頑張っているフリー記者と自由報道協会
このところ記者クラブ問題をめぐって、フリーの記者が頑張っている。そして、とうとう「日本自由報道記者クラブ協会」が発足したという。以下の田中龍作さんの記事を参照いただきたい。
この会のサイトはこちら
設立準備会のメンバーは以下のページに掲載されている。
第一回の記者会見のゲストは小沢一郎氏だ。小沢氏の以下の言葉は重要だ。
「FCCJ(日本海外特派員協会)ではお互いに意見が違っても『あなたはそう考えるのか』と理解してくれる。ところが(日本の記者クラブメディアは)片言隻句を捉えて悪く書きたてるだけ」
日本と海外の記者の姿勢の違いがはっきりと分かる。
そして、笑えたのは記者クラブメディアからの出席者は誰もいなかったということだ。記者会見をオープンにしていても、名前を明らかにしてフリーランス主催の記者会見に出ようとする大手マスコミの記者はひとりもいないらしい。もちろん、ゲストが小沢一郎氏だということもあるのだろう。
マスメディアの記者は恵まれた待遇にあるが、フリーの記者は大変だ。記事を掲載してくれる雑誌メディアなどがどんどん少なくなっているし、出版業界も倒産が相次ぎ低迷を続けているから本を出すのも容易ではない。そうした苦境の中で、権力・大企業と向き合い事実をきちんと掘り起こして伝えているジャーナリストの多くはフリーで頑張っている方たちだ。今やフリーのジャーナリストの方たちがいなければ、この国の真実は見えてこない。国民にとっては貴重な存在だ。
自由報道協会の今後の活躍を期待したい。
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