札幌合同庁舎に設置された大仰なゲート
昨日の記事に書いたように、15日に久しぶりに環境省の事務所に出かけたのですが、環境省の入っている札幌第1合同庁舎に入ると、目の前に鉄道の改札口のようなゲートが構えていました。以前はこんなゲートはありませんでした。職員はこのゲートを通って中に入っていくのですが、一般の来訪者はゲートの横にある受付で名前と訪問先を書き、番号札をもらってそれを首からかけなければなりません。一般の人が訪問することの多いお役所で、ここまで厳重な警戒をしなければならないのでしょうか? 首から番号札を下げろというわけですが、これも何とも嫌な気分です。
セキュリティ強化ということでしょうけれど、こんなものものしいゲートが本当に必要なのか、首をかしげてしまいます。というか、もし誰かが事件を起こそうとしたなら、来訪者に名前を書かせて番号札を持たせるくらいのことでは何も防げないでしょう。偽名や嘘の用事など、いくらでも書けるでしょうから。で、この設置費用にいくらかかっているのかと思ったら、以下の北方ジャーナルのブログに書かれていました。
なんと、第1合同庁舎のゲートは2961万円とのことです。このゲートは表と裏の入口にそれぞれつけられていますから、二カ所でおよそ3000万円をかけたということなのでしょう。この大仰なセキュリティゲートなるもの、庶民感覚では、税金の無駄遣いとしか思えないのですが・・・。
北方ジャーナルの記事によると、この合同庁舎のゲートのことで取材しようとしたところ撮影禁止だと言われたそうです。私は二重になっている玄関ドアの間の部分から撮影させていただきましたが、何も言われませんでした。だれでも行ける公共の建物が何で撮影禁止なのでしょうか? この感覚にも驚くばかりです。どこもかしこも監視社会になりつつあります。
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