コンビニの深夜営業は不要
昨日のNHKクローズアップ現代は、コンビニの深夜営業についてでした。
コンビニの深夜営業は、二酸化炭素の排出面から考えると環境への負荷が大きいという批判があります。私としてはそれ以上に、深夜に商売をしなければならない理由がわからないですねえ。
私は近くにコンビニのない僻地に住んでいますが、それで不便なことは全くといっていいくらいありません。普通の生活をしている限り、夜中に買い物をしなければならないということはないのです。夜に店が閉まっていたなら、だれだって閉まる前に買い物をしておくはずです。24時間営業をうたい文句にしている店があり、人々がそれに慣れてしまったからこそ利用する人がいるのではないでしょうか。
今はコンビニだけではなく、普通のスーパーも閉店時間が遅くなっています。生協の店舗でも11時まで開店しているところがありますし、札幌などでは深夜に営業しているスーパーもあります。夜型人間が増えてきたという背景があるかもしれませんが、それ以上にコンビニに対抗してスーパーマーケットまで営業時間を引き延ばすようになったとしか思えません。終バスもなくなり、多くの人が就寝するような時間まで店を営業しているなどというのは、異常としか思えません。人は夜行性動物ではないのです。
番組でも触れられていましたが、夜間はお客さんが少ないので収支がマイナスになってしまっているのが現状でしょう。ところが加盟店は勝手に深夜営業をやめることができない契約になっているのです。また、以下に記事にあるように、コンビニには問題点が山積しています。
NHKは深夜営業のことだけではなく、このような深い問題にまで言及してほしいですね。
それにもう一言、深夜のテレビ放送も不要です。コンビニの深夜営業が環境に負荷を与えるというのであれば、NHKも深夜放送をやめるべきです。昼に活動して夜に寝る、これこそ環境への負荷が小さく、文化的で健全な生活ではないでしょうか。
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