昆布干し場の疑問
北海道の地名はアイヌ語に由来することが多いのですが、釧路の東にある昆布森はそうではありません。読んで字のごとくで、昆布の産地なのです。確かに上から海を見渡すと、海の中に昆布の森がゆらめいて見えます。
昆布の産地では、収穫した昆布を干すために砂利を敷きつめた昆布干し場があります(写真)。この昆布干し場を見ていつも不思議に思うのは、雑草がまったくといっていいくらい生えていないことです。いくら砂利を敷いて管理しているといっても、一年中昆布を干しているわけではありませんから、そのままにしていたら雑草が生えてくるはずです。昆布森に限ったことではなく、襟裳などの昆布産地の昆布干し場も同様です。
昆布森の一帯は平地がなく、海岸は切り立った崖になっているので、場所によっては山肌に段々畑のように昆布干し場が造られています。収穫期にはかなりの昆布が採れるのでしょう。あまり使われていないと思われる昆布干し場では、雑草が生えているところもあるので、放置したらやはり雑草は生えるのです。
雑草が生えるたびに手作業で除去しているのならいいのですが、どうなのでしょうか? 除草剤を使用しているのではないかと思えて仕方ないのですが、除草剤を撒いたところに昆布を干しているのならちょっと問題でしょう。どなたかご存知の方がいたら、教えていただきたいと思います。
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