場違いな植物販売
先日の記事にも書いたように、イソコモリグモの調査のためにサロマ湖の東側の砂州にあるワッカ原生花園に行ってきました。原生花園といっても観光馬車があって舗装した道がつけられており、すっかり観光地化されていたのにはちょっとがっかりでした。ちょうどセンダイハギの黄色い花が盛り。
その入口にあるのがネイチャーセンター。といっても自然についての展示はごく一部で、売店が主体の施設です。これにもちょっとがっかり。
そのネイチャーセンターの入口で、なんと「高山植物」と書かれて花の苗が売られていたのにはびっくりしてしまいました。その苗をよくよく見ると、外来の園芸種のようでした。
どうして海岸の原生花園でこのような苗を売らなければならないのでしょうか? あまりにも場違いではないでしょうか? 時折、山の麓などで高山植物を売っていることがあり、あれにはいつも嫌悪感を抱いてしまうのですが、それと同じようなものです。
原生花園というのは園芸植物を集めた植物園ではないのです。自然を楽しみにくる場所での園芸種の販売はつつしんでもらいたいものです。
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