「えりもの森裁判」いよいよ大詰めに
しばらく「えりもの森裁判」の報告をしていませんでしたが、昨日は久しぶりに口頭弁論が開かれました。といっても、この間もほぼ2カ月に一度のペースで非公開での論点整理が行われていました。というのは、4月に裁判長が変わったのです。その引き継ぎのために前の裁判長による論点整理に時間がかかったあと、新しい裁判長のもとでさらに法的な整理が行われていたのです。これらにおよそ一年間が費やされました。提訴してからこの年末で5年になりますが、なかなか長丁場の裁判です。裁判長が変わるのは2度目。
この裁判では「受光伐」との名目で伐採をしたのに、実態は「皆伐」になっていたことや、ナキウサギの生息地が破壊されたことが問題にされています。現地を見れば、「受光伐」などという状態ではなくきれいに「皆伐」されていることとか、ナキウサギの生息地が破壊されたことなど一目瞭然です。新しい裁判長は現地を見ていないので是非とも見てほしかったのですが、残念ながらこの希望はかないませんでした。
今回は、原告側が違法性についてこれまでの主張をまとめた準備書面を提出しました。次回は被告側がこれに対する反論の書面を出すことになっています。
さて、今回、裁判所からは原告と被告の双方に対して、人証申請の準備をするようにとの指示がありました。ということで、年明けからいよいよ証拠調べ、つまり証人尋問に入ります。裁判の中でも証人尋問はクライマックスになります。来年は、是非、多くの方に傍聴にきていただきたいと思います。証人尋問の期日が決まりましたら、このブログでもお知らせいたします。
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