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2010/06/19

サラ金なみの北海道開発局

 My News Japanに北海道開発局の驚くべき実態を告発した記事が掲載されています。

欄干修理代めぐり女性が自殺 遺族が告発する北海道開発局の猛烈取り立て 

 自動車事故で橋の欄干を破損したために、開発局から150万円の修理代を請求された無職の女性が、支払いが困難となり自殺したというのです。厳しい取り立てを苦にして自殺したというのに、開発局は平然と遺族に債務の取り扱いについて確認の手紙を出したというのですから、この感覚自体が理解できませんし、そもそもサラ金なみの取り立てです。無料で読める部分は前半の一部だけですが、それだけでも北海道開発局の異常さがわかります。

 破損しているガードレールや橋など、いたるところにあります。おそらく車をぶつけるなどして破損した人が道路管理者にいちいち届け出ているわけではないでしょうから、その大半は誰が壊したのかわからないのでしょう。そして、壊した人が分からない場合の修理費用は税金から出されているのではないでしょうか。

 北海道開発局といえば、ダムなど無駄としか思えないような大型公共事業に莫大な税金を使ってきたところです。自分たちの事業には億単位の税金を湯水のように使っておきながら、その一方で、収入のほとんどない女性の過失事故でこんな取り立てをするというのはどういうことでしょうか?

 自殺に追い込んでしまった責任など微塵も感じられません。こういう体質が無駄な公共事業の邁進にも通じているのでしょうか。ダムなどの大型公共事業で自然を破壊しても、責任などほとんど感じないのでしょう。

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