カラスとの知恵比べ
1ヵ月ほど前のことなのですが、生協の配達時間に留守にしたために、商品を玄関前に置いていってもらいました。商品は発泡スチロールの箱とプラスチックのコンテナに入れてありますし、配達の方も注意してくださっているのです。
何に注意するかっていうと、カラスです。とにかくカラスは目ざとくて、食べられそうなものがあればすぐに近寄ってきますから。北海道は本当にカラスが多いんです。
ところが… やられちゃいました! コンテナの近くには破れた食パンとバターロールの袋が…。そしてバターロールが半分だけ転がっていたんです。配達されてからほんの一時間ほどの間にです。
コンテナの持ち手の隙間から嘴を突っ込んでパンを盗んだのです。でも、あの小さな隙間から食パン一斤分とバターロール6個を引っ張り出すとは、なんて器用なんでしょうか(感心していてはいけないのですが!)。人間だってそんな簡単にできるもんじゃありません。
それに、いくら大食漢のカラスだって、一度にそれだけのパンを食べられるとは思えません。一羽だけではなく何羽もいたのか、あるいはどっかに持っていって隠したのか?
私の家の周辺にいるカラスはほとんどハシブトガラスなのですが、これがとても頭がいいんですね。ゴミを出すときも、カラスにやられないようにいつも気をつかいます。
外にゴミを出すとき、どこかで「カァー」と鳴き声がしたときは要注意。木のてっぺんなんかでちゃんと見ているんです。鳴声で仲間に合図でもしているのでしょうか。コンテナに入れたり、網をかぶせたりいろいろ対策はするのですが、それでもちょっとした隙をついて散らかされることがあります。たかがカラスといってあなどれません。コンテナの持ち手の部分は要注意。本当に、ゴミ出しはカラスとの知恵比べなんです。
カラスといえば、札幌では鳥ポックス症というウイルス感染症が流行っているそうです。
ゴミ置き場などでのカラス同士の接触によって、感染が拡大するようです。札幌のゴミ置き場はカラスのたまり場になっていますからね。流行は今のところ都市部が中心のようですが、今後は広がるかもしれません。スズメの大量死を思い出してしまいました。
人間が野鳥たちに影響を及ぼさないよう注意しなければいけないのですが、頭のいい鳥だけあって対策も大変だと思います。
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