非常識が常識の自衛隊
北海道の航空自衛隊に勤務する女性自衛官が、深夜に上司から呼び出されて暴行され、強姦されそうになったとして国家賠償請求訴訟を起こしています。2月7日は、5回目の口頭弁論とその報告会があり、以前からこの裁判に関心を持っていた私は、それらに参加しました。
この裁判によって、外部の者にはほとんどわからない自衛隊の実態が明らかになってきているのですが、それが何ともまあ・・・すごいのです。
夜勤中に山にクワガタやカブトムシを採りにいって、インターネットでそれを売って稼ぐ人がいるとか、夜勤中の私的な行動や飲酒は日常茶飯事とか。
さらに、提訴した原告女性に対する執拗な嫌がらせと退職勧告。原告の意見陳述ではそんな自衛隊の内情が赤裸々に語られました。
このまま憲法が変えられて自衛隊が軍隊となったならどうなるのか? 軍隊内部の事件は軍事法廷で裁かれることになり、一般の人には公開されなくなるのです。軍隊の中で今回のような事件があっても一般市民は知ることはできません。
この裁判では、「女性自衛官の人権裁判を支援する会」が頑張っています。東京までこの問題を訴えに行く支援する会の女性パワーには圧倒されました。
多くの人に注目してもらいたい裁判です。JANJANにも記事を投稿したので、お読みいただけたらと思います。
女性自衛官の人権裁判を支援する会では、署名も集めています。こちらもご支援よろしくお願いします。
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