裁判を傍聴しませんか?
私はかつて東京にいたころ、ある刑事事件の裁判の傍聴に何回か行ったことがあります。この傍聴は私的なものではなく、仕事だったのですが・・・。その頃の裁判所はメモも禁止されていて、その閉鎖性に驚いたものです。
この裁判の関係では井田恵子弁護士(故人)にいろいろお世話になったのですが、その後この井田弁護士が日弁連の事務総長になられたことを知ったときには「そんな偉い先生だったんだ!」とびっくり。猫好きでとても気さくな弁護士さんでしたので、訃報を聞いたときには信じられない思いでした。
その後は裁判とは縁がなかったのですが、大雪山国立公園に計画された「士幌高原道路」の建設をめぐって提訴された「ナキウサギ裁判」では、「支援する会」に入って応援していました。この裁判では原告にはなっていなかったのですが、証人尋問のときには札幌まで傍聴に行きました。
そして、いま関っているのが「えりもの森裁判」です。北海道日高地方の「えりも」の道有林が皆伐されたことで、住民3人が日高支庁長を相手に闘っています。ひょんなことから、私も3人の原告のうちの1人に・・・。
近年では、法廷で映像を見せることができるようになりました。裁判所も変わったものです。そこで「えりもの森裁判」の第一回口頭弁論のときには、私がパワーポイントを使って意見陳述をすることになってしまったのです。
その後も、原告はこのパワーポイントによる意見陳述を活用しています。「支障になっていない支障木」などは口で説明するのは難しいのですが、映像にして視覚に訴えれば一目瞭然。
前回の口頭弁論では、時間が迫ってきているのにパソコンの操作がうまくいかず、映像がすぐに映し出せなくて原告席でハラハラしていたのですが、何とか無事に・・・。
次回の口頭弁論でも、パワーポイントをつかって自然についての意見陳述をする予定です。関心のある方は、ぜひ傍聴にいらしてください。
期日:2月8日(金)13時15分から
場所:札幌地方裁判所8階3号法廷
以下のNJPのサイトにも紹介されています
http://www.news-pj.net/npj/2007/erimonomori-20071113.html
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