力発電による国定公園青山高原のこれ以上の破壊を防ぐために青山高原の自然を守る会を結成し、代表を務めている。日本生態学会、日本鳥学会に所属。
著書:「三重県レッドデータブック」、「伊賀のRDB」、「風力発電の不都合な真実」アットワーク社発行・3月発売予定。
論文:日本列島におけるタカの渡り、越冬期のカモ科鳥類の越冬する池の環境条件など多数。
② 小講演講師と武田氏によるパネルディスカッション
・「“荒地”と呼ばれたフィールドは全国的にも貴重な自然だった-オタネ浜を守る運動から-」 後藤言行氏(銭函風力発電問題連絡協議会代表)
・「銭函海岸にみる風力発電の問題~植生から景観まで」 松島肇氏(北大大学院農学研究院助教)
・「銭函海岸に生息する希少鳥類の保全」 梅木賢俊氏 (日本野鳥の会・小樽支部長)
・「自然環境保全の基本を忘れた北海道の迷走」 佐藤謙氏(北海道自然保護協会会長)
・「自然海岸における風力発電計画の問題とアセス法改正(案)による対象化について」 大野正人氏(日本自然保護協会 保護プロジェクト部部長)
*問合せ・参加申し込みなど:
北海道自然保護協会
℡011-251-5465 fax011-211-8465
eメール nchokkai@polka.ocn.ne.jp
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ベストな選択は?マスコミも含めて議論が少ないのでお願いしたい。
火力、水力、原子力、風力、地熱
環境に負荷が少ないのはどれか?
景観に関しては、人それぞれのセンスがあるので、風車のある風景が良いと思う人もいるが悪いと思う人もいる。
投稿: バーミヤン | 2011/05/28 10:48
太陽光、風力(できれば小規模なもの)、水力(これも小規模なもの)、地熱、バイオマスなどでしょうか。大きな風車は低周波音とか、野鳥の衝突事故、場所によっては自然破壊の懸念があります。水力も、大規模なダムを造れば自然破壊、河川生態系の破壊を伴います。
また、エネルギーはできる限り地域で自給自足するような形にすべきだと思っています。そのためには、一極集中も変えていかなければならないでしょう。
ただ、私は人類が環境に負荷を与えないでこれらのエネルギーを利用していくためには、人口を減らしていくことが必須だと考えています。環境にも許容量というものがあります。人口を維持あるいは増やすのであれば、自然エネルギーだけで現代文明を維持するのは困難だと思います。人類ほど、数を増やして地球環境を破壊している生物はありません。
投稿: 松田まゆみ | 2011/05/29 15:59