開発局はいらない!
十勝自然保護協会は、北海道開発局帯広開発建設部の治水事業や河畔林伐採(これも治水目的とのこと)に対して質問書を送付してやりとりしていましたが、開発局は肝心なことについては答えようとしません。十勝川が蛇行している相生中島地区での水路掘削工事に関して、工事が必要だとする根拠やショートカットによる効果について具体的な数値を聞いたのですが、これに関しては無視を貫いているのです。
これではお話しになりませんから、直接会って説明をしてもらうべく面談を申し入れたのですが、その申入れについても一方的に「面談の必要性は伺えないと考えます」として拒否してきました(以下参照)。
何も答えずに面談も拒否しておきながら「ご理解のほどよろしくお願いします」とは、何と厚顔無恥なことでしょうか。本質を突かれた追求をされるのはよほど都合が悪いということなのでしょう。開発局は、自分たちの事業の妥当性について説明できないということのようです。開発局の「市民参加」などというのは、まやかしでしかないことがはっきりしました。
必要だとする根拠も示せない大規模工事で重機がうなりをあげるのは、税金の無駄遣いであり環境破壊。工事では二酸化炭素を排出するのですから最悪です。しかも談合やヤミ専従問題にまみれた開発局とは何なのでしょうか。国交相から見放されるのも頷けます。こんな開発局は即刻解体すべきでしょう。
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大賛成です。
投稿: 斎藤和範 | 2009/08/15 10:37
自然保護団体に対する開発局の対応は、本当に酷いとしかいいようがありません。緑資源機構同様、さっさと解散してほしいものです。
投稿: 松田まゆみ | 2009/08/15 16:57