石狩川源流部で違法伐採か?
11月2日は、日本森林生態系保護ネットワークの主催で、石狩川の源流部で行われた伐採地の調査に出かけました。10月末までは雪がなかったのですが、あいにく直前に雪が降ってしまい、当日も雪がちらつく中での調査になりました。土場の面積を測ったり、集材路の幅を計ったり、伐根を探したり・・・。この雪では、伐根も隠れてしまったのではないかと思ったのですが、雪の中から無印の伐根がいくつも出てきました。盗伐の可能性があります。
現場の石狩川源流部は高原温泉に近い奥山であり、大雪山国立公園の心臓部分。洞爺丸台風では大きな被害を受けているのですが、その被害が回復してきている森林で大量の伐採が行われていました。しかも、伐採のために造られた土場は、許可された大きさよりかなり大きいのです。集材路の幅もかなり広く、森林法違反の疑いがあります。
不思議なのは、山奥につくられた幅8メートルもの作業道。こんな幅の広い作業道は見たこともなければ、必要性もありません。何のために造ったのでしょうか?
ということで、この違法伐採疑惑についてJANJANに記事を投稿しました。詳しくは以下をお読みください。
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