「仕組まれてた?」の疑惑
昨日の日刊「サイゾー」に、「仕組まれてた? 倒産した新風舎を“買った”文芸社の真の狙い」という記事が掲載されていました。
内容は、文芸社への譲渡額が4000万とも言われているが、他社が固辞するなかでなぜ文芸社が引き継いだのかということ。新風舎の破綻は、文芸社サイドの人間が被害者に訴訟を起こさせたことが引き金になったと証言している新風舎関係者の発言を取り上げています。また、藤原新也さんのブログでの発言も引用しています。つまり譲渡劇の陰には、ライバルの文芸社が関っていて、仕組まれた譲渡だったのではないかという疑惑です。
さらに、それについてちゃんと証拠の録音テープを取っていた方がいたようですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/whistlemotohn/17144828.html
上述の疑惑なら、私もずっと前から書いていました。例えばJANJANでは約1年前から。
文芸社・新風舎の盛衰と自費出版(17)「新風舎商法を考える会」への疑問
文芸社・新風舎の盛衰と自費出版(18)新風舎の提訴と共同出版問題
文芸社・新風舎の盛衰と自費出版(22)ガイドラインの社会的責任
自分のブログでは
だから新風舎の訴訟や共同出版のことを調べて私の記事にたどり着いた人なら、「仕組まれてた?」という疑惑に当然のことながら思い当たったはずです。それに、そのことを知っていたマスコミ関係者だっていたはずです。
「サイゾー」がいつこの情報を入手したのかわかりませんが、もうちょっと早く出せなかったのでしょうか? 事業譲渡が決定される前に報道していれば、状況は少し違ったかもしれません。ううん…そうでもないかな? どうせ新聞やテレビなどのマスコミは報道しないでしょうからね。
それにしても、この「サイゾー」の記事でも相変わらず共同出版商法の本質的問題点には触れられていませんねえ。「『自費出版ビジネスはヤバい』という印象を一般に広く知らしめた」とは書かれていますけれど。どう「ヤバい」んでしょうか?
あっ、それから今日のJANJANに記事が掲載されました。サイゾーの記事が掲載される前に投稿したので、書いたときには譲渡額については知りませんでした。4000万ねえ…。
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