武富士の不可解な会社更生法申請
このところ、どうも忙しくてなかなかブログの更新ができないのですが、ジャーナリストの三宅勝久さんのブログで、こんな記事を見つけましたので紹介しておきます。
11/10阿佐ヶ谷ロフトで武富士イベント、会社更生法申請は「過払いロンダリング(洗濯)」
会社更生法の申請をして事実上倒産した、あの消費者金融の武富士ですが、三宅さんによるとこの倒産劇の裏で不可解な動きがいくつもあるのだそうです。「過払い」の返還をチャラにするための計画倒産ということなのか・・・。
昨今は、サラ金の「過払い」を取り戻すための弁護士やら司法書士の事務所の宣伝がやたらに目につくようになっていましたが、法律家が「過払い」の請求を商売にするようになれば、サラ金業界は大変なことになるのはよく分かります。もっともサラ金並みの悪質法律事務所もあるようなので、これはこれで問題なのですが。
しかし、あの最大手でしたたかな武富士がさっさと会社更生本を申請したというのは、やはり単純な経営悪化ということ以上に、計算したうえでのことなのだろうという気は確かにします。悪質なことやっていた会社というのは、最後まで悪知恵を働かせるものでしょうから。
それにしても、いわゆる「過払い」の分を除いても十分利益は得ていたでしょう。その利益はいったいどこにいっちゃったんでしょうか? 会社の経営破たんで被害にあうのは社会的弱者が多いのですから、悪質会社が倒産したといって単純に喜ぶことにはなりません。「過払い」を請求できなくなってしまった人たちは、ほんとうにお気の毒です。
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