意見募集をめぐるお粗末
十勝川水系河川整備計画(原案)への意見募集の締め切りが19日でしたので、18日の夜に帯広開発建設部のホームページから意見を送信することにしました。このページには「意見書に記入の後、送信ボタンを押すと、自動的に記入内容からメールが作成されますので、記載内容を確認して、そのままお使いのメールソフトにて送信してください」と書かれています。しかし、必要事項を記入して送信ボタンをクリックしても、記載内容の確認の画面になりません。うまく送信できないようなので、そのページに記載されているメールアドレス宛にメールで意見を送信しました。
締切日である19日の夕方に意見募集のページを開くと、18日までに寄せられた意見がPDFファイルで掲載されていましたが、私が送信した意見は掲載されていません。うまく届いていないのかと思って電話で問い合わせると「松田さんの意見は、一部が文字化けしていた。また電話番号が書かれていなかった」とのことでした。一部が読めなかったのであれば、すぐにメールで再送の依頼があってしかるべきですが、不思議なことに締切日の夕方になってもそのようなメールは届きませんでした。
そして「あとでこちらからメールを送るので、そのメールの返信に意見書を添付してください」と言われました。5時まで待ったのにメールが届かないので、意見募集用のメールアドレスに意見書を添付して送信し、届いたら知らせてほしいと付け加えておきました。その直後に広報係からメールが届いたので、念のためそのメールにも返信して意見書を添付しました。ところが、どういうわけか広報係りへの返信メールは配信されなかったとのお知らせがMail Delivery Systemより届いたのです。
こんな状態なので、ほんとうに意見書が届いているのかどうか心配になり、20日の朝に広報係の方に電話をしました。ところがいつまで待っても広報係りに繋がらずオルゴールが鳴っています。そのまま10分ほども待たされたでしょうか、携帯電話の方に電話があり、ようやく意見書が届いているとの確認がとれました。また、19日までに届いた意見を21日までにホームページに掲載するとのことでした。ついでに公聴会に出られるかどうかの確認も(公聴会に出られるからこそ、口述希望としたのですが・・・)。
うまく送信できない意見募集ページ、文字化けして読めない部分があっても再送の依頼もしない担当者、配信されない返信メール、繋がらない電話・・・。何ともお粗末なことだらけです。もし、こちらから問い合わせていなければ、不備があったという理由でボツにでもされたのでしょうか? 帯広開発建設部にとっては不都合な意見書なのでしょうけれど、こんな対応には呆れ果てました。
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