真実はどこに?
先に書いた「法律詐欺に近いかも?」という記事に、春子さんという方から以下のようなコメントがありました。
松田まゆみ様
私は文芸社の社員の妻です。松田様がお疑いのように、文芸社は柴田晴廣さんと共謀して松田さんを罠にかけていたのです。私は主人の口からはっきりそのことを聞きました。私は複雑な思いです。著者の方々にはもうしわけないと思っています。しかし主人の勤めている会社がつぶれてしまっては私も困ります。ですから懺悔のつもりで、せめて事実だけは言っておきます。
私にはこのコメントが真実であるかどうかを確かめる術はありません。でも、このコメントを書かれた方は以下のうちのいずれかになります。
1 文芸社の社員の妻
2 文芸社の社員または関係者
3 文芸社とは関係のない方
あくまでも憶測ですが、私には1または2ではないかと思われます。1であってコメントの内容が真実であり、著者の方々に申し訳ないという気持ちをお持ちなら、ぜひとも尾崎氏の疑惑についても真実を語っていただきたいと思って以下のコメントを書きました。
春子様
それでは、尾崎浩一氏のことはどうなのでしょうか? 柴田氏のことを知っているのであれば、尾崎氏の疑惑についても当然ご存知ですよね? 著者の方に申し訳ないという気持ちをお持ちでしたら、ぜひ真実を聞かせていただきたいと思います。
なぜなら、新風舎の倒産によって大変な苦しみを味わった方たちがたくさんいるからです。著者の方だけではなく、下請けの印刷会社やデザイナー、DTPオペレーター、新風舎社員など多くの方たちが被害を受けました。ほんとうに申し訳ないという気持ちがあるのなら、柴田氏と共謀して私を陥れようとしたということ以上に、多くの被害者を出してしまった新風舎倒産にまつわる疑惑こそ語ってほしいと思うのです。
もし、2でありコメントの内容が真実なら、文芸社は柴田氏を見捨てたといえるでしょう。柴田氏を切り捨て、会社がつぶれるような発言をしないでほしいと私に訴えているようにも感じられます。ならば、尾崎氏のことはどうなのでしょう? 尾崎氏のことは沈黙するのなら、尾崎氏は切り捨てることができないのではないのかとも感じてしまうのです。
私は柴田晴廣氏のことをはじめは信用しました。しかし、結果的にそれは文芸社にとっても柴田氏にとっても利益を与えるどころかマイナスに働いたはずです。なぜなら、柴田氏の不自然かつ不可解な発言によって私は彼にしだいに疑惑を持つようになり、公にするつもりではなかったことまで公にしたのです。もし文芸社が柴田氏と共謀して私を陥れようとしたのであれば、まさにその企みは失敗したといえるでしょう。こんなことを続けていたなら、会社にとってもマイナスでしかないはずです。
以前にも書きましたが、私は文芸社とて倒産するようなことは望んでいません。新風舎と同様に多くの被害者が出てしまうからであり、倒産は負しか生み出さないのです。誰かさんのように、被害者に裁判をけしかけてマスコミで大々的に報道させるつもりもありません。だからといって、人を騙すような反社会的なことを続けていていいはずがありませんし、被害者が泣き寝入りすることもよしとしません。
文芸社は血液型の本で十分儲けていてテレビコマーシャルをしたり、テレビドラマに出資できるほど潤っているのです。ならば、せめて不当な請求をされたと思っている著者に対し、水増し分だけでも返還すべきでなないでしょうか。そんな気持ちで「法律詐欺に近いかも?」という記事を書いたのです。
騙された人は提訴したり公共の利益のために事実を公表する権利があるのです。騙され怒った人たちがどのような心理状態になるかは想像に難くありません。碧天舎の被害者の方たちを見ればそれがよくわかります。人を騙すような商法を続けていたなら、著者の怒りが爆発してもおかしくはないのです。
会社の信用に傷がつかないようにするためにはどうすればいいのか? 著者の怒りを買わないためにはどうしたらいいのか? 倒産しないようにするにはどうしたらいいのか? 文芸社だけではなく、同様の商法を行っている出版社はそのことをもう一度考えてほしいと思います。
*この記事へのコメント 「com090125.doc」をダウンロード
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