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2008/08/03

ヤンバル問題ふたたび

 以前にも「沖縄の凄まじい森林伐採」や「破壊されるヤンバルの生態系」で紹介しましたが、沖縄のヤンバルの森の破壊は非常に深刻な状況のようです。最近も知人が現場に行ってきたのですが、伐採によってノグチゲラの生息地が破壊されたり、赤土が海に流れ出てサンゴが死滅しているとか。しかも伐採されたイタジイなどの木は、何とチップになってしまうそうです。

 林道といえば、ふつうは砂利道です。でも沖縄では林道が舗装されているそうです。舗装しなければどんどん赤土が海に流れだしてしまうというのです。北海道でも林道や作業道からの土砂の流出はひどいのですが、舗装されているのは例の「大規模林道」くらい。土砂の流出防止のために林道を舗装しなければならないというのも凄いはなしですね。

 昨日のインターネット新聞JanJanに記事が掲載されていました。とにかく現場の写真を見てください。天然林がバッサリと皆伐されているのです。

沖縄県議会経済労働委員会が、やんばるの林道・伐採現場を視察 

 このヤンバルの森でも、裁判が行われています。ヤンバルの森については以下のサイトをどうぞ。

やんばるの森を破壊から救おう! 

 温暖化防止のために植樹、植樹としきりに言われますが、その一方で多様性の豊かな天然林がこんな状況に置かれていることを、きちんと見つめて行動していかなければならないと思います。

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