経済成長とは何か?
鳩山首相が温室効果ガスの排出量を2020年までに25パーセント削減することを表明し、高い評価と期待が寄せられていますが、それと同時に産業界の反発が大きくなっているようです。経済成長が妨げられると・・・。しかし、経済成長など永久に続けられるものではありません。経済成長の先にはいったい何があるのでしょうか?
Chikirinさんのブログを覗いたら、こんな記事がありました。香港とマカオのビル街の写真、なかなかすごい光景です。
経済成長、経済成長・・・のあげく緑が消えて冷たいコンクリートのそそり立つ街になり・・・。利潤の追求で金の亡者になった人々は金融に投資し、やがてバブルが崩壊し・・・。そういう現実を目の当たりにしながらもなお経済成長を唱える人たちは、いったい何を求めているのでしょうか? こういう街であくせく働く人たちは、ほんとうに幸せなのでしょうか?
小学生のころ、未来の街の絵を描かされたことがあります。多くの子どもは高層ビルが立ち並ぶ灰色の街を描きました。でも、それが現実となった今、追い求めた経済成長や灰色のビル街が決して人の心を幸せにするものではないことを誰もが実感していることでしょう。今、人類に求められているのは持続可能な循環型社会であり、破壊された自然を少しでもとり戻すことです。
それでも「経済成長」を唱えて温室効果ガスの削減に反発する人は、果てしなく利権にしがみつきたい金の亡者でしかないのでしょう。
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