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2010/12/19

携帯電話の脳腫瘍リスクを報道しないマスコミ

 植田武智氏がMy News Japanと週刊金曜日に、携帯電話と脳腫瘍の関係性を調べた研究結果について記事を書いています。My News Japanの記事は以下。

ケータイ1日20分以上通話で脳腫瘍リスク3倍 税金投入の国内研究結果を隠す総務省

 携帯電話の電磁波が腫瘍の原因になるとしたら、携帯電話を使用している側の耳の腫瘍が多くなります。そこで、腫瘍が発生した側の耳と発生していない側の耳それぞれの携帯電話の使用頻度を比較すると、携帯電話による腫瘍のリスクを計算できます。日本全国の聴神経腫の患者1589人に質問書を送付したところ、1年前に携帯電話のヘビーユーザーだった人の腫瘍発生リスクは2.74倍、5年前にヘビーユーザーだった人の腫瘍発生リスクは3.08倍になったとのこと。

 携帯電話の電磁波による脳腫瘍のリスクについては、すでに以下の記事でも報じています。

恐るべき携帯電話の脅威

 この記事に書いているように、海外では以前から携帯電話の電磁波と脳腫瘍の関係が知られていました。今回は日本の研究でそれが実証されたことになります。しかも、その研究は総務省による電波の安全性調査事業によるものなのです。税金を使った調査で携帯電話の危険性を示す結果が出たのですが、マスコミはこのような事実を報道しようとしません。

 スウェーデンでは携帯電話で通話する際にイヤホン・マイクを使っている人が非常に多いそうですが、北欧では携帯電話のリスクがきちんと国民に知らされていて、個人でしっかりと予防策をとっているということでしょう。

 現代では多くの人が、携帯電話が欠かせないような生活を送っています。仕事などで一日20分以上の通話をしている人も少なくないでしょう。腫瘍発生には潜伏期間がありますので、今後、携帯電話の電磁波による健康被害はどんどん目に見えてくるようになるのではないでしょうか。国をあげて対策に乗り出さなければならない状態なのに、日本ではリスクを国やマスコミが隠ぺいし、携帯電話会社は基地局を増やして電波状態を改善することにやっきになっているようです。基地局周辺での健康被害の問題もありますし、かなり恐ろしい状況ではないでしょうか。

 携帯電話による脳腫瘍のリスクが気になる方は、イヤホン・マイクを使うことをお勧めします。

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