インフルエンザへの対処法
私は「インフルエンザなんて高いお金を払って予防接種を受けるより、感染して免疫力をつけた方がずっといいのに・・・」といつも思っていたのですが、渡辺容子さんのブログでも同じことが取り上げられていました。やっぱり・・・です。
インフルエンザのワクチンについては、11月20日号の週刊金曜日で小児科医の毛利子来さんや医学博士の母里啓子さんが、効果がほとんどないことと副作用の危険性を指摘しています。また、同誌の浜六郎さんによる「マスコミ報道のウソとホント」という記事では、スペイン風邪での死者についてとても興味深い指摘がなされていました。
それによると、スペイン風邪の死亡率の高さにはアスピリンの投与が関係している可能性が高いのだそうです。当事のデータから、アスピリンを使用すると死亡の危険性が8~40倍高まり、アスピリンを服用して死亡した人のうちの85~97%がアスピリンが原因で死亡したと推計されているそうです。てっきりインフルエンザそのもので多くの方が亡くなったと思っていたので、これにはちょっと驚きました。
そういえば、ワクチンを打ったのに新型インフルエンザに感染し、タミフルを服用して死亡した事例がありました。ワクチンは効かなかったということでしょう。死因はどこにあったのでしょうか?
さらに、12月18日号の週刊金曜日の「買ってはいけない」ではインフルエンザ予防グッズが紹介されていました。不織布マスクで実験をした結果、マスクは患者が飛沫を飛散させるのを防ぐには効果的だが、感染を防ぐ効果は低いそうです。また、「うがい」は、水で十分とのこと。しかも、インフルエンザウイルスは喉より鼻の粘膜から高頻度に検出され、喉に付着した場合でも20分ほどで細胞の中に入りこんでしまうといわれているそうです。ですから、家に帰ってからうがいをしてどれだけ効果があるのかは疑問です。手洗いについても、手指から感染することは非常に少ないと考えられるそうです。
これらのことは、私もそうではないかとずっと思っていたのですが、実験データなどをもとに説明されているので、納得です。
人間は病気に対する抵抗力も備えているのです。インフルエンザの場合は感染して免疫をつけるというのが、一番理に適っているのではないでしょうか。
以下は、母里さんの講演会の記事です。
「反戦な家づくり」さんも、いろいろ記事を書いています。
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>スペイン風邪の死亡率の高さにはアスピリンの投与が関係している可能性が高い
かなり重要な指摘。
投稿: はなゆー | 2009/12/24 07:00
はなゆー様
私も、これを知って非常に驚きました。スペイン風邪では、死亡率の高さだけが一人歩きし、恐ろしいというイメージがつくられたのではないでしょうか。インフルエンザそのものより、こちらの方が恐ろしい気がします。
投稿: 松田まゆみ | 2009/12/24 15:15